読書記録◆39歳からのシン教養
今回はこちら。
今年39歳になる身としましては、大変興味深いタイトルです。
「シン」が何故カタカナなのかが非常に気になるところですが、残念ながらその答えは最後まで登場しませんでした。
おそらく、新しい教養の身につけ方という意味での「新教養」か、真実の教養とはという意味での「真教養」か・・・そんなありきたりな推察でございます。失礼いたしました。
気を取り直して内容を。
のっけからひっくり返りそうになりました。教養って、たくさん書物を読み漁って得るというイメージがあったので、まさか「ググれ」というワードが出てくるとは。
著者の成毛眞さんいわく、30代も半ばを迎えてから、ヨイショと重い腰を上げて教養を詰め込んでいるようでは、遅い。遅すぎる。とのこと。なんとーーーー。
こちら、まさしく2ヶ月ほど前から読書量を増やしてみたり、FP3級取得に向けて勉強を始めてみたりしてるんですが、遅いだけならまだしも、遅すぎるとは先生ちょっとひどすぎやしませんか?(ウザい)
こ、これだけですか先生・・・。実際に著者も情報の9割はインターネットから得ているそう。
その最大の理由はネットの文章が簡潔であることとのこと。確かに、パッと見でわかりやすいし、効率よく情報を得るにはネットはとても良いツールである。
本を探して読むにはとても時間がかかります。しかし、ググれば一発。
成毛先生、なかなか手厳しいです。ふるいにかけられている感じがして、果たして私に読む資格があるのかと読み進めるのを一瞬ためらいました。読まずに売れって言ってるし。そう言われると読みたくなるよね(あまのじゃく)。
タイトルの「教養」と「ググる」が結びつかず、違和感を感じながらも、それはそれで新たな価値観を得ることができそうと読み進めることにしました。
内容も終始ググる話で、さまざまな分野についての賢いググり方をひたすら紹介されています。好奇心の赴くままにググれとのこと。
ならば、成毛眞さんって他にどんな本を出してるんだろうと早速ググってみたところ、見覚えのある本が出てきました。
20代の頃に読んだこちらの本が、積極的に読書をするきっかけとなりました。
残念ながら持っていた本はもう手元になく(ブックオフかメルカリで売ったかしら…?)、著者が誰か覚えていなかったのですが、成毛先生でしたか。おひさしぶりです。
しかし、この時は本10冊同時に読め!と言っておきながら、今回は読書なんぞせずにググれと言う(※そこまで言っていません)。
知識や教養は本から得るというのは、もはや昭和の考えなんだなー。ググることを軽くみていたなと感じました。
とはいえ、読書は好きだし本は宝の山なので、これからも読みますぞい。
それではまたー!