#017自閉症児の習い事④ピアノ発表会ドキドキ中学生編
知的障害重度のK
中学校は学区の
特別支援学級に入学。
さんざん悩んで、相談して。
支援学校ではなく、
体験して支援学級を選んだ。
それはまた別の機会に。
精神的な成長を感じたこの頃。
前回までのお話はコチラから
ピアノ発表会(中一)
【13歳】
発表会の日。
この頃は、行くのを
イヤがることはなくなりました。
しかし。
入場しようとしない…
なんとか入場して、
相棒のプーさんも
となりに座っていただく。
緞帳を下げた状態で、
ピアノの前に座るが、
耳を塞いで弾こうとしない。
音の反響が辛そうだった。
私がステージに上がり、
Kの耳を塞ぐと
ピアノを弾き始め、
なんとか発表が出来ました!
ソロ発表曲:ねことねずみ
連弾(ピアノ講師とK):アラベスク
しかし…私はKの耳を
塞いでただけなのに。
実際に本番のステージに
上がってみると…
脳が溶けそうなほど緊張して
変な汗をかきました。
B'zさんはいつも
7万人の前で歌うとか、
もう異次元の世界です
ちなみに7万人の最前列で
B'zさんLIVE観たことあります!
この年(2016)世界自閉症デーのイベントで、Kの絵画作品が東京タワーに展示される。
ピアノ発表会(中二)
【14歳】
心も体も大きく成長したこの頃。
この頃、安定していて、
療育手帳の二年ごとの更新で
知的障害重度から、
中度に戻りました!
こんなこともあるんですね!
ピアノの先生と一緒に
舞台に上がって一礼し、
ついにしっかりとした
ピアノ発表が出来ました。
7年越しで。
立派なピアノ発表。
ソロ発表曲:アラベスク、少年時代
連弾(ピアノ講師とK):ノクターン
本人のペースを見ながら
無理せず続けられるよう、
ピアノの先生やたくさんの人に
支えられてきました。
感謝しかないです!
諦めずに続けていると、
どんな子供でも成長する力を
持っているのだと、
気付かせてくれました。
ピアノ発表会(中三)
【15歳】
中三になり、受験対策で
再びイヤマフを使用し始め、
また知的障害重度判定に
なったのがこの頃。
やっと人を招待できるようになり、
お世話になった学校の先生たちが
見に来てくれたのですが…
学校で会うはずの
先生たちがなぜここへ…?
という反応。
「弾かなーい!」
と、猛反発です…
そうだった…
「意外なところでバッタリ」
Kにとっては
かなり苦手な状況です。
以前、〇オンで
知り合いにバッタリ会った時
すごいダッシュで逃げました
逃げたことより、遅刻しそうでも絶対に走らない、Kの逃げ足の速さに驚きました。
そんなイヤなんだ?
なぜなのでしょうか…
誰かわかる方がいたら
ぜひ教えて下さい。
「〇〇先生が見に来てくれるよ」
と、Kにはあらかじめ
伝えておいたのですが…
すごくイヤな顔してましたねぇ…
(めちゃくちゃ失礼な話し)
客席を見ないようにして、
なんとか発表出来ました。
(本当に失礼な話し)
ソロ発表曲:孤独月
連弾(ピアノ講師とK):君をのせて
さすがのプロ魂
学校の担任の先生、副担任、
介助の先生も合わせて
5人くらいの先生が
見に来てくれました。
「立派にステージにあがって。
こんなにたくさんの人の前で
ピアノ発表が出来るなんて!
ステキなピアノ演奏、
すごくカッコよかったね!」
と、Kくんに伝えて下さいと。
Kに直接つたえたら
イヤがるであろうと。
Kの特性を配慮して、
私(母)に伝言を残して
先生たちは帰られました。
さすが特別支援の先生たち!
プロ魂を感じました。
たくさんの先生たちの
配慮と支援と見守りで。
ピアノ以外でも、
大きく成長した
中学校3年間でした。
自閉症児ならでは?
思いもよらない展開を
繰り広げながらも
本当にスモールステップで
少しずつ成長していきました。
思いもよらない、まさかの発表会だったのはコチラ
そして次のステージへ。
高校生編です!
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2021年11月の発表会
トルコ行進曲(モーツアルト)演奏
Kの芸術活動や自閉あるある等
インスタグラムに載せています。
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