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日記 ゆらゆらゆら

全てがめんどうな時は、何もしない。 何もしない、というか、何もできない。 やらなきゃいけないのに体が動こうとしてくれない、まるで金縛り状態、もっと言えば脳死状態である。 何もしない罪悪感との戦いは、きっと死ぬまで続いていくんだろうな〜という途方もない絶望感。 いっそのこと何もしないと開き直っても結局は罪悪感に呑まれていく毎日のループ。 心理学で言われるモラトリアムとは、子供から大人へと変わる猶予期間だと言われているが、私に取っては刑期のようなものだ。 漂うことを許されるが故

    • すべて赦す

      こんにちは 今回はずっと下書きに眠っていた、映画『ドッグヴィル』の感想を投稿することにしました。 ラース・フォン・トリアーの最高傑作!! ドッグヴィル2003年公開。 これまでに『奇跡の海』『ダンサーインザダーク』など人間の様々な一面を描いてきたラース・フォン・トリアー監督の実験的作品。 9つの章で構成され、ナレーションが補足をしていくという小説ぽいスタイルなのがポイント。 舞台セット×小説 という組み合わせ、最高に面白い。 主演は『アイズ・ワイド・シャット』『ムーラン・

      • 日記 なんにもない

        今日はなにもできなかった。 罪悪感すら湧いてこなくなった。 浪人生なのに大学行く気なんてもうなくて、なにしてんだろうの毎日。 とにかく今日は活動できない日だった。 ここ2、3年で気分の浮き沈みが激しくなった。 朝はとにかく無理、昼も無理、夜なんてもっと無理。 無理すぎる日が何ヶ月か続いたと思ったら、今度はめちゃくちゃ活動的になる日が訪れる。 ちょうど夏に入ってから最近までの私は活動的な期間にいると思う。 やたらと外出するし、人とも結構会話する。 でもここ数日で少し調子が悪く

        • 日記 影を探すのさ

          そろそろ綺麗めな恋がしたい。 私の過去の恋愛は三角コーナーみたいな惨めで思い出したくもないようなものばかりだから、そろそろキラキラでエモいエモい恋愛がしたい。 でも恋愛は「よし!するぞー!」なんてノリではじめられるもんじゃないし。 まず出会いが必要で、さらに出会った人間の中から自分が信頼を置ける人間を探し出さなければいけない。 そう考えると恋愛って結構な高難易度だよね。 そもそも容姿ナシ、性格ナシの私。 不細工なくせに性格もひん曲がり、共演NGすぎる。 恋愛云々の前に自分のス

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          日記 空はどこまで続いているの

          人はいつだって空を見上げることしかできない。 暗黒にポカンと浮かぶ地球、全てがあるようで何もない東京、冷たい街。 こんな世界に生きていると空が恋しくなる。 空になんて行ったこともないくせに、空の記憶を思い出そうとする。 ずっとずっと遥か向こう。 望むものなんて何ひとつとして存在していないとも知らずに、無邪気に空に憧れている。 まだ幼くて何も知らない頃、私は空の何もかもが不思議で仕方なかった。 空の始まりと終わりを知りたいと思っていた。 空と地上の境界線、空と宇宙の境界線は

          日記 空はどこまで続いているの

          日記 夏の風物詩はかき氷以外認めません

          暑すぎる、ありえないくらいに暑い。 天気予報は「今日は猛暑日になる」だとか言うけど毎日が酷暑日。 暑いというか、もはや熱い。 太陽の熱線が肌を貫通するんじゃないかと思ってる。 外に出る度に死を覚悟する。 本気の「行ってきます」を言う。 日傘で多少はマシになるとはいえやっぱり暑い、熱い。 外出た瞬間から水浴びたい。 外出た瞬間から冷房ガンガンの部屋でアイス食べて、城本クリニックのCMみたいにごろごろしたいの。 このクソ暑いのに夏の風物詩だとかいって風鈴チリンチリン鳴らす人は水

          日記 夏の風物詩はかき氷以外認めません

          日記 友達足りない

          日記と言いつつも毎日更新するわけでもないし、そもそも毎日の過ごし方が同じすぎて大して報告することも無ければ出来事を自分の中で整理する必要がない。 たまたま書けそうなことがあった日はなるべく更新していきたいな(2割の本音) カフェ 隣の席の会話が聞こえてくる。 聞く気もないのに耳に入ってくる。 別に聞きたくもない、年配の母親の悪口 別に聞きたくもない、不幸アピール 別に聞きたくもない、自慢話 別に聞きたくもない、女の話、男の話 人は自分が優越感に浸るためには、平気で他人

          日記 友達足りない

          日記 ほとんどの場合カラオケはひとりで行きたい

          久々にnoteを更新しようかなと思っていたら数週間も経ってしまっていた。 AB型だから気まぐれ〜とかステレオタイプ駄目人間のような言い訳。 私は「別にそうでもないんだよなあ」なことをあたかも本気かのように言ってしまう癖があるらしい。 「春巻きは365日でも食べたい」と言うけれどそれは今この瞬間に食べたいだけ、みたいなやつ。 友達に「僕もnote書きたい!」と言ってみたりするけど結局書かないのはこれが理由だと思う。 とにかく私のこの癖は、気まぐれなんて可愛いものじゃなくてただ

          日記 ほとんどの場合カラオケはひとりで行きたい

          愛の獲得

          こんにちは 夏休みもほぼ終わり、特になんもせずにひたすら塾と家を往復して過ごしました。 勉強ばっかしててもつまんないのでこうしてnoteを更新するのが僕の密かな楽しみです。 今回はベルギー闇の三部作最終章「依存魔」を鑑賞したので三部作まとめて感想とか書いていこうと思います。 「変態村」「地獄愛」「依存魔」というあからさまな邦題の響きが好きです。 内容はもちろん最高なので是非観てみてください。 変態村変態村は2004年公開の作品。冬が舞台。 ベルギー闇の三部作の第一作目と

          愛の獲得

          爆裂!きんたま最高!

          こんにちは みんなさんはきんたまが切り取られてホルマリン漬けにされたり、とある有名監督のきんたまが解け落ちる映画『プラネット・テラー』を知っていますか。 プラネット・テラー in グラインドハウスそもそもグラインドハウスとは、60~70年代アメリカに存在していた、B級映画などを2本立てや3本立てで上映する映画館のことを指す。 映画『グラインドハウス』は、このグラインドハウスをオマージュするような形式の映画で、『プラネット・テラー』(ロバート・ロドリゲス監督作)と『デス・プル

          爆裂!きんたま最高!

          観る

          こんにちは、久しぶりのnoteです 今回は僕の尊敬する映画監督、シャンタル・アケルマンの初長編作品を観たのでその感想をまとめます。 と言っても観たのは4月ですが、、まあまだまだ新鮮ピチピチの感想です🐟 そういえば友達に「おすすめの映画だいたいセックスじゃん」って言われたけど、うーん、否定できない。 私、あなた、彼、彼女1974年制作の本作は後の多くの映画作家に影響を与えた、女性監督シャンタル・アケルマンが、当時24歳の自身を主人公にモノクロ映像で撮ったセルフポートレイト的

          純粋な欲望

          今回はルネ・クレマン監督作品の『禁じられた遊び』の感想をまとめてみます。 禁じられた遊び本作は1953年公開の映画。 監督には『太陽がいっぱい』で有名なルネ・クレマン。 世界で起こる大きな戦争と身近で起こる小さな戦争。 欲望が巻き起こす様々な様子を子供の純粋な視点から残酷に描き出した傑作。 あらすじ 第ニ次世界大戦最中のフランス。 ナチス・ドイツからのパリ侵攻により、5歳の幼い少女ポートレットは両親を亡くし、大切にしていた愛犬の命も奪われ、その死体を胸に抱き行くあて

          純粋な欲望

          たかが面の皮一枚

          こんにちは。 今回は勅使河原宏監督作品、『他人の顔』の2つの魅力と「顔」について適当にまとめてみます。 久しぶりに書くnoteなのでいつもとは比にならない程に酷い出来なんだろうなと予想ができます。 他人の顔本作『他人の顔』は1966年制作の映画。 安部公房原作、勅使河原宏監督作品。 失踪三部作のひとつであり、『砂の女』に続く第二作目。 全編モノクロで、顔にコンプレックスを抱えた男の心理を鋭く描いている。 あらすじ 主人公の男は事故で顔に大火傷を負い、顔を包帯でぐるぐると

          たかが面の皮一枚

          物語の真のゴール

          今回は先日U-NEXTで無料配信が始まった『映画大好きポンポさん』について書いてきます。 劇場で観れたことが自慢です。 映画大好きポンポさんポンポさんがきったぞー!! 映画の都ニャリウッドを舞台に、伝説的映画プロデューサーである祖父の才能を受け継ぐポンポさんと、彼女によって映画監督に抜てきされた映画好きの青年ジーンの奮闘を描く傑作お仕事ムービー。 海外からの評価も良く、日本のみならず北京やシドニーそして、なんとハリウッドでも上映された。 あらすじ 映画の都ニャリウッ

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          ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー 感想

          こんにちは^ ^ 今回は先日公開されたブラックパンサー/ワカンダフォーエバーを公開日に観ることが出来たので感想を書いていきます。 ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー率直に言うと全く好みではなかった 箇条書きが増えると思う。 まず大前提に故チャドウィック・ボーズマンへの批判ではない。 彼に、そしてこの作品を企画し関わった全ての人に心からの追悼と敬意を表します。 序盤をあらすじ風にまとめると、 サノス軍との大戦後。 国王ティチャラ/ブラックパンサーを失ったアフリカ

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          愛の魔法

          こんにちわ。 誰にでも価値観、好きだな、苦手だな、得意、不得意があると思うのだが、今回は僕の個人的な映画愛について語っていく。 少し刺がある部分もあるが、暖かい目で見守ってくれると嬉しい。 映画って素敵だ① 有限なものだから 僕にとっての映画とは「現実逃避」に近い。 勉強するわけでもなくなんとなく観ているから「芸術に触れているから」なんて偉そうなこと口が裂けても言えない。 映画とは造り手が存在する虚構の世界である。 愛や喜びを、時には恐怖を作り出す不思議な世界。 何

          愛の魔法