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セルフイメージの影響力!

「セイバリング」って言葉をきいたことはありますか?

ポジティブ心理学では、「深く味わうこと」と言われています。

例えば、旅行の楽しかった思い出にどっぷりつかってみたり、
温泉に入ってにおいや湯気、お湯の感覚を深く味わったり。

セイバリングは、人生の満足度や幸福度に影響を与えます。


ハピネスアドバンテージ(幸福優位性)

ポジティブ心理学の研究では、
「幸せだから成功する」ことを実証する様々な研究報告があります。

これは、努力して成功して幸せになるのではなく、幸せであることがアドバンテージになって、様々なよいことがおこる
幸せが成功に先行することを示しています。


ポジティブな感情を味わえていますか?

「幸福だけが人生か?」(クリストファー・ピーターソン著)には次の記載があります。

ポジティブな気持ちを深く味わうタイプか、それとも台無しにしてしまうタイプかの違いは、自尊心が影響を与えるものであることが明らかになったのだった。
ウォータールー大学の研究者たちが、質問紙や実験などさまざまな手法を用いて調べた結果、自尊心の高い人ほど、よい気分を一層高めて維持するために、一つまたは複数のやり方でポジティブな気持ちを深く味わう傾向にあることがわかった。一方、自尊心の低い人は、意図的によい気分を抑制したり、心地よい状態に浸らないように自分自身の注意をそらせたりして、ポジティブな気持ちを静めてしまう傾向になった。(中略)心理的に豊かな人ほど、より豊かになれるのだ。
研究者らは、この研究で得られた他のデータをもとに、自尊心がこのような影響を与える理由として、人には自分自身に対する見方に整合性をとろうとする意識が働くからだと主張した。

幸福だけが人生か?

自分には幸福感を味わう価値がないと自分自身にラベルを張ってしまうと幸福感も感じにくくなってしまうのですね。

自尊心の高い人、つまり自分自身を好ましく思い、価値ある存在だと認める人にとっては、幸福であることが、自分が自分らしい状態だと感じられるため、よい気分を深く味わうことができる。
一方、自尊心の低い人、つまり自分自身を好ましく思わず、価値ある存在だと認めない人にとっては、不幸せであることが自分が自分らしい状態だと感じられるため、よい気分を弱めようとするのだ。

幸福だけが人生か?

自分は幸せを感じるに値すると思うこと


自分らしさの整合性が、思考や感情に影響を与えているということ。

幸せであることが自分らしい、自分は幸福感を味わう価値があるというセルフイメージを持つことが幸福感に影響を与えるという研究報告で、興味深かったです。

自分の価値を認めるためには、私は、
・自分のことを受容される経験、
・自分の「強み」を知ること、
・挑戦(小さくても大きくてもOK)や行動をして、自信を積み上げること
・自分はそのままでも十分だという感覚がベースにあることが大切だなと思っています。

私のコーチングでは、それを育む・応援するためのセッションを心がけています。

セルフイメージを高めるためには、どうありたいかを描き、なりたい自分の先取りも大事。

憧れの人の写真でもいいし、
なりたい自分になった感覚で写真撮影をしてもらってもよいですね。



先日、プロにとってもらった写真


年末年始ですね。
もしゆっくりできる期間なら、普段、自動操縦でやっていること、
たとえば、食事を味わう、顔を洗う、歯を磨くなど、セイバリングしながらやってみる、のはいかがでしょうか?

よいお年をお迎えください!


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