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私がベンチャー執行役員×育児をしながら国内夜間MBAを目指した理由

私が受験を決意したのは2021年11月頃のことでした。
MBAを目指した背景についてはがっつりインタビューしていただいたことがあるのでよろしければこちらをご覧ください。

前述のインタビューでお話ししていることがほぼ全てなのですがせっかくなのでこちらでは触れていない点について記そうと思います。

冒頭に記載したとおり、受験を意識したのが11月。
願書受付期間が確か12月20日~1月7日までというようなスケジュール感でした。
MBAなんて全く想像もしていなかったところから急に方向転換をした理由の1つはその年の4月に執行役員に昇格し10月に昇給したことがありました。

第一子出産後に入社したマクアケではワークライフバランスを重視した働き方をする気満々でした。それが嬉しい悲鳴(?)で会社がみるみる成長し、これまた有難いことに思ってもみなかったポジションにつかせていただき、それに比例して収入もどんどん上がりました。
前職でも十分納得のいく給与をいただいていたので、それ以上の収入は自分のなかで想定外であり、その部分は何かに投資し会社に還元したいと思ったのです(真面目)

当時は大好きな娘と過ごす時間のために効率よく質の高い仕事をしたいと思う気持ちが募るものの、結局毎日残業ばかり。
答えのない問いに向き合いながら本やインターネットで調べ、時にはセミナーや勉強会に参加し、同じフェーズの会社があると聞けばキーマンを紹介してもらったりしながら事業成長にどう貢献できるか模索する日々でした。

しかし、本を開けば「マネジメントは人だ!」「マネジメントは数字だ!」と逆張りの理論ばかり。
セミナーに参加したら「・・・え?結局自社サービスの宣伝やん(そら無料セミナーやから当たり前か)」
業界の先輩方の話を聞いては「頑張ってるね!」と励ましてもらっていい気持ちになり。

娘ともっと一緒にいたいのに、もがけばもがくほど娘の寝顔しか見れない時間に帰宅する毎日にモヤモヤしていました。
そして、結局身近な人で一番短期間で成長したなと思える夫(私の2年前にMBAを修了していた)を見習って受験することにしたのです。

当たりはずれのある本やYoutubeを手あたり次第みることや、好きでもないお酒を飲みながら今後につながるかも分からない人脈形成に勤しむことをやめ、真っ向勝負で経営を学んでみようと。
お金も時間も投資するものは大きいですが、その結果MBAホルダーになることは投資に値するだろうと確信を持っていました。

これはMBAを修了して本当に思うのですが、本やYoutube、セミナーにもたくさん面白いものはあります。ですが、整理された情報を受け身で聞くのはただの気持ちのいい作業でしかないです。
MBAというと、ビジネス本ばかり読み理論ばかり語る頭でっかちな人ばっかりだと思っていましたが、全く違います。(もしそういう人がいたら偽物ですので無視してください)

MBAの一番の魅力は、自ら問いを立て、頭をフル回転させ、手を動かしてデータを取り、資料を作り、人前で発表するところまでがセットで経験できることなのです。
これを毎日毎日繰り返す2年間でしか身につかないものがあるのです。

個人的にはベンチャー企業の事業部長や執行役員クラスの人には本当にお勧めしたいです。まぁまぁ会社の事業が軌道に乗り、若手を引っぱりリーダーシップを発揮しているとどうしても自分がキャップになってしまいます。
「教えてもらう機会は同業界の先輩とかいるしあるよ!」というあなた。
本当に自社の問題をがっつり相談できていますか?飲み会で?ご紹介のあとの1on1で?
お金も払わずに、すごいキャリアの先輩やその道のプロの時間を拘束して本当の意味での学びを得ようとするなんて不可能なはずです。ビジネスや事業の構造を本当に理解しようとしている人ならなおさら分かっているはずです。
MBAは正式なルートで、利害関係なしで、素晴らしい教授陣をがっつり拘束できますw

また当然ですが、ベンチャーには人材に教育投資するほど潤沢な資金はないです。中途採用を通じて、他社でしっかり経験積んだ人材を獲得することに投資している企業がほとんどであり、じっくり人を育てるなんて夢物語です。
ですが、必ず次のフェーズで人材育成が必要になります。
その時に学び方を知っている人がいる会社といない会社では確実に成長曲線が変わるはずです。
正しい学び方をぜひ身につけてほしいです。

MBAの魅力や、受験前に準備したことについてはまた別記事で書こうと思います。

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Megumi Sakamoto
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