不思議　なんで好きなんだろうと悩むのは不毛である

不思議　/ 星野源
星野源のストレートなタイトルセンスが好きだ。
知らない、恋、ドラえもん、、、
こちらのタイトルも、まあ、捻りのないこと。
しかし、歌詞の言い回しはちょっとおしゃれで、それが星野源の魅力なのかな、と。

極上のラブソングである。
要約すると、

恋は不思議

ってこと。
ええ、、、まとめすぎじゃない？

"ただ"で読み取れる、星野源流　恋の在り方

この曲ではあるワードが前半によく出てくる。

君と出会った　この水の中で　
手を繋いだら息をしていた　ただ　そう思った
彷徨う心で　額合わせ　口づけした　正座のまま
ただ　そっと笑った
希望あふれた　この檻の中で　理由もない恋が
そこにあるまま　ただ　貴方だった

『ただ』3回も出てくる。
ただ、息苦しい水の中でも生きていけると思った。
ただ、笑顔になってしまう。
ただ、恋をしてしまったを

理由なんてないのである。

なんでこの人のことを好きになってしまったんだろう、としょうもない悩みを抱えたことはないですか？私は、あります。

もっと自分に合う人がいるんじゃないか。
もっと物理的に距離が近い人でもいいんじゃないか。
特に顔がかっこいいわけでもおしゃれでもないのに、なんでこの人なんだろう？

強いて答えるのであれば、
ただ、恋してしまったからである。

星野源が言うのだから、もうこの件で悩むのは程々にしとこ！
それより、次相手に会えるまで自分磨きしたり、おすすめされたドラマの続き見たりした方が、今後のためになるよ。これは持論である。

人は皆孤独だが、恋心は人生を照らす

"好き"を持ったことで　仮の笑みで　日々を踏みしめて
歩けるようにさ
孤独の側にある　勇気に足るもの

好きな歌詞である。
勇気に足るもの、というちょっと控えめな言い回しがかっこいい。

恋のお陰で、毎日が楽しくなったり、モチベーションが上がったり、退屈な日常を乗り越えられたりしないだろうか。

それはなぜか？
恋をしているからである。
それ以上も以下もないのである。

好きなところはたくさん挙げられても、好きな理由を聞かれると難しい。
ただ、それで良いのである。
とりあえず、恋をすることで私は日々勇気ももらっています。
だから、恋愛ってすごいのである。
恋なんて、なんぼあってもいいですからね。

昨日、好きな人に勇気を出して、電話をしてみた。
思ったよりもすんなりと、受け入てくれて、何も問題なく、ただただ、楽しく会話ができた。
もう少し話したい、というところでそろそろお風呂入る？と言い出せたのは、個人的に成長した点だと褒めてあげたい。

LINEは便利だ。
リアルタイムで、リズミカルに会話ができる。
しかし、声が聞きたい。

『人のセックスを笑うな』で

電話は温度だ

という文章が出てくる。

機嫌の良し悪しが声色で伺える。
嬉しい、の度合いが伝わる。
（笑）がどれくらいの笑いなのか伝わる。

短時間でも、電話をしたいなーと改めて思いました。
メールやLINEが普及しても、電話というツールは恋する人間の強い味方である。
好きな人の温度を離れていても感じることができる世紀の大発明である。

ちょっとばかしの勇気をもらった私は、また背筋を伸ばして生きていけるだろう。