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感情と思考を切り離す

今日は夫に子どもたちを任せて、仕事に行く日。

こういう日があるから、バランスが取れる。

子育てと仕事のバランスって大事で、自分の中でのバランスと夫婦間でのバランスってまた別だよね。

今朝、起きて夫にキスしてから話したことは、感情と思考というのは意識して切り離す必要があるんだねって話。

それをnoteでも言語化しておこうと思う。

(これは5月28日に投稿して消えてしまった記事を再考し、再投稿したもの)


昨日の一件から

昨日は夫とのデートの日だったのに、三男の登園拒否で中止になったのね。

それは残念だったけど、気づきはそこではなくて。

この記事で経過を書いたのだけど、デートの前段階の部分で、まだ何も決まってないことに対する夫の態度や対応(何にもアクションがないこと)に私は気持ちがスゥッと冷めたのを感じたのよね。

私ってこんな簡単なことで気持ちが一気に冷めちゃうんだなーって思って。

このあと夫はどう出るかな、私はもうイヤになっちゃったな、そんな気持ちでいたのね。


それがね、その後の夫の反応や行動で、私はその冷めたところからいつもの関係のところまで自然と戻ってこられちゃったのにビックリしたのよ。

人の感覚とか感情って、なんて一時的なものなんだろうって思った。

その瞬間は絶対的な感覚なんだけどさ、その後の状況で簡単に覆ってしまった今回の私の感覚に、自分でビックリしちゃったよ。


もちろん夫の態度次第では、さらなるネガティブな感情が押し寄せて、どんどんこじれた可能性だって大いにあるの。

でもそれだって、私の捉え方次第では感情が湧いてこない可能性もあるよね。


そう思うと、感情って絶対的でもなんでもないんだと思った。

湧いてきた瞬間は、その感情でいっぱいなのに。


それで思った。

感情ってずっと続くわけじゃなくて、周りの刺激や自分の思考でどんどん変わっていくものなんだって。


感情に振り回されない考え方

私って自分の感情に振り回されやすいんだなぁって、すごく感じてた。

自分はそんなつもりなかったのに、相手から嫌な反応されたりとか、良かれが良かれにならなかったとか、そんなときはモヤモヤした感情が全身をおおってしまって、家にいると何にもできなくなっちゃってさ。

頭の中がグルグルしてると、行動スイッチがなかなか入らないの。

結果、できないを責めたりして、悪循環っていうね。


そんなふうになってるの、うちでは私だけで。

情けなくて、やりきれなくて。


でも冷静に考えると、私がいろんなことを一手に受けすぎてる感じもあって。

母親ならそうなのかもしれないけれど、それでも私にとっては3人分の学校や幼稚園、療育、定期的な受診、定期的な面談、自分の仕事って明らかにキャパオーバーなんだよ。

その上、家のゴチャッとしてる感じがストレスで、でも私がやらなかったら誰もやらないっていう。


その生活のベースが、そもそも感情のスイッチが入りやすいのよね。

母親は夫や子どもたちのことをやって当たり前だし、その上で家のことも仕事もこなせてナンボ、みたいに考えられていて、スキルもそれに伴えば何の問題もないのだろうけどね。

頑張ってた時期もあった。

でも続かなかったのよね。

続けられるって大事。


いろいろ整えてきたけれど、やっぱり日々の生活で受ける刺激から勝手に湧いてくる感情をコントロールできずに悩んでた。

一度何か感情が湧き起こると、それに支配されてしまうような感じだった。


でもさ、感情ってこんなにも一時的で、些細なことでひっくり返っちゃうものなのよね。

以前にも感じたことある。

子どものことでワナワナした朝、仕事から帰ってきて会うのが嫌だなぁって思っていたのに、仕事で気持ちが切り替わったら何でもなかった。

大事なのは感情に向き合うことじゃなくて、やり過ごすとか、切り替えるとか、いたわって次に進むとか、そういう視点か。

なんか、改めて納得したよ。

そういうことが、なかなか腑に落ちなかったの、私。

できるようになっちゃうと、それって当たり前で、なんてことないのかもしれないけど。


思考と感情は別モノ

多分、私は今まで感情とか思考について、想いを巡らせるタイミングってなかった。

感情が湧いて、それに支配されるように思考が働いて、冷静に行動できてないことが多かったと思う。

やらかしたあとで一人反省会とか後悔するのに、リアルタイムではなかなかコントロールできないの。

それもそのはずよね。

感情と思考の関係性がね、私は感情に思考が従っちゃう関係になってたのよ。

感情が強過ぎて、それをなんとかするために思考が働いていた、という感じ。


次男の発達特性を理解するために、療育で質問したことがあって、その答えとして「刺激や情報の交通整理が苦手ですね」と言われたことがある。

刺激や情報をフツーの人は穴の少ないフィルターで多くの情報を受け取らないのだけど、次男の場合はザルのように穴がいっぱいで、たくさん受け取ってしまうって。

たくさん受け取り過ぎると整理が大変で、周りにまで意識が向かなかったり、混乱しやすかったりする、と。


私もどちらかというと、そういうタイプ。

いっぱいいっぱいになると感情が爆発して、涙が出てきたりする。

受け取り過ぎる、という自覚はなかったのよね、ずっと。

でも私の心のうちを話すと、感受性が高すぎる、とよく言われたんだ。

そこまで感じないし考えないし、深く捉えてないし、サラッと流すことも多いものだよ、と。

自然とそうなっちゃうのだから、脳のタイプとしか言いようがないよね。

でも、感情的に動いてしまったり、決断してしまったりしやすい自分に落ち込むことは多くて、情けなかった。

そうじゃない自分になりたい、といつも思ってたんだよね。


「感情と思考を切り離す」ことは、そこらへんのヒントになりそうだと思ったんだ。

切り離すのが上手だと思ったのは、夫や長男。

私は彼らの感じ方や思考にすごく興味を持って、いろいろ質問したり、聞いたりして理解しようと試みたんだよね。


切り離し上手な夫のスタイル

夫をよく見ていると、ほとんどのことをスルーしているように見える。

私には。

何で?どうして気にならないの?

不思議で仕方ない私。


そして、何かを言われたり、何かが起こっても全然動じていない感じ。

そのときの感じとして夫にいろいろと聞いてみた結果、感情に振り回されないのは真に受け過ぎてないことと、なんとなく物事や言葉を俯瞰して見ているみたいなのよね。

こういうのが感情と思考が切り離された状態なのかも、と思った。


そんな夫でも、感情に振り回されるようなことがあって、それは大切に思っている人やコト、モノに関してだったのね。

言葉にしたら当たり前のことよね。

大切な人やコト、モノに関しては刺激や情報を取り込むのよ。

必要じゃないものは取り入れない。

とってもシンプルだった。

それができるから、普段はあまり動じないし、感情に振り回されることってないのね。


私はどう生きていきたいか?

少し整理したら、なるほどって腑に落ちることが多いなぁ。

私、物事や人を選ばず、何でも大事にしたい、ちゃんと考えたいって思い過ぎちゃってね、優先順位をつけるのとか、必要ないって手放すのがとっても苦手。

情報の取捨選択、というところが根本だとしたら、意識して目の前のことを取り入れるかどうかを判断していく必要があるね。

意識していけば、少しずつそういうことも上手くなるかもしれない。


だけど、何でも真に受けちゃう人間にもメリットはあって。

夫は

「何にでも一生懸命なみかんちゃん見てると、オレも頑張ろうって思うんだよね。

 子どもたちとの接し方も、すごく丁寧だ。

 それはそれだけ感覚が繊細というか、何でも捉えているからだと思う。

 デメリットに思うのはもったいないなぁ。」

と言ってくれた。


そうね、あとは映画とか観ると有り得ないところでも感動して泣いちゃうし、しばらく体が乗っ取られているような感じがあるくらい主人公に移入できちゃったり。

人生がかなりドラマチックなんじゃないかしら。


だからね、この場面ではスルー!この場面ではガッツリ浸っていい、みたいにギアチェンジが上手くなったらいいんじゃないの?

それでも上手くいかなくて、ドーンと受け取ってしまったら、意識的に感情と思考を切り離す。

感情って一時的なのよって、自分に言い聞かせる。

落ち着かないなら、大好きな本を読む、動画を見る、アロマで香りを嗅ぐ、モフモフのぬいぐるみを抱っこする、みたいに、五感に心地よさを与えて、感情をリセットする。

そう、感情のリセットね。

そういうの、いいね。

で、それやりながら、少し離れたところから俯瞰して、考える。

そういうスタンスに慣れてきたら、もう少し生きやすくなる気がするよ。


そうね、そういうキャラを上手く操って、人生ゲームを楽しむかのように自分の人生を楽しんだらどうかな。

私ってこんな人だから、こういうのって苦手よねー、十分頑張ってたよねーとか。

ここは得意な局面だから、らしさを生かして走れ、ぶつかれ!とか。

あはは、楽しそう。


刺激や情報を受け入れ過ぎちゃうのをコントロールは難しいからね、そこを自覚して楽しむっていうのがいいよね。

それができると、今度は人との距離感をどう設定していくかの部分でも活かせそう。

人生は自分を知って、自分を楽しませてあげられるように算段してあげられると、頑張らなくても結果が伴わなくても、満足感が得られそうな気がしてくるね。

日々に生かしてみようと思うよ。

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