見出し画像

椎間板ヘルニアの手術を受けることに!〜メンタル編〜

椎間板ヘルニアと闘ってきて、
何が1番辛かったか?と聞かれたら迷わず
「メンタルの整え方」だったと即答します。
耐えがたい痛みも辛かったけれど、何ならこれを打っている今も右足はジンジン痛むけれど、
それ以上に押しつぶされたのが「心」でした。


※この記事には私の主観が多く含まれています。
椎間板ヘルニアは人それぞれ症状が異なり、どれが正解とは言えないため、
あくまで参考までに見ていただけたら幸いです。


24時間続く痛みが耐えられない

私は椎間板ヘルニアから来る坐骨神経痛により、右下半身がジンジンと痛むようになりました。
まるで足の骨をギュッ、ギュッと、
固く雑巾絞りされているような震え上がる痛み。

最初はそれでも歩けていたのですが、徐々に間欠性跛行(歩くと足に痺れ激痛が走って歩けなくなるが、少し休むとまた歩けるようになる症状のこと)の症状も出始める。

10月頭からは痛みで目が覚めるようになり、起きてから眠りにつくまでずっと痛みが付き纏うようになりました。
それでも、寝ている時は痛みを感じないため、眠ることによって痛みから逃げることができていました。

ですが、11月に入ってからは1時間おきに痛みで目が覚めるように。痛みで涙が勝手に流れ落ちます。
ついに、寝ても覚めても、痛みから逃げられなくなってしまいました。

増えていく鎮痛剤、それでもなお増えていく痛み

当時、私はリリカ(神経性の痛みを和らげる薬)、トアラセット(痛みをおさえる薬)、ロキソニン(痛みや炎症をおさえる薬)を飲んでいました。

主治医には、
*痛みが一向に減らない
*痛みを減らすためならば体を壊しても良いから、強い薬を出してほしい
と懇願。

主治医の提案により、
薬の種類は変えず、神経性の痛みを和らげるリリカの量を増量することに。
ちょうどその頃から不安定になっていきました。

いっそのこと殺してください

数年前椎間板ヘルニアを患った時は、ほんの数週間の投薬で痛みが減っていき、知らず知らずのうちに治癒していました。
それなのに、今回は一向に痛みが減らないどころか日に日に痛みが増していく。
心が徐々に不安定になっていき、ついに主治医の前で
「もう生きていたくないです。いっそのこと殺してください。絶対に先生のことを訴えたりはしません。お願いします」
と嗚咽まじりに泣いてしまいました。

どうしたら良いのか、しっかり考えてみた

それからは毎日毎日自死を考えるようになってしまったのですが、鍼治療に出会えたおかげでそこは踏みとどまりました。鍼治療についてはこちらの記事に書いています→ https://note.com/miho333/n/ne17e5888f591

鍼治療で痛みが和らぎ、ちょっとだけ前向きな気分になれた自分がいました。
自分と向き合うならば、今しかない!!
何がそこまで自分を追い詰めたのかを書き出してみました。

*痛いのが辛い。耐えられない。
*一生続くのかと思うと怖い
*人に迷惑ばかりかけている今の状況が嫌だ
*生きている意味が見つからない

そして、書き出した内容に自分なりの答えを書き足してみました。

*痛いのが辛い。耐えられない。
→投薬が効かないのならば、次の手段がまだある!!ブロック注射、手術。
*一生続くのかと思うと怖い
→色んな文献を読んでみたが永遠に続く椎間板ヘルニアについての記事は見当たらず。大体みんな何かしらの方法で治している。よって一生は続かない
*人に迷惑ばかりかけている今の状況が嫌だ
→治してから迷惑かけた人に恩返しをする!
*生きている意味が見つからない
→この経験を発信したら、少しは生きている意味を見出せそう。

自分なりの打開案を書き出したら、ようやくいつも通りの前向きな自分が戻ってきました。
まずは、ブロック注射を試して無理だったらもう手術に踏み切ることを決断。(→結果、ブロック注射は効かなかったため手術に)
手術を受けるにあたって仕事は一定期間休むことになってしまったが、復帰したらしっかりと恩返ししていくことを決意。
そして、少しでも誰かの力になれれば…と、ありのままの出来事を発信していくことに。
そのように決めてからは、こうやって発信することもできるくらいメンタルが落ち着いてきました。

楽しい感情は嗜好品

不思議なことに、メンタルが整ったら痛みも徐々に和らいできました。
ときおり、痛みを感じない瞬間も訪れるようになってきたのです。
とはいえ突き刺すような痛みも依然として続いているため手術は免れないのですが、
たとえば食事をしていても痛みより先に美味しいという感情を感じられるようになったし、
お笑い番組を見ても痛みより先に面白いという感情が出てくるようになりました。

そう、ここ最近、五感が全て痛みに占拠されていたのです。
美味しいとか楽しいとか、そういったものが全て抑制されていました。
仕事は行けないし友人との約束はキャンセルせざるを得ないのに、美味しいとか楽しいとか感じるのは罪だ、そんな感情は嗜好品だ。無意識にそう感じていた自分がいた事に気付かされました。

自分をいくら罰しても痛みが消えるわけではない。むしろ、より辛く苦しくなっていくだけ。
なので今は、自分を罰するのはやめました。そうしたら、すごく楽になった。そして痛みも和らぎました。

画像1


いよいよ、明後日は手術です。落ち着いたら手術レポートも書いていきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?