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多摩デザイン大学「UXデザイン」 久松 慎一さん

昨年通った多摩美術大学が、期間限定「多摩デザイン大学 / Tama Design University」を開校しているので、受講しています。

この問いを頭に置きつつ、学んでいこうと思います。

「我々は新しい世界をどうデザインできるのか?」

我々は今、環境をはじめとした様々な課題や、テクノロジーによる急減な変化と向き合っています。その状況の中でどうデザインするかの前に、何をデザインしていくべきなのかを問い直していくことが重要ではと考えました。

▼講義詳細
多摩美術大学が、誰もが参加できる“デザインの大学”を期間限定開校。50の新たなデザイン領域を知る、講義プログラム公開
東京ミッドタウン・デザインハブ第94回企画展「Tama Design University」12月1日(水)〜12月26日(日) 会期中は講義プログラムを毎日開催。聴講無料。

▼講義一覧HP

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■テーマ
UXデザイン「体験のデザインとは。体験からのデザインとは?」

まず、DXとUXの定義から。

DX
Microsoft ExcelをGoogle SpreadSheetに置き換えること
ではなく、もっと大きい概念

デジタルテクノロジーをベースに(現在の小手先の改良ではなく)
会社をひっくり返して進化するのがDX

この例として、Alibabaの芝麻信用(sesame credit)のお話。個人の信用スコアを可視化、スコアリングし、受けられる公共サービスまで変わってくるもので、中国人の質を上げたと言われています。

個人的には、こんなにデータ化されて自分を格付けされるなんて嫌ですけどね・・

▼参考記事

UXに関しては、

UX 
おもてなし、接遇
ではない
デモグラフィックではなくコンテクスト
Ex)30代の女性でなにをやっていて・・・

例としてNIKEが2019年にNike Run Club,Training Clubなどのアプリを出した話。たしかにわたしもランニングしていたとき、このアプリダウンロードして、走っているときにGPSオンにしていました。

無料で使えるけれども、、使っていくうちに忠誠度が高まったり、今後有料プランなどにいったり、データを集める事でいろんなサービスが今後展開される可能性があると。

要は、

売って終わりから売って始まりへ
点から線へ
常にユーザーがどんな体験をしていけば楽しいのか

上記を考える事がUXですと。

ほかネットスーパーごとのリコメンドの違い(あるスーパーはじゃがいもを選んだときに似たような種類のじゃがいもをリコメンドするが、ほかのスーパーはほかの食材も一緒に買いませんか、とリコメンドする)も挙げられていました。

そうすると、今度は下記のような課題が出てきます。

UX Design/development
・デザインが終わらないと開発ができない
・リリースしてからでないとUXテストができない
・正しくないデザインを元に開発がすすんでしまう
・実現不可能なデザインをしてしまう
・デザインを誤った解釈して開発が進んでしまう

そのときには、無駄のないUXのためにLean UX(アジャイルなチームで開発する)、UX nudge (控えめな合図や注意を使って、選択などの行動の傾向を設計する)、AI for UX(ユーザーの寄付体験を軽くするために、選択肢に$100をデフォルトでいれておく※適宜$50や$150などに変更可能)

などが手法としてありますよ、というお話でした。

まとめ
DX:新しいユーザとの関係性を構築する
ユーザと向き合うにはUXの設計が必要

優れたUXを実現するためには頭脳(AI)と顔(UI)が必要

AIを構築するためにはアルゴリズムとデータが必要
データは大きく2つ
 ①世界を理解するための学習データと
 ②「あなた」を理解するためのユーザデータ

アルゴリズムを間違えると意味を失う(どころか逆方向に走る)

表情筋は柔らかく→クイックローンチ・クイックサーベイ
(あえて区別するならば)エンジニアはデザイナーの親友である


■所感
UXについてはユーザー体験をどう設計するか、という文脈で考えていましたが、売って始まりという言葉がしっくりきました。売り切りビジネスではなくて、売ってからが関係構築のはじまりですよ。と。

ネット社会になればなるほど、顧客との継続的な接点、満足度が大事になってくるなと思いました。

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話は変わりますが、最近来年2022年用の手帳を買いにロフトに行ったのですが、毎年どんどん好みの手帳や文房具が増えて来ていて、とても楽しいです。手帳を買うのに数時間悩んでしまいました。

これは、ロフトのUX(ラインナップの豊富さ、見やすさ、家からのアクセスのしやすさ、店舗の広さ)が優れているからであって、毎年必ず年末にロフトに向かってしまいます。

この文脈で使い方あっているかしら?(UIではないですよね?)

では、おやすみなさい~✨

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Miki
最後までお読みいただき、ありがとうございます!スキ💛コメント、とても嬉しいです💛