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【3冊】読んだ本をサラッと紹介(その8)[新書大賞にノミネートされた本]
読んだけど諸々の理由により読書感想を書いてない本がけっこうあります。
それらをサラッと紹介していこうと思います。
諸々の理由は割愛しますが、「つまらない」とかではないです。
読んだ直後は読書感想を書くつもりでいても、いざ記事にする時になかなか進まないことがあります。
そのまま保留にしておくのもアレなんで、サラッと紹介していこうかなと。
なお、今回は「新書大賞」にノミネートされた本の中から3冊紹介します。
以下リンクにて、これまでのノミネートが確認できます。
上記の中から気になった本を3冊読んだので、それぞれ紹介していきます。
※2025年のノミネートではないです
1.映画を早送りで観る人たち
1冊目は「映画を早送りで観る人たち」です。
まずはAmazonから本の内容を抜粋します。
なぜ映画や映像を早送り再生しながら観る人がいるのか――。なんのために? それで作品を味わったといえるのか? 著者の大きな違和感と疑問から始まった取材は、やがてそうせざるを得ない切実さがこの社会を覆っているという事実に突き当たる。一体何がそうした視聴スタイルを生んだのか? いま映像や出版コンテンツはどのように受容されているのか? あまりに巨大すぎる消費社会の実態をあぶり出す意欲作。
こんな感じの本です。
本書は本屋大賞2023で第2位になっていました。
私は映画を早送りで観ないため、早送りする人がどういった人なのか興味がありました。
「きっと共感できないだろうな…」と思っていたのですが、意外と共感できる部分もありました。
共感できたのは「ネタバレ」の部分です。
私もあまりネタバレに抵抗がないため、その辺りは共感しました。
私は今後も映画を早送りで観ることはないと思いますが、早送りする人の心理はなんとなく掴めた気がします。
著者は早送りする人に理解を示しつつも、ずっと腑に落ちてない様子なのが良かったです。
その腑に落ちない感じにも共感しました。
2.ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち
2冊目は「ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち」です。
まずはAmazonから本の内容を抜粋します。
【「教養=ビジネスの役に立つ」が生む息苦しさの正体】
社交スキルアップのために古典を読み、名著の内容をYouTubeでチェック、財テクや論破術をインフルエンサーから学び「自分の価値」を上げろ――このような「教養論」がビジネスパーソンの間で広まっている。
その状況を一般企業に勤めながらライターとして活動する著者は「ファスト教養」と名付けた。
「教養」に刺激を取り込んで発信するYouTuber、「稼ぐが勝ち」と言い切る起業家、「スキルアップ」を説くカリスマ、「自己責任」を説く政治家、他人を簡単に「バカ」と分類する論客……2000年代以降にビジネスパーソンから支持されてきた言説を分析し、社会に広まる「息苦しさ」の正体を明らかにする。
こんな感じの本です。
本書は本屋大賞2023で第10位になっていました。
1冊目の「映画を早送りで観る人たち」と同様、2023年のノミネートです。
どちらもタイパについて色々と考えさせられる内容でした。
「映画を早送りで観る人たち」はエンタメ方面、「ファスト教養」はビジネス方面、という感じでしょうか。
他にもたくさんノミネートされている中で似た感じの2冊を選んだのは、おそらく自分がこの辺りの内容に興味があるんだろうなと。
3.言ってはいけない 残酷すぎる真実
3冊目は「言ってはいけない 残酷すぎる真実」です。
まずはAmazonから本の内容を抜粋します。
ひとは幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない。
この社会にはきれいごとがあふれている。人間は誰しも平等で、努力すれば必ず報われ、〝見た目″はそれほど大した問題ではない――だが、それらは絵空事である。往々にして、努力は遺伝に勝てない。知能や学歴、年収、犯罪癖も例外ではなく、美人とブスの「美貌格差」は生涯で約3600万円もある。また、子育ての苦労や英才教育の多くは徒労に終わる……。進化論、遺伝学、脳科学の最新知見から、人気作家が次々と明かす「残酷すぎる真実」。読者諸氏、遺伝、見た目、教育、性に関する、口には出せない「不愉快な現実」を今こそ直視せよ!
こんな感じの本です。
本書は本屋大賞2017で大賞になっていました。
※2017年の専用ページがなかったため、歴代の大賞ページをリンクしました
2017年ということで少し昔の本ではありますが、エビデンスベースで書かれていて自分好みでした。
上記の内容紹介にあるように、内容的には若干過激です。
ただ、エビデンスを交えて書かれているため納得感はありました。
とはいえ興味のない分野もあり、その辺りはサラッと読み。
なお、本書はシリーズ化されています。
第2弾・第3弾の本もリンクしておきます。
本書が面白かったので、第2弾・第3弾もいずれ読もうと思います。
おわりに
ということで、「【3冊】読んだ本をサラッと紹介(その8)」に関してアレコレ書いてみました。
紹介した本は、
映画を早送りで観る人たち
ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち
言ってはいけない 残酷すぎる真実
の3冊でした。
今回は「新書大賞」にノミネートされた本の中から3冊紹介してみました。
他にも何冊かあるので、定期的にこのシリーズを書こうと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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