【詩】愛すべき自由人
キャンキャン鳴きやまぬ子犬に
「ちっ」と小さく舌打ち
私が描いた絵は
「ふーん」と好みではない様子
感動曲「栄光のかけ橋」の歌詞に
「嘘くさい」と文句をつけ
家で絵を描きながら
保護猫をのマリアを愛でている
人が彼を何と定義づけようが
彼は己の気持ちに正直でブレない
その態度が私には面白い
常識人が嫌ったとしても私は好きだ
他人に好かれようとせず
己を貫くその潔さが私には羨ましい
どこにでも周囲の目がつきまとうこの時代にも
あなたのような人がいてよかった
愛すべき自由人よ
あなたはそのままでいてくれ
かっこつけてんじゃねーよって言われても
かっこつけていてくれ
いつまでそんなこと言ってんだって言われても
いつまでも言ってくれ
まあ、私が何を言おうと
あなたはあなたの意志で
これからもそのままだろう
あなたに憧れてもう一度言う
そのままでいてくれ