はじめに|手帳の隣でコーヒーを
1.2cmが、4cmに。
332gが、655gに。
――手帳の話です。
厚みも重さも、たっぷり育った私の手帳。
*
手帳を書き始めて丸2年経ちました。
もう2年?
まだ2年?
いずれにしても、730回手帳を開いたと考えると、そこそこがんばったとおもえます。少なくとも、私にとっては難易度の高い数字でした。
手帳を書き続けたことで、人の輪が広がり、なにより、行きたい方向に遠く速く行けるようになりました。ライターとしてのチャンスにも、様々な形で恵まれつつあります。
そうやって自分がちょっとだけわかるようになった今、新しくやってみたい!という思いに気づきました。それは、エッセイを書くこと。
情報を差し出すのでも、効率UPのライフハックをご紹介するのでもなく、さらには誰かの話を届けるのともまた違う。私自身の日々の気づきや思いを、何らかの形にしてもっと輪郭を与えて残していきたいと思いました。
この「手帳の隣で、コーヒーを」は、そんな思いを込めたエッセイマガジンです。
日々の記録や記憶が詰まった手帳のひとかけら。それをコーヒー片手にじっくり眺めてみたら、どんな文章が生まれるかしら?――そんな興味で始めてみることにしました。
幅跳びの記録を伸ばすように、「どれだけ遠くに行けるか」とはまた違う。
フリーダイビングのように、何気ないこの場所で、深く深く潜って見える景色をじっくり眺めてみたいと思っています。
原稿用紙2枚程度の、ささやかな文章です。
お読みいただく時は、ぜひあなたの隣にも、一杯のコーヒーを。
カップの底が見える頃、あなたの景色が少しだけ新しいものになりますように。
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