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【読書日記】📙「しあわせのパン」著:三島 由紀子

【🍞あらすじ🥖】⋆。˚

りえさんは、小さい頃に読んだ絵本 
    「月🌔とマーニ」のように
自分と相手が、お互いに
      照らし、照らされるような
 たったひとりの相手(マーニのような)を
        ずっと探していた。

大人になり、日々の辛い「現実」を過ごす中、
りえさんは自分の大切なものがわからなくなる。
  東京でたくさんの「大変」が溜まった頃
     「月浦に行こう。」
    みずしまくんはそう言った。

自然豊かな北海道にある「月浦」で
    ふたりはパン屋をはじめる。
そこには、さまざまな思いを
     抱えた人たちが訪れる。

「パンをだれかと分け合って食べあう」
そんなあたたかい
  ささやかな時間に触れることで、
 各々が癒され、「生きる力」を
    ちゃんと取り戻していく。

そして、りえさんもまた自分にとっての
   マーニを見つけることができたのだ。

【🌱かんそう☕️】⋆。˚

読後感に、爽やかな風が心に吹くような
透明感のある心あたたまるストーリー。
自分にとって、「大切にしたいもの」が、
日々のめまぐるしい現実に覆われ、
わからなくなってしまう感覚
は誰しもが経験したことが
あるのではないだろうか。
それに慣れてしまうことは、ほんとは
とってもかなしいことなのだと思った。
そんな時に、この本のように
自分を連れ出そうとしてくれる
みずしまくんのような人に出逢えたら、
なんて素敵なんだろうと思った。
胸キュンどころではない。

「大切なのは 君が、照らされていて
        君が、照らしている」  
      ということなんだよ。

わたしも、お互いが照らし、照らされる
ようなぴたっとピースにあてはまる
相手や場所に出逢いたい。

いつ出会っても大丈夫なように
自分にとって、大切だと思うものを
いつもちゃんと大切にしていられる
強さを持って生きていたいと思った。

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