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DXに関連する簡単な用語集を作ってみた!(その2): 用語の意味を知れば、DXの理解が進むことがわかって来た

1.次々出現するDX関連の用語

前回の投稿で、DXに関連する約20個の用語について説明しました。

それらの用語の意味を理解することでDXとは一体何か?ということが、おぼろげながら見えて来たような気がしています。

しかしながら、DXを学ぶに連れて、次々新しい用語が出てきます。そこで、それら用語に関しても追加で用語集(その2)を作成することにしました。


2.用語の意味を理解すればDXが見えてくる

今回は、10個の用語について、誰でもすぐに概要が分ることをコンセプトに説明してみました。

興味が湧いた用語については、もっと詳しく調べて見て下さい。

私も、ここに書くために、ググって頭を整理することで、少しづつDX脳が出来上がってきているような気がしています。

これら用語と現実に行われていることを知ることが、各企業のDXを発進していくための大前提になるような気がしています。

用語は、アルファベット順に並べています。

2-1)BI(Business Intelligence:ビジネス・インテリジェンス)

企業の各部門が蓄積している膨大なデータを、収集・蓄積・分析・加工することで、自社の現状を把握した上で、経営戦略のための意志決定を行えるように支援すること。


2-2)BOT(ボット)

「ロボット(Robot)」から生まれた言葉で、インターネット上で事前に設定された一定のタスクや処理を自動化するためのアプリケーションやプログラムのこと。つまり、人がやると時間が掛かる指定された単純な作業をコンピューターが代わって自動でやってくれること。

但し、セキュリティ業界等では「不正なプログラム」を指し、ウィルス等コンピューターを外部から遠隔操作したり、勝手に通信したりするため、セキュリティ対策の対象となる。


2-3)BPM(Business Process Management:ビジネスプロセス・マネジメント)

業務のプロセス(手順、役割分担、ルール)を、関係者で共有することで、業務プロセスの可視化、業務のムダやボトルネックを発見し、最適化する経営手法です。

要は、現状の業務プロセスを整理・分析し、どうすれば業務を効率化できるのかという改善を継続的に行うことを言います。


2-4)CDO(Chief Digital Officer:最高デジタル責任者)

企業全体のDXによる変革を推進する役割を担っている責任者のこと。

ITへの幅広い知識で、

❶デジタルビジネスへの全社的な適応を推進、

❷既存組織の改革と再編、

❸ビジネスモデルの変革

を行う役割を持っています。


2-5)Contents Marketing

顧客にとって価値あるコンテンツ(広告ではない、価値ある情報)を作成・配信することで見込み顧客を醸成し、購買に繋げるためのマーケティング手法。

ポイントは「価値あるコンテンツを作る」、「顧客を育てる」、「ファン化する」の3つで、短期的な売上増加だけではなく、中長期的な収益貢献を目指します。


2-6)CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)

顧客との良好な関係性を築き、自社の従業員と顧客との関係性を一元的に把握して総合的に管理できるようにするマネジメント手法です。

「顧客へアプローチ方法」、「顧客との関係性構築方法」を明確にするため、顧客と良好な関係性を構築し、顧客に自社のファンになってもらうことを目指しています。

例えば、顧客の連絡先や購入履歴、メールやソーシャルメディア等でのコミュニケーション、商談や取引の進捗状況等を一元管理することです。


2-7)D2C(Direct to Consumer:消費者直接取引)

メーカー等の製造企業が自社で企画・製造した商品を、卸や流通、小売といった中間業者を介さず、自社が運営するECサイトを通じて、直接消費者に販売するビジネスモデルのこと。

DtoCまたはDTCと表記することもあります


2-8)DWH(Data Ware House:データの倉庫)

企業の意志決定を支援するために、企業に蓄積される膨大なデータを格納するシステムのこと。

蓄積された大量のデータを分析することで、経営やマーケティングの重要な意思決定をサポートするために用いられる。

データベースは、あくまでもデータの記録・参照に利用されるが、DWHは、保存形態が定義された上でデータの統合がされるので、複数システムから集約したデータを高速に処理することが可能となる。


2-9)MaaS(Mobility as a Service:サービスとしての移動)

自動運転やAI等の様々なICT(情報通信技術)を活用してマイカー以外の移動(公共交通、ライドシェア、カーシェア、自動車シェア、タクシー、レンタカー等)をシームレスにつなぐという新たな移動の概念のこと。

MaaS普及により、ユーザーの利便性の他、都市部の交通混雑の解消や過疎地域や高齢者等の交通弱者対策といったさまざまな問題解決に効果があると期待されている。


2-10)SaaS(Software as a Service:サービスとしてのソフトウェア)

クラウド上に作られたアプリケーションやサービスを、インターネット環境があればデバイスや時間を問わずに使用できるサービス全般を指す総称。

GmailやZoomがこれに当たります。例えばGmailは、クラウド上に構築されたメール用のアプリケーションを、インターネットを通じて利用できます。


3.用語集(その2)を作成してみて

今回の用語は、ほとんど省略語でしたので、始めたこれら用語を見た時は、一体何なのか全く想像もできない状態でした。

しかしながら、内容を紐解いていくと、いずれも既に導入されているものであり、事例を見ると「あぁ、このことか」と分かるものばかりでした。

そう考えて行くと、DXは既に我々の日常に深く入り込んでいることが理解できました。また、確実に、我々の生活を豊かに、効率的に、そして便利にしています。

用語の理解から始め、自社の状況をそこに照らし合わせ、企業として、DXにどのように取り組んで行くかを考え、実行していくことの重要性を感じました。

是非、これら用語の理解することで、変革の足掛かりとして頂けると幸いです。


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