2月の読了本とおすすめ(3/3)
こんばんは、皆見です🌙
3月も半分終えましたね!…ということは急がないと2月の紹介しにくくなっちゃうのでは?と思ってnoteを開いております!
これをお蔵入りにはしたくない!!
それくらい素敵な小説と出会えましたので早速紹介させていただきます!
ナチュラル・ウーマン 松浦理英子
2月に読んだ16冊のうち特によかった本2冊目、こちらになります!
この作品はネタバレどうこう、というタイプの物語ではないのですが、この先内容に触れているのでご注意下さい。
こちらのジャンルは難しいのですが、敢えて言うなら恋愛小説でしょうか。
但し、その関係の中に男性は出てきません。
女性と女性の恋愛が3部構成で描かれています。
でも私は、これをレズビアン小説と呼びたくはありません。
確かに女性同士の恋愛を濃厚に写し出しているのですが、この小説のキモは、恋愛関係である2人の対話だと思います。
そこを言葉で掘り下げるにあたって、男女よりも女女の方がより相応しい表現になっているのでは、と思います。
主人公の女性に共感できる女性、男性、いらっしゃるのではないでしょうか。
恋愛を越えてその価値観、欲望の対話が行われているこちらの作品、読んで損はないと思います。
1994年出版と少し古めな小説ですが、機会があれば是非お手に取ってくださいね。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
それでは、また🌼
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