こころとからだのためのストレスケア~⑤自律神経のバランスを整える呼吸法編~
このところの大きな寒暖差により、
こころとからだは大きく揺れ動きがちですね...
こうした大きな気温差により、自律神経のバランスが崩れ、
様々な症状が出がちになります。
例えば、頭痛、めまい、動悸、肩こり、腰痛、下痢や便秘などなど、
またからだだけでなく、こころにも
イライラ、鬱々、不安、やる気が出ない、
不眠、情緒不安定といった不調が起きやすくなります。
また、ストレスが多い日々を過ごしていると、
脳からはストレスホルモンが分泌され、
交感神経が優位となることで、
血流が悪くなり、全身の機能が低下しやすくなります。
こうした日々に自律神経を整える働きかけを習慣づけすることが
こころとからだの健やかを育むことにつながります。
~ 片鼻呼吸法~
1. 背筋を心地良い程度に伸ばして座ります。
右手の人差し指と親指を使います。
(本来、ヨガの片鼻呼吸法(ナーディ・ショーダナ)は
ヴィシュヌムドラという手の形で行いますが、
ここでは簡単におこなっていただける方法をご紹介いたします。)
2. 息を吐き出してから、
右手の親指で右の小鼻を軽くふさぐように押さえ、
左の鼻から息を吸います。
3. 今度は左の小鼻を人差し指でで押さえ、
右の小鼻に当てていた親指をはずし、
右の鼻から息を吐きます。
4. 今度は右の鼻から息を吸い、
右の小鼻を押さえ、左の小鼻を押さえていた人差し指をはずして、
左の鼻から吐き出します。
2~4を1セットとして、
ご自身が心地よい程度に3~10セットほど繰り返します。
★心地よくできる範囲でゆったりとしたペースでおこなってみてください。肩にチカラが入りがちになりますので、
できるだけリラックスしつつ、お顔を正面に向けておこなってみましょう。(お顔が下向きになると喉が閉められ、呼吸が深まりません)
★軽い鼻詰まりであれば鼻がす~っと通ることもありますが、
酷い鼻詰まりがおありの時には避けてください。
この片鼻呼吸法をおこなうことで、
ざわざわしていた思考やこころの状態が鎮まりやすくなるため、
こころとからだの落ち着きを取り戻しやすくなります。
また、ヨガでは伝統的に乱れがちな自律神経のバランスを整える効果があると言われています。
寒暖差による自律神経ケアやストレスケアに
ぜひお試しください。