11月 インナーユニット強化月間
インナーマッスルの中でも体幹を支える筋肉たちをインナーユニットといいます。姿勢や骨盤を支える大事なところです。
今月の朝トレはここを意識したエクササイズを続け、姿勢が良くなる、ウエストや骨盤周りが締まってくる、歩くのが軽くなる、などのからだのベースをしっかりさせていきます。
今朝、やってみて実感したのは気持ちがいい、背筋がスッキリ伸びた感じ、です。
普段あまり使えていなかったんだなぁ・・・と改めて実感した朝トレの30分でした。
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インナーユニットとは?
インナーユニットを簡単に説明しますね。
肋骨と骨盤の間って背骨(腰椎)以外骨ってないと思いませんか?
腰の骨以外の部分は何で支えているかというと筋肉です。
この筋肉の働きのおかげで支えつつもいろんな方向に動かせるようになっています。
その筋肉とは、奥の方についている体幹を支える筋肉のインナーマッスルの組織、インナーユニットと、その周りの体幹を自由に動かすアウターマッスルです。
インナーマッスル=支える・安定させる筋肉、持久力がある、パワーはあまり強くない
アウターマッスル=関節を動かす筋肉、パワーがある、疲労しやすい
インナーマッスルはその名の通り、からだの奥の方についていることが多く、姿勢を保ったり、安定した動作ができるように関節を支えてくれています。
このインナーマッスルの働きがあってのアウターマッスルなので、姿勢が悪くなりやすい人、運動不足の人、疲れやすい人はインナーマッスルをまずはしっかり使えるようにするエクササイズがおすすめです。
インナーユニットを構成しているのは、天井が横隔膜、前面が腹横筋、後面は多裂筋、底が骨盤底筋で、風船のようなイメージで働きます。
インナーユニットが大切なわけ
インナーマッスルとアウターマッスルはどの関節にもついています。
中でも体幹のインナーマッスルであるインナーユニットがとても大事なのは、①体幹を支える骨があまりなく、筋肉に頼っている部分が大きいからなのと、②からだの真ん中に位置しているからです。
①について補足すると、この体幹の筋肉が固まって動きが悪くなっている人と力が落ちてぐにゃぐにゃになっている人と比較すると、固い人の方が動けます。
固い人は寝返りなどからだのねじれが必要な、しなやかな動きは難しいものの、棒状で支えが効いているので、起きる、立つ、歩く、などの動作はできます。
ところが筋肉に力がなくてぐにゃぐにゃしていると座る姿勢や立つ姿勢が保てません。
そして②にも関係しますが、からだの真ん中がぐにゃぐにゃしていると手足が自由に動かせないんです。
極端な例でしたが、普通に生活している人の中にもこのインナーユニットの働きが弱めな人がいます。
姿勢が悪くなりやすかったり、ずっと座っている・立っているのがつらくなりやすかったり、肩やお尻が張りやすい人はそういう傾向にある人が多いです。
車社会、リモートワーク、家事の機械化などでからだを動かす機会が減っている世の中なので、単純に筋肉不足な人も多い印象です。
それから、手術や出産、病気などのきっかけでうまく使えなくなってしまった人もいます。
気づかず生活し続けるとからだトラブルにつながってしまうので、是非この機会にインナーユニットを意識してみましょう!
今月の朝トレ
30分の流れは以下の通り。
① 固くなっている筋肉をほぐす、伸ばす
脇腹伸ばし、長座位体前屈(骨盤から起こす)、お尻のストレッチ2種類、腹筋マッサージ
② インナーユニットを意識して低負荷で実践
呼吸、腹横筋収縮、腹横筋収縮での下肢エクササイズ
③ エクササイズの中でインナーユニットを活性化
からだの前面の筋肉を斜めにつかうエクササイズ、からだの後面を斜めにつかうエクササイズ、四つ這いエクササイズ、膝立ちエクササイズ、片足での立ち座りエクササイズなど
インナーユニットは関節を動かす筋肉ではなくて、支える筋肉なので、働かせるにはコツがあります。
細かい意識の仕方や触る場所は、ぜひ朝トレで実際に目で見て確認してくださいね!
ストレッチはからだの後面、側面を中心にやりました。
固くなりやすい肩周りやお尻は重点的に。
体幹もしっかりストレッチ。
そして意外だったと感想をいただいたのはお腹の筋肉のマッサージ。
実は固くなっている人、多いんですよ。
ここをほぐしてあげると背筋スイッチが入りやすくなります。
姿勢が悪くなりがちな人、前かがみ姿勢が多い仕事をしている人にオススメ!!
ほぐしたり、伸ばしたりしたあとは、しっかり筋肉を使っていきます。
インナーユニットはエクササイズをやるときに「意識をする」という形で強化します。
月初めは寝てやるエクササイズを中心にして、弱い負荷の中でしっかりとインナーユニットを使えるように意識していき、後半はエクササイズの負荷を上げていきます。
そう、エクササイズって目的やゴールによって流れも選択するエクササイズの負荷量も全然違います。
ただ運動をする、運動を楽しむ、ウォーキングを習慣にする、それはそれで楽しんで欲しいけれど、たまには目的に応じたエクササイズに取り組んでみるのも面白いと思います。
からだの使い方や筋肉の意識の仕方、どんな動作でどこの筋肉が使われるのか、そんなことを知っていると、普段の運動やウォーキングでも意識の仕方やからだの感じ方が変わってきますよ。
みかんの独り言
この秋はいつも以上に自分のバイオリズムの波を感じていました。
夏を越えて涼しくなってきた10月、雨が多いのもあり、なんだか気持ちの晴れない日々が続きました。
そんなときっていつもなら平気なことでもしんどくなったり、やりたくなったりするものですよね。
私は朝起きるのがつらくなり、水曜日の朝トレが負担に感じました。
どうしてやり続けるって決めちゃったんだろうって。
でもね、参加してくださる方がいて、こんなふうにからだが変わったとか、意識できるようになったとか、お話くださることでパワーをもらっていました。
だけど、1週間経つとまた同じように気持ちが重たくなってしまっていました。
今月はインナーユニットをやろうと決めていたので、導入編を実施。
朝は二度寝しちゃって、もうホントだめだめだった私ですが、エクササイズが終わると背筋がシャキーーンってしました!!
普段、なかなか手をつけられないトースターのパンくずとか掃除しちゃったり、サクッと洗濯物を片付けられちゃったり。
姿勢の筋肉とともにやる気にもスイッチが入ったみたいです!
その後の仕事でも姿勢がいいのが続いてました。
こんなにも楽に姿勢を保てるのかーってビックリ!
私、仕事で人相手にはこういうことやってきたけど、自分で実感するってなかったなぁーと改めて思いました。
やってみて実感する、ということが大切だと思います。
その実感がケアしている実感につながり、からだをいたわる生活ができるようになるんじゃないかなぁー。