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同調

ラクシュミーが羽化させた宇宙、銀河の銀行で下ろした数千円で、旅を続け、拙い永遠から解き放たれ、度重なる苦しみを翻し、やがて来る絶対的な希望により、磔にされた人々や、互い違いになってしまった君たちのジレンマや、夜通し紡ぐ真理などなどが、衝突する原理原則が通用しない宇宙の交差点、緩慢な身体へのログアウトを終えて、電脳世界へと旅立ったマクロな精神、飢餓し続けるだけの、堕落した世界から超越し、短絡的な厭世観などに騙されずに、杜撰な君たちの神のようなものに腰掛け、言葉足らずな君たちの憎しみを再利用しては、境目もなく、奪い合うだけの、愛と名付けられたもの、不確かな俯瞰から現れる行政的な区画を破砕するための、戦車に乗り、あがなうほどに食い込む値や、あてがわれるほどに、増して行く憎しみや、慈しみなどを放棄して、散漫な愛が、戒律などを謳いながら、そこかしこに制限を生み出し、意思を踏み台にして、想念なんかを、簡単に操作しながら、萎びた過去に保管されたものを引き出したり、軽薄な邂逅に捩れる空間から逃れ、蝉蛻を繰り返す意図や、他愛無い循環、空白を埋めるための暗黒物質やセオリー、輪唱する倫理観や、警報器が唸る余罪ばかりの夜、カバンの中に詰め込まれた欲望の残り滓や、逡巡するほどに増して行く苦悩、高尚さなどを謳い、多目的な理由を流動させ、蠢く道理や、蹲る君、掠奪を続ける政府のまやかしや、見捨てられた感情のままに、大人になってしまった奴らの怒りや、性善説や性悪説が混ざり合いながら、混沌としている今朝をぼんやりと眺めては、黄昏れる現在に訪れる過ちなんかを、次々と乗り越えて行く。

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