子ども・家族・自分にイライラして責める理由と対処へのカギ【発達特性】【価値観】【感情】
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突然ですが皆さんは、自分のお子さんを他のお子さんと比べて落ち込むことはありませんか?また、うまく子育てできなくて、自分を責めたり、子どもに当たったり、パートナーを責めてしまうことはありませんか?お子さんだけでなく、ご自身でも、生きづらいなぁ、うまくいかないなぁと感じた経験はありませんか?
私は、2歳差のASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)の男の子を2人育てていますが、彼らが小さいときは「どうして他の子と同じようにできないの?」「なんでこんな行動するの?」「トイトレも進まない」「言葉も話してくれない」「何度言っても言うこと聞かない」「危ないことばかりする」とイライラして怒ることがとても多かったです。
また、自分自身が若いときは女子グループに所属するより一人で行動する方が好きだったので、グループで誰かの噂話や悪口を聞くのが苦痛で距離をとることもありました。完璧主義な故にうまく立ち回れない自分に対して、必要以上に自分を責めてしまい、しんどくなった時期もあります。
なぜこのように「子育てにおいても、家族に対しても、自分に対してもイライラして落ち込むのか」ですが、その原因は「自分自身や子どもや家族のことを知らないから」生じる現象となります。
では「①自分自身や、子どもや、家族の”何を”知らなければならないのか」「②その具体的な内容」について説明します。
まずは、
➀自分自身や、子どもや、家族の”何を”知らなければならないのか
です。これは、自分自身や子どもや家族の「❶発達特性」「❷価値観」「❸感情」を知ることが大切なんですね。
自分や子どもや家族はどんな発達特性の傾向があるのか、どんな考えを大切にしていて、どんな感情をいだいているのか。それらは普段目に見えないので、意識して見なければ気づくことはできません。
日常生活の忙しさ(仕事や家事、育児、そのほか様々な活動などされていてとても忙しく朝から晩まで過ごされていると思いますが)に押されて、見えにくい「発達特性」や「価値観」や「感情」は意識することなく、そのまま流れて行ってしまうことがとても多いです。
それらを意識して見る、そして言語化し、「見える化」する必要性があります。
②具体的な内容
次に、「②具体的な内容」についてご説明します。先ほどご紹介した「❶発達特性」「❷価値観」「❸感情」について具体的に見ていきましょう。
❶発達特性
に関しては、調べると色々でてきますが、自分や家族がどのような傾向があるのかを知ることは無駄なイライラを減らせます。
例えば、迷子になりやすい子どもは、色々なものに目がいき、危険よりも興味を優先して衝動的に動いてしまうという行動があります。そのような傾向にある子に対しては、ハーネスを利用するなどの工夫をすることができます。
または、友達や家族に対して手が先に出てしまう(暴力的になってしまう)のは、言葉による伝え方が分からないからかもしれません。そのときは、どのように相手に伝えたらいいのかを言語化する練習や、他のアイテムを使って伝える練習を何度も重ねる必要があります。
爪噛みやモノ噛みが止まらない、異食をしてしまうその理由には、感覚鈍麻の発達特性から刺激を多く体に取り入れようとする無意識の行動の場合があります。その場合は、どんな場面や状況のときに噛む行動が出るのか、環境の変化などあったかを探り、行動を減らす声かけや代わりになるグッズを渡すなどの方法をとることができます。
他には、なんでそんな言い方ばかりするの?と言われる言動で傷つくことが多い場合、もしかしたら相手は「このようなことを言ったら相手が嫌な思いをするだろうな」と想像したり、顔の表情を読み取ることが苦手な方かもしれません。この場合は、言われてどんな感情になったか、自分の気持ちを伝えて、今後はどのように言ってほしいかなどの要望を相手に伝えることや、表現方法を広げる必要があります。
そのように、子どもや相手の「発達特性」を知ることは、不必要なイライラを軽減させ、声かけや伝え方、環境作りを工夫するキッカケとなります。
では次に
❷価値観
に関してはいかがでしょうか。全ての人がそれぞれの価値観を持ち、日常生活を生きていますが、生まれ育った環境や、親の思考、地域の価値観、発達特性からくる思考の偏り、大切にしたい想いや、好き嫌いなど含めると、人の数だけあるのではないかというくらい、様々な価値観が存在します。
「人それぞれ価値観は違う」という事実は多くの方が理解していることだと思いますが、実生活で価値観を相手に押し付ける、または押し付けられるシーンは多くありますよね。
「普通こうするよね?」「当たり前だよね?」「こうするべきだよね」と思う機会があったときは、あなたのチャンスです。
そこにあなたの大切にしている想いや価値観が存在するので、そのような場面があったときは、「自分はこうするのが当たり前だと思っているけど、他の人は違うかもしれない。」「相手はどんな価値観なんだろう」「価値観の押し付けになっていないだろうか」と意識できればいいですね。この意識があるだけで、日常のイライラを減らすきっかけになります。
では次に
❸感情
です。皆さんは、ご自身の感情を見える化・言語化を普段からされていますか?
「嬉しい」「楽しい」「喜び」などのポジティブな感情は、表現しやすいですし自分でも感じ取りやすいですが、「不安」「焦り」「悲しい」「恥ずかしい」「不満」「不快」「嫉妬」「不信」「怖い」「憎しみ」「さみしい」などの様々なネガティブな感情は、なんとなくモヤモヤする、イライラする状態で日々流れていってしまうことも多いです。
怒りの背景にはこのようなネガティブな感情が隠れているので、イライラしたとき、強く怒ってしまったときに、背景にはどんなネガティブな感情があったんだろうと探ることは、日常生活のイライラモヤモヤを減らし、工夫を見つけることに繋がります。
❶❷❸を知ると…
今お伝えした「❶発達特性」「❷価値観」「❸感情」、これらを知ろうとする意識は、日常生活のイライラやギスギスを減らし灯りに変えるキッカケとなります。
そして、「あの人変わってるよね」「空気読めないよね」「何度言ってもできないし、やる気ないんじゃないの?」「女性はこうあるべき」「男性はこうあるべき」「普通はこうだよね」「●●して当たり前」「あなたが悪い」「お前のせいだ」と他人を責めたり、「自分が悪いんだ」「自分の努力が足りないから怒られる」と自分を責めたりする機会を、この『自分や他人を知る』ことで減らしていけます。
自分を責める、他人を責める機会が減ることは、イコール「自己理解」「他者理解」が進むことを意味します。
この「相互理解」が進むと、親子関係、パートナーとの関係、職場での人間関係、教師と生徒の関係、友人やママ友などの人間関係が穏やかになります。また、子ども達同士のイジメや不登校を減らす大切な学びであると、私は思います。
はい、いかがでしたでしょうか。
ここまで聞いてくださった方はきっと、「自分を知ること、他人を知ることが大事なのは分かったけど、ではどうやって「自己理解」「他者理解」について学んだらいいの?」「どうしたら、自分の発達特性、価値観、感情を知ることができるの?」と疑問に思われた方も多いと思います。
次回は
次回は「どのようにして、自分の発達特性、価値観、感情を知るのか」そして「日常生活にどう取り入れていくのか、落とし込んでいくのか」をお伝えします。この機会に是非チャンネル登録していただき、次回の配信をお待ちくださると嬉しいです!よろしくお願いします。
同じ内容をテキストで読みたい方向けにnoteもやっています。サッと時短で確認できる形になっております。概要欄にリンクを貼っておりますのでそちらもご活用ください。
それでは、次回の配信でお会いしましょう。今日もあなたの風がふきますように。ボチボチやっていきましょうね。みかんでした、またね!
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