ネガティブの取扱説明書
どうも、ヤスラカミカンです!
今回は、ネガティブとの向き合い方にお悩みの皆さんに向けて、僕がネガティブと共存できた方法についてご紹介したいと思います。
レッツ・ネガティブシンキング!
「ネガティブの何がいけないの?」
「ネガティブじゃダメだ…」
「ポジティブにならなきゃ…」
ちょっと待って。ネガティブって本当にダメなことなの?
僕はネガティブ。ひねくれ者であり、否定から入るタイプなので、そういった固定概念にすら疑念を抱きました。
「だって辛いじゃないか!」
「周りに悪い影響がでるし…」
それは、ネガティブなのがいけないのではなく、辛い気持ちになること、周りに悪い影響がでることが望ましくないということではないでしょうか?
それなら、ネガティブそのものに罪はありません。
罪を憎んでネガティブを憎まずです。
必要なのは、ネガティブである自分自身を変えることではなく、ネガティブにより二次的に生じる問題にアプローチすることです。
自分が辛くなければ、周囲に悪い影響がでなければ、自然体のままネガティブでいることができます。誰かに文句を言われる筋合いはありません。
僕のネガティブ・ハッピーライフはこうして始まりました。
自分の取扱説明書
ネガティブであることを受け止めるためには
①辛くない状態
②周囲に悪い影響がでない状態
を維持しなければなりません。
①辛くない状態を保つための基本
まず、僕は自分自身の取扱説明書をつくりました。
精神科医療の分野では“クライシスプラン”と呼ばれているものについて、簡単にご紹介します。これは自分のその時の状態と、とるべき行動を視覚化したものです。
人の精神状態は浮き沈みを生じるもの。調子の波をゼロにすることは不可能に近いです。
“調子の波はあって当たり前”という前提で、いかに波を緩やかにするか、いかに早い段階でリカバリーするかを考える視点が大切です。
上の例では
・青信号…安定している状態を「元気!」
・黄信号…ちょっと危険な状態を「笑えない」
・赤信号…かなり危険な状態を「眠れない」
と表現しています。
青のときは「安定し続けるためのポイント」を、黄や赤のときは「リカバリーするためのポイント」を、その時の状態に応じてとるべき行動として示しています。
人により表現の仕方は千差万別です。例を参考に、自分なりにまとめてみましょう。
最初はざっくりと簡単にでよいので、少しずつ細かくしてみてください。意外と自分の知らない自分が見えてくるかもしれません。
赤信号が続いており生活がままならない場合は、家庭環境や仕事環境などを根本的に見直す必要があるかもしれません。
その時は心療内科やカウンセラーなど、専門家に相談するのも手段の一つだと思います。
僕自身、過去には仕事環境のストレスから心療内科を受診し休職したことがありました。環境を変えることで、見えてくるものも変わります。まずは自分第一で過ごしましょう。
また、例でご紹介したような取扱説明書について、自分だけでなく理解のある家族や友人などと共有しておくのも一つです。
自分の様子の変化や、どういう状態のときにどう接してほしいかを共有しておくと、人間関係の摩擦が減るかもしれません。
周囲への伝え方は様々ですが
「休みの日は〇〇をしている」
「疲れたときは温泉に行くことにしている」
「落ち込んだときにちょっと外の空気を吸ってくる」
など、日頃の何気ない会話や行動を通して自分を知ってもらう工夫も考えられます。
「そんなに上手く人とコミュニケーションとれないよ!」という方もいるでしょう。
僕は以前、コミュニケーションスキルが皆無でした。あがり症で、元来根暗なこともあって、当時の上司から「君はまるでオバケ屋敷だよ」と言われたほどです。
いつか上司の枕元に立って、幸せになったことをご報告しに行きたいと思っています。
今でも、結婚式の二次会のような、会話の自由度が高い集まりに参加するのが苦手です。
しかし、お客さん相手や会議・研修など、仕事上で必要な場面では「お話がお上手ですね!」「わかりやすいご意見です!」と評されるくらい誤魔化しがきくようになりました。
また別の機会で、ネガティブな方向けのコミュニケーションのポイントについて触れようと思いますので、そちらもお楽しみに!
②周囲に悪い影響がでないための基本
落ち込みや否定的な感情が、意図せず自分の表情や言動にでてしまうことが、周囲に悪い影響を与える一番の要因と言えるかもしれません。
自分の取扱説明書をもとに精神状態を保ちつつ、相手によって本音と建前を使い分けることが求められます。
とはいえ、疲弊した精神状態でそれを完璧にこなすのは至難の業です。
意図せず落ち込みや否定的な感情が表面にでてしまうということは、あなたがそれだけ追い込まれている証拠です。
どうにもならない精神状態を、無理にコントロールしようとしてはいけません。
かえって、コントロールできない精神状態そのものに気持ちが向きすぎてしまい、さらなる不安・焦りや自己否定を招く可能性があります。
そんな時は、むしろ周囲にSOSを出すことができているととらえ、早めに“①辛くない状態を保つための基本”に注力しましょう。
精神状態が少しでも落ち着けば、周囲との関係性に対応する余力が生まれやすいと思います。
いかがでしょうか?
ネガティブを受け止めることができたら、次はいよいよネガティブのメリットを抽出して自分の力に変える段階です。
ネガティブは、仕事・恋愛・人間関係など、人生における様々な問題の解決にきっと役立つはずです。
僕の個人的な経験が、少しでも皆さんのお役に立てれば嬉しいです。
あなたは、あなたのままで変われます。
楽に生きましょう。
“安らか”に、“未完”で…🍊
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