編集の仕事 2014 美術出版ライブラリー日本美術史
本当にわかりやすく最新の研究も入り
大学の教科書にもなるような美術の本をつくろう
そんな夢のような本を実現しようとするプロジェクトが社内で立ち上がり、
日本美術史の担当となり明治学院の山下先生と東大の高岸先生が監修してくださり本づくりがスタートしました
この本は人生最大のモンスターブック
見開き完結
わかりやすい見出し
重要ワードにルビ
美しい図版
美術館情報や書籍ガイドの詳細データ
執筆者は総勢25名
マンパワーも資金力も潤沢でない中小企業でつくるのは無理すぎるとわかりつつも、この本を作るか作らないかで編集者人生は変わる という意気込みだけで動きスタッフもデザイナーも版権処理会社にもたいへんな負担となってしまった一冊です
やってもやっても終わらないというモンスターは本当に恐ろしく いまでもみなさんに迷惑かけてしまったと振り返ると苦い味を感じます
その後 美術出版社の民事再生申立てを超えて、そのとき手伝ってくれたスタッフが西洋美術史を引き継ぎ、兄弟本が出て本当によかったと思いました
美術出版ライブラリー日本美術史
美術出版社
イラストレーターのすずきももさんが運営する、とても素敵な本とカフェとギャラリーがある「ポンピイェハウス」で、森の出版社ミチクルの本と來嶋の編集の仕事を並べた展示を行わせていただくことになりました!
森の出版社ミチクル 本とカゴと土偶
11月1日ー25日(火水休)
森の出版社ミチクルの活動では、これまで制作した本とともに、最近熱心に取り組んでいるかご編み、野焼きで作品をつくっている縄文土偶も販売させていただこうと思っています!
來嶋路子 編集の仕事
アーティストと一緒にゴールの見えない道を歩いていたら30年が経っていました
11月14日ー25日(火水休)
20歳からアートの本の編集に携わるようになり、さまざまなアーティストの画集や著作集などを担当。これまでつくったアートブックを一堂に並べます。
トークイベント
アートブックの編集について話します
聞き手 佐藤優子(編集者・ライター)
11月17日(日) 14:00-15:30
先着20名 1500円(ワンドリンク付き)
カゴ編みワークショップ
11月24日(日) 13:00-15:00くらい
定員5名 2000円
要予約 michikururu@gmail.com
プロフィール_來嶋路子 くるしまみちこ
@ michikokurushima
東京出身。大学4年生の頃から、美術出版社でアルバイトを始め、その後『みづゑ』編集長、『美術手帖』副編集長など務める。東日本大震災を機に北海道岩見沢市へ移住。その後もアートやデザインの本の編集を続ける。2017年より人口300名ほどの美流渡地区で出版活動を始め、ローカルのつながりを生かした本づくりを行う。マガジンハウスWEB「colocal」で日々の暮らしを連載中。
ポンピイェハウス
@ponpiyehe
北海道札幌市中央区南6条西24丁目1−27
11:00−18:00(金・土22:00まで)