わたしのジプシー転職ライフ~やりたくないこと探し~
転職は5?6回…?くらいした。
休職期間やフリーター期間、給料はもらっているとはいえ、
ほぼほぼボランティアだろ、みたいなことをしていた時期もある。
お世話になっていた職場に出戻りしたことなどもあり、
何回したっけ…と忘れてしまうくらいには、結構がちゃがちゃした転職ライフを続けている。
なかなかに無計画でイレギュラーな働き方をしてきているため、
参考になる気はあんまりしないんだけど、ざっと羅列してから
わたしの「転職」に対する自論や、考え方を書いていこうとおもう。
◆ざっくりとした転職経験
・初めての転職
公営の学童クラブで3年間契約社員として働いた後、
更新のタイミングで初めての転職に挑む。
そのときは、たまたま同業種で民間学童の立ち上げをしようとしている知人がいたため
声をかけられるような形で、その仕事に携わるようになる。
キャリアに悩んでいたこともあるけど、
高校時代にお世話になった先生に自らコンタクトをとって
「ちょっと最近の悩みを聞いてくれないか…」と打ち明けたことから、新しい仕事のご縁をいただいた。
なので転職活動!みたいなものは正直してなくて、
プライベートで持っているコミュニティの中からきっかけが生まれた感じである。
この経験で、転職サイトを使うことだけが転職する方法ではない
という実感を得る。
そうじゃん、仕事なんてどんなふうに探してもいいんじゃん。
・二度目の転職
民間学堂で2年くらいか…?働いたあとは、
未経験の異業種だけど、興味のあったことをやってみよう!と思い立って転職を決意。
シンプルにわたしが飽き性なところもあるし、特に「安定」に固執しない性格がこの変な行動力に通じている気はする。
端から見たらめちゃめちゃ危なっかしく見えるのだろうけど、やりたいことは、やりたいのだ。
ということで、大学図書館の司書補佐の仕事に就く。
この頃、いろいろな本を読みたくて国会図書館に通っていた時期でもあり、図書館という空間の「良さ」を再認識していた。
とんでもないパワーの子どもたちと過ごす日々は、楽しくも想像以上に騒々しい。
次は静かな環境に身を置きたかったというのもあるのかもしれない。w
『図書館って司書資格なくてもいける求人あるのかな~?』
と自分でネットから検索して、求人募集を見つけて直接応募している。
地域の図書館などの求人もある中、「大学」を選んだのは
なんとなくあの場所が好きだから。
わたし自身、大学生で一生いられるならいたいと思うくらい、
あの自由で時が止まったような場所が好きなんだよね。学食も食べられるしね!
この時も結局、エージェントなどは使っていない。
・ふらっと鳥取へ
図書館で働いている最中、『地域おこし協力隊』の募集広告をどこかで目にした。
地方に引っ越してその土地で地域おこしのために観光課などに属して働くものなんだけど、
そのときの募集場所が鳥取県で。わたしの大好きな名探偵コナンにかかわれるチャンスだったんですよ。
転職して1年ちょいだった気がするけど、まあまず合格するかもわからないしなーと思って
合格してから先のことは考えよ♪ってノリで応募。
そしたらなんと受かってしまい、びゅんと鳥取にお引越しすることに。
わたしの人生、勢いとノリでできている…
なんとか今を生きられればいいだろう、明日しぬかもしれないし。
と考えているからたぶんこんなことができるわけで
結構刹那的である。おすすめはしない。
・フリーターをする日々
鳥取で約1年ほど過ごし、満足して神奈川に帰還。
まったく落ち着きがない。
次は何しようかな~なんて思いながらとりあえずバイトを掛け持ちする。
色々なことをやってみたいという好奇心は人並みかそれ以上にあるんだろうな。
・コールセンター
・映画の試写会スタッフ
・女性向け恋愛アプリ企画運営サポート
・不動産事務
などなど…ほかにもあった気がするけど覚えてねえ。
今までに経験のないことにも挑戦しながら、身の振り方を考えていた。
このときはバイトといえどしっかりめの企業もあったので、
一応求人サイトに登録して面接を受けに行ってはいた。
どこでも割とありのまんまに話をして、それでも受け入れてくれる企業に勤めていた。
働かせてもらったところはどこも楽しかったな~。
・出戻りを経験
そんな折、以前お世話になっていた公営学童クラブで
再び求人があるということを元上司から聞く。
子どもたちとかかわる仕事からはずいぶん離れていたが、
一度距離を置いてみることで感じることもあって。
あ、わたし意外と子どもにかかわるこの仕事、向いてる部分あるなー。と。
100向いているとは思わないし、ぜんっぜん苦手な部分はあるんだけど、
それと同じように
「向いている」「できる」「楽しいと感じる」部分もあった。
時間を経てそれを知ることができたのはよかったなと思う。
再雇用してもらえる機会も本当にありがたく、(なかなかないよね?)
前に働いていたときより仕事への取り組み方もやっぱり変わるというか、、
見え方が変わることもあり、過去の自分の働きぶりを思い返して
反省することも多々あった。同じ職場だからこそ、より感じたと思う。
良い経験をさせていただいた。
・ベンチャーに挑戦
そして昨年、またしても別の職種に挑戦してみたいぞ!と動き出す。
本当に身勝手に生きさせてもらっている。
周りのひとに感謝、感謝の人生です。
今の職場に飛び込んだときは、求人サイトは利用しつつも、エージェントはなしで
自分が気になる企業にちょこちょこ面接に行った。
わたしは一気に何社も受けると混乱するタイプなので、割とゆっくりペースで転職活動はしている。
ざっと、わたしの転職はこんな感じなのだが、、、
繰り返した転職のおかげで、企業の面接は割と多数受けており
自分の中でも苦手意識は減ってきた。
いまだに緊張はするけど、そこまでじゃない。
それには面接に対するわたしなりの考え方があるからだとおもう。
◆面接時に大事にしていること
・自分を繕わない
とにかくありのままで向かうこと。
最低限の身だしなみさえ整えたら、気持ちを端的に言語化できていたら、それでいいと思っている。
身体一つで面接へGOだ。
採用されたいからって、企業の求める人材の姿に無理矢理合わせても
そのあと採用されたとして、そこで働いても絶対楽しくないとわたしは思う。
気持ちとしては、面接は「品定めされる」場所ではなく
「相性を確かめに行く」場所で、
決して企業側が「上」とかそういう感覚で行く必要はないとおもっている。
かといってこっちが「選ぶ側」!って偉そうにしていくわけでもなくて、
お互い、気が合うか、一緒に働けそうか話を聞きに行くというだけで。
わたしは自分を曲げてまで仕事がしたくない、自分が大事だから。
お金のために妥協できるところはひとによって違うだろうから
天秤にかけ続けることは大切だと思うけど。
ありのままで向かって、それで受からなかったら
「合わなかった」のだから良い結果なんよ。
そのままの自分でいられるところに、わたしは行きたいもん。
・実戦で練習を重ねる
これは怒られ案件でもありそうなんだけどw
そんなことないかな、就活だと普通かな。
希望度の高い企業のみじゃなく、ちょっと気になるかも~という企業の面接も
積極的に受けに行くのがよいと思う。
書類準備とか面倒な部分はもちろんあるが、何より面接受け答えの練習になるから。
あ、こういうこと聞かれるパターンあるのか~とか
これ気になるけどどうなんだろう?とか、
本命企業よりリラックスして受けられるからこそ、経験して吸収できる部分が多いはず。
わたしが面接で意識してるのはこれくらい。
ガッチガチで行かない、ほんとそれに尽きる。
緊張してるときはいつも「すみません、緊張してます」っていう。
面接官とおしゃべりしに行こう。
◆おわりに
・死なない程度に生きるくらいなら、できる
おわかりのように、わたしの経歴はバリキャリルートとは正反対の道。
おそらくスナフキン的な旅人人生に近い。
稼ぎたい人の参考にはならないかもしれないが、
まあとりあえず死んではいないよ、ということである。
めちゃめちゃ迷惑も、心配もかけてるとおもうけど!
周りのみんな、マジありがとう。生かされています。
がんばってるかといわれたら、がんばってはいないんだよな、たぶん…
こんな風に適当に生きてるやつもいるんだー、と思ってもらって
誰かの肩の力が抜けたらいいな。
適当…にはちょうどいい、のニュアンスがあるとおもうし
いいかげん…は「加減が良い」ことだとも思っておおざっぱに生きています。
死なない程度に明日からもやってこう。
そんなわたしが今気になっている本が1冊ある。
もうね、タイトルからして読むのが怖い!w
自分のことを言われているようで、初めて見た時もドキッとした。。
こちらの本も読了したら感想でもUPしようかな。
・やりたくないこと探しをしよう
現在のわたしは小さな企業に勤めながら、
フリーでも働けるようになりたい!と思って
独学でライティングや映像編集を勉強中。
めちゃめちゃ遅いが、稼ぐことにようやく意識が向いてきたって感じだ。
長すぎるモラトリアム期間を経て今ここにいる。
特段後悔はしていないが、やり直せるなら大学生に戻るかもな…とも思う。
しかし、まったく同じようなあの頃に戻ることが叶わない今、
わたしらしくいられる場所、働き方、、
稼ぎとそれ以外のもの…色々な「大事なもの」を、
どんな形なら、いちばん大事にできるのか。
これからできることを考えると
もしかしたらそれが、フリーランスなんじゃないか?と今は思っていて、
そっちの土台を作りたい。
だってそもそもスーツ着て毎日会社に行くのとか、全然憧れない、したくないもん。満員電車乗りたくないもん!
やっぱ、やりたくないことは、やりたくないのだ。
職を転々としてわたしが一番探していたのは「やりたいこと」より
「やりたくないこと」だったのかも。それをはっきりさせたかったんかな。
とっくにわかっていたはずなのに、遅いね~。w
やりたいことなんてないよ、ってひとは
「やりたくないこと」から進む道を探すのも、めちゃめちゃありだと思う。
冗長な文になってしまいましたが、以上です。
読んでくれてありがとう!
みなさんの転職、お仕事ライフがよりよいものになりますように。
#転職体験記