加害者が悪いのに「被害の及んだ人間自身の問題」として責任転嫁しないでくれ
この言葉を、何かにつまづいてしまった自分自身を鼓舞するために、自ら引用するのはいいと思う。しかしつまづかせた張本人、つまり加害者がいつまでも立ち上がれない相手に向かってこの言葉を引用するのは、甚だ遺憾であるし吐き気しかしない。
言いたいことはわかる。何なら私も、字面だけなら賛同できる部分もある。過去に足を引っ張られて沈んでいるより、早くその過去を断ち切って前へ進んだほうがいいというのは、ここ数年の間で身をもって学んだことだ。
もちろん何につまづくか、何を苦とするか、何に縛