#小説
煙草を吸う女は嫌いなんだよな
こんな日々が続けばいい。
だれかと何かでつながって
あったかい気持ちで居られたら、わたしはそれでいい。
世はまだ、結婚をするかしないか だなんて討論を繰り返す。
どちらかというと、結婚願望はあるのかもしれない。
それは養われるから安定する、とでも?愛される安堵感?
「女の子は仕事の将来とか気にしなくていいだろ、どうせ家庭に入るんだから」なんていう、おじさまたちに対して
ショートヘアがよ
よみもの「鍋底の焦げでも食ってろ」
喫煙所。隣は非喫煙者の女友達。
吸わないのになんでここにいんの。外で待ってればいいのに。
彼女は突然、軽く音を立てて息を吸って、なにか深刻そうな顔して
「さいきん、貧血がひどい」と、ゾンビみたいな顔して嘆いた。
うん、おまえ明らかに貧血って顔してるよ。
「なんで?夜ふかしでもしてんの?」
「いや、わかんないけど」
心底どうでもいいような気もしているけど
なんだか放っておけない彼女に
「明日さ
ワインレッドの艶、指先に。
あの娘の爪はいつも派手。
ネイルアート、とかナントカ。あぁいうのしてる子は大人に見える。
わたしもああやって、爪に色を乗せれば大人になるのかなぁ。なんて考えて、コンビニで血豆みたいな色?多分ワインレッドというもののネイルを買った。
コンビニ袋をガサガサ言わせながら帰宅する。
心はなんだかほくほくしている。
愛するって決めたなら
(創作散文)
息を吸うだけで
息を吐くだけで
とても胸が苦しくなった。
なんだか、生きていてはいけない気がしてしまうのだ。
行き場のない思いは、例えば手首を切るだとかそういう、自傷行為で昇華しようとした。
でも、自分を傷つければ傷つけるほど、からだに傷が増える度に、嫌悪感や罪悪感。良くない気持ちでもう死にそうだった。
「ばか」
「そうだね、」
「死ぬつもりかよ」
「死なない、と思う。死ねないよ