【薬膳のキホン⑥ 五味~酸】
【薬膳のキホン③ 五行】で
味覚(五味)は、五行の「木火土金水」に対応すると書きました。
「木」に対応する味覚は「酸」です。
「木」に対応する身体の部位を挙げると
「肝」「胆」「目」「筋」「爪」などがあります。
「酸」は「肝」に影響する、というように考えます。
酸味はほどほどであれば、良い影響を与えてその機能を高めます。
しかし摂りすぎは禁物です。
過ぎれば悪影響となり、害となるのです。
酸っぱいものを食べたときをイメージしてください。
「すっぱ~い!」と
口をすぼめたり目をギュッとつぶったりしますね。
体内でも同様に「収斂作用(引き締めるはたらき)」をもつといわれます。
尿漏れ、だらだら汗、下痢といった症状によいとされるのです。
一方で、酸味は、体内の水分を生み出す作用もあるとされます。
たとえば梅干しを見ると唾液が出ますよね?
そんな風に味覚にもそれぞれ特徴があると考えるのが、薬膳のキホンのひとつなのです。
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