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【V】塩のおはなし①「塩と食塩」

私のベジタス持論では、ヒトが自然界の一部であること、食性を守れば健康が維持でき天命を全うできること、を基本にいろいろなお話をしております。

特に重要と私が思うものからお話しておりますが、たまにとんでもなく重要な項目を話し忘れていることがあります。

はい、今回の「塩」がまさにそれですw。
以前にも、頭寒足熱を話し忘れてましたね。抜けまくっていますが、これがまいけるクオリティです。
どうだまいったか!(ほんっとにゴメンナサイね、こんなヤツでw)

さて、最近ではだいぶ見直されてはきたものの、ひと昔前までは「塩」といえばまるで諸悪の根源と言わんばかりに袋叩きにされておりました。
減塩どころか、禁塩までやってしまう勢いでしたね。

なんということでしょう……。
すべて、大いなる勘違いwなのに!

今回からそんな「塩」を全面的に擁護(?)すべく、何回かに分けてお話いたします。


「塩」と「食塩」は別物

まず今回は、基本的なことをお話します。

ご存知の方も多いと思いますが、「塩」と「食塩」は別物です。

万が一、「えぇ??」というリアクションをしてしまった方は、今回の内容はよーく目をかっぽじって(目はかっぽじれないw)お読みください。

塩と食塩の説明は以下の通りです。

  • 塩 ・・・ 海水を天日干しまたは煮詰めてできる結晶。あるいは岩塩などの塩の化石から採れる結晶。

  • 食塩 ・・・ ほぼ、塩化ナトリウム。本来は工業目的に使う塩化ナトリウムを、食用に転用した科学調味料のひとつ。

細かい説明はともかく、とりあえず全くの別物ということをご理解いただければ大丈夫です。
重要なのは、「似ているもの」ではなく、「全く違うもの」という認識です。

見ていただいて分かる通り、塩は自然物ですが食塩はMSG(グルタミン酸ナトリウム:いわゆる、○の素)などの化学調味料と同じ化学物質です。
多くの人に、普段使っている「食塩」が塩だと勘違いされたため、いろいろな弊害が起こりました。

塩は血圧を上げる?

塩、と聞くとたいていの方が「血圧」を連想するでしょう。

でも、塩と食塩の違いをお話したのでもうお分かりだと思います。
血圧を異常に上げるのは食塩であり、塩ではありません

塩の主成分は確かに塩化ナトリウムですが、その含有率は約60〜70%(種類によって差があります)です。さらに、他に含有するミネラルや成分バランスが素晴らしく、多少摂り過ぎても不要であれば腎臓のはたらきですぐに体外に排泄されます。

ちなみに塩はヒトの身体に必要な栄養も充分含まれているので、極論、玄米ご飯に塩をかけるだけの食事で、ヒトは健康に生きられます。
他の食べ物は生命活動には不要な嗜好品です。(あくまで極論ですw)

一方、食塩を摂ると血中のナトリウム濃度が急激に上がります。
食塩は99%以上が塩化ナトリウムであるため、少量食べただけでも血中のミネラルバランスは崩壊します。

するとすぐさま、身体のいろいろなバランスを管轄する腎臓が反応し、それを薄めようと血中の水分量を増やそうとします。この結果、血圧が上がるわけですね。

また、尿が出にくくなり(体内の毒素も排泄できなくなる)、喉が渇くようにもなります。腎臓は頑張るものの、ミネラルバランスの崩れは簡単に元に戻らないため、その他にもさまざまな弊害を引き起こします。

このように、塩と食塩では身体への作用も全く違います。
血圧を上げたり、弊害を引き起こすのは食塩!ここは押さえておきましょう。

しつこいですが、全く違うんです!

重要なので、しつこく何度も言います。

塩と食塩は似ても似つかぬ、全くの別物です!

違うのは知っていても、
「まがい物とはいえ、食塩も塩でしょ?」
と認識し、普通に代用している人が多いように感じます。

私はベジタリアンとはいえ、そこまで食に厳密にこだわってはいません。(さすがに肉塊は食べられませんがw)
ただ、「塩」だけは話が違います!
塩だけは完璧にこだわっています。そのくらい、大事です。

「じゃあ何で忘れてたの?」って言われそうですが、それがまいけるクオリティですw。

今回は「違う!」ということを際立たせたいので、ひとまず終わります。
詳細は回数を分けて、お伝えしていきますね。

今回もお付き合いいただき、ありがとうございました!まいけるでした。

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