大きくあいた穴を埋めることができるのは、わたし自身だけ。
振り返ればこれまで
足りない大きな何かを満たそうとして
自分でも気づかないうちに
『誰か(人)』や『どこか(場所)』
そして『何か(物)』に救いを求めていた。
この人と一緒にいれば、わたしらしくいられる。
この場所に行けば、わたしらしくいられる。
これを学べば、わたしらしくなれる。
この人に求めてもらって、とてもうれしい。
この場所で必要とされて、とてもうれしい。
そうやって、この数年間
ご縁に導かれるように日本の色々な場所に引っ越し、根を下ろそうとした。
でも、できなかった。
どうにも上手くいかない現実となり
わたしの目の前に立ち塞がることばかりが起きる。
そして全面的に 外側(相手)のせいにして
そこから立ち去ってきたのだ。
小さな頃から ぽっかりと開いている
とてもとても大きな穴は
誰かや、何かでは補えない。
誰かや、何かに満たしてもらおうとしていた自分に気づいたとき
そんなことをしていた自分に、
そしてやっぱり誰もいないんだということに、
絶望。
を感じた。
わたしには、わたししかいない。
頭では わかっていたことだけれど
わたし自身が本当に理解した瞬間だった。
これからもっともっと自分と繫がり
自分の想いをひとつひとつ聞いていくことで
わたしがわたしを満たしてゆく。
どこにいても
誰といても
変わらない やっていること、やりたいことは
季節の手しごと。
和歌山県の南高梅で梅干しを漬けています。
まんまるの梅。
にこにこしている。