子育てにおいて大切にしてきたこと。子供の個性を知るには。
当たり前かもしれませんが、娘の趣味と私の趣味は全く違います。
趣味というか、好みというか。
この感覚、子供が小さい時に早く気がつくといいと思います。
子育てにおいてどうしても親の価値観や好みに合わせて子供を教育してしまいがちです。
ですが、子供は生まれた時から自分とは違う生き物です。
なので、子供の好みを尊重してあげることが、とても子育てにおいて大切なことだと思います。
我が家の場合、それに気がついたのが娘が3歳の誕生日の時にディズニーランドのレストランを予約してお祝いをしようとした時でした。
ミッキーがテーブルまで来てくれてお祝いをしてくれるサービスがありました。
私は娘のお誕生日をお祝いしたい一心でそのような場を設けたのですが、娘はミッキーが近づいてきたことに怯えていたのです。
ちょいちょい娘が着ぐるみを怖がっているかもということにはなんとなく気がついていました。
娘はディズニーランドに行ってもピューロランドに行っても着ぐるみに近づくことは全くしませんでした。
一緒に写真を撮ろうとしても、嫌がっていったのです。
その3歳のお誕生日のお祝いは娘にとってはきっと地獄だったんだと思います。今思うとね。
それから娘に確認をしました。
着ぐるみがあまり好きではないと言ってくれました。
ドキドキしてたのに申し訳なかったなぁとその時は反省しました。
また私は幼い頃動物を飼っていた経験があったので、動物園のふれあい広場で動物を触ったり抱っこしたりすることは嫌いではありませんでした。
娘が小さい時もそれを経験させようと動物園のふれあいコーナーに行きましたが、娘は断固拒否。
そして幼稚園の頃かなぁ、何の動物が好きなの?と聞いたら、
ヤギ
と答えました。
どうしてヤギなのと聞くと、
おとなしくて寄ってこないからと言っていました。
娘の記憶には、ふれあい広場で出会ったヤギがおとなしいヤギで、娘が近づいても離れていくことも近寄ってくることもなかったので、その距離感が良かったと記憶されていたんですね。
私は植物のお世話をすることが好きというか、できるのですが、
当たり前のように観葉植物を育てて土に植えてあげてお水をあげています。
しかし娘は、お世話をすることが苦手なようで、一切お水をあげようとか葉っぱは元気かなとかみむ気もしません。
もしかするとサボテンも枯らしてしまうタイプかもしれません。
そして私はものを作ることが好きなのですが、好きというか、ものが出来上がる過程を知ることが好きなんですけれども、
娘は、私が行うものづくりには一切興味がなく、私が作ったものを使うことには抵抗がないようですが、作り方を教えてほしい言ったこともないですし、全く興味がないと言っていました。
なので娘が好きなものになるべく注目するようにしていました。
決して「変な子」「変わってる子」と言わずに。
するとどうやら歴史が好きだった小学生時代には、信長の野望というゲームにはまり、また野球のゲームにもはまり、女の子なんだけれども、戦略を考えるのがどうやら好きなようで、そのようなゲームばかりしていました。
なので好き放題やらせていました。
今でもそのゲームのおかげで歴史上の人物がどんな戦法が得意だったとか、
また野球の選手でも何が得意だったとか、そういうことがインプットされたようです。
今の仕事も、戦略を考えることに少し似ているようで 、営業職なのですが、今は自分の特性を少し生かせる仕事ができているようで、最近は楽しく仕事をしています。
本人もそれはよくわかっていて、戦略を考えることを楽しんでいるようです。
子育てにおいて、このように自分とは違う生き物だ、と子供を見ることによって、いろいろな発見があります。
また母親として自分もイライラすることなく子供を認めてあげることができたように思います。
ゲームばっかりしてとか、夜遅くまでスマホいじっててとか現代ならではの悩みがあるかと思います。
どうしてそうしているのか?を観察することで、子供の特性がわかると思います。
例えば、
お友達を大切にしたいからとか、
自分がキリの良いところまでやりたいとか、
友達と協力することが好きなんだとか、
1人で何かをやりくりするのが好きなんだとか
そういうこともわかってくると思います。
今回は我が家の例を少しあげてみましたが、子育ての参考になれば嬉しく思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。