レジリエンス-強い悲しみからの回復のために
3.11は私たちにとって、特に東北の被災された地域の方々にとって、本当に思い出すだけで涙が出てしまうほど辛い日です。東北大震災での死者・行方不明者数は、2万人以上
在宅勤務の今日、テレビを付けてしまい、恐ろしい映像を再び観て、震えるわ、涙出るわで…やはりこの震災の映像は怖くて仕方がありません
あれから10年という月日が経った今、また別のコロナ/ COVID-19という目に見えない敵に世界中の人が怯えながら暮らしています。世界で1億人以上の人が感染し、既に2百万人以上の方が亡くなっています
ある日突然、大切な人と一生逢えなくなる
天災や感染症による死別でなくても、日常の色々な人間関係のなかで、大切に想っていた人とある日突然逢えなくなってしまうことがあります
納得できないまま、伝えたいことも伝えられないまま
想像できないほどの喪失感や悲しみで
それは涙すら出てこないほどのショック
人は、本当に悲しすぎるとき、涙なんて出てこないんですね…
それでも生きていかないとならなくて
明日という日はやってきてしまって
抜け殻のような状態で毎日を過ごすことになります…
落ち込んでいる時、その日の嬉しかったことを書く
Facebook COOのシェリル・サンドバーグさんが書かれた「Option B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び」という本で、旦那様を亡くされた彼女が悲しみのどん底から、どうやって回復力を鍛えていったかが書かれています
ブックカフェで斜め読みしただけだったので、改めて今日これ↓をポチりました
(*これKindleですが、単行本もあります。これしか埋め込めなかった💦)
シェリルさんは、旦那様を亡くされてずっと落ち込んで過ごされいたのですが、その後取った行動の一つに、毎日、嬉しかったことを3つ書くという行動がありました
ウェルビーイングの過去記事のどこかに私も書いていますが、1日の終わりに感謝したいこと、嬉しかったことを書く習慣を続けることで幸せ度が上がっていくのです
落ち込んでいる時に、そんなこと何も書けない
今日だって悲しみのどん底にいて、嬉しいことなんで何もない
って、思っても無理矢理に探して書いてみるのです
どんな小さなことでもいい。気づいていないだけかもしれない、誰にでもある小さな喜びを探して
悲しみから回復するために、まず受け止める
私たち人間には回復力が備わっています
どん底の悲しみから這い上がるために、まず、私はその事実を受け止めます
どんなに伝えたいことがあっても
相手はもういません、居たとしても聴く耳を持っていません
その事実を現状として受け止めれないと、回復に向かえないから
まずは受け止めて
どんなに辛くても、そこから新しい明日に向かっていくしかない
“Resilience is accepting your new reality, even if it’s less good than the one you had before. You can fight it, you can do nothing but scream about what you’ve lost, or you can accept that and try to put together something that’s good.” –by Elizabeth Edwards
アメリカの弁護士で作家のエリザベス・エドワーズさんの名言です
現実を受け止めて、悲しくても
今までの色鮮やかな日々と比べてどんよりでも、いったん受け止めて
戦うって決めたり、原因になった相手を責めたり
気が狂ったように悲しいと叫び続けることも出来るけど
シェリルさんがやったみたいに、小さな嬉しかったことをかき集めてくっつけて、小さな幸せを少しでも感じて、徐々に回復していくしかないのです
今日という日に想ふ
東北大震災の映像を観ながら、
テレビの中の知らない方の苦しいまでの悲しみに感情移入して
自分に最近起きた悲しい出来事とも重ねながら
でも、私は自分の回復力を信じる
今、辛いみなさん、
小さな嬉しいこと、楽しいことをいっぱいかき集めて
かき集めた新しい出来事で
毎日を埋め尽くしていきましょう
前に進むために、
まず現実を受け止めて、身近にある幸せをかき集めて
回復していきましょうね