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フィンランドから行く、エストニア日帰り旅行|世界遺産の旧市街を巡る。

moi!!
metsaです。

今回は、フィンランド人御用達の国であるエストニアの首都、タリンに行ってきました。

Tallinn/タリンとは?

タリンはエストニア🇪🇪の首都です。
人口は約45万人(2024年時点)
面積は159.2平方キロメートルです。
エストニア北部、バルト海沿岸に位置します。
歴史的な要塞や教会、石畳の通りが観光名所である一方、タリンは「デジタル国家エストニア」の中心としても知られ、IT技術が進んだ近代的な一面も持っている国としても知られています。

なぜフィンランド人御用達の国なの?

ご存知の方もいるかと思いますが、フィンランドはお酒好きがとても多い国です。

国民の多くがアルコール依存症になっては政府がたまりませんから、フィンランドでは度数の高いお酒は、国営企業の“Alko”というお店でしか購入できないようになっています。
また、フィンランドは消費税が24%なのに加え、酒税も高く設定されているので、お酒の値段がものすごく高いのです。

そこでフィンランド人は酒税も消費税も物価も安い隣の国のエストニアまで出向いてお酒を買うのです。

エストニアへの行き方

多くのフィンランド人(ヘルシンキ近郊在住者)は船を使います。なぜなら安いのと、飛行機を使うまでもない距離だからです。

実質飛行機を使った方が時間がかかるのかもしれません。

また、ヘルシンキとエストニアの首都のタリンはどちらも港町なので船へのアクセスが比較的いいのです。

ヘルシンキ港

まずヘルシンキ港へ向かいます。
チケットを発券していざ搭乗。

船内にはレストランやカフェ、カラオケまで多種多様な娯楽施設があります。
私は眺めのいい上部デッキで船旅を楽しみました。

冬季で日照時間が短いので少し暗いですね。

約2時間の旅です。
東京-大阪とあまり変わらないですね。
ちなみにシェンゲン区域内なのでパスポートの提示は必要ありません。
※念の為持って行きましょう

そして気づくとタリンに到着していました。

船を降りてターミナルを出ます。
10分ほど歩くと、歴史を感じる建物が見えてきます。

見えてきたのは、スール・ランナ門。

中世ファンタジーでよく見るような石造りの門です。

実はこの旧市街、ユネスコの世界遺産のひとつでもあるんです。
この旧市街は、ヨーロッパで最も保存状態の良い中世の都市の一つとして知られており、観光名所として人気です。

タリンは中世のハンザ同盟の重要な貿易都市でした。13世紀にデンマーク人によって築かれ、その後、リヴォニア騎士団、スウェーデン、ロシアなどさまざまな勢力に支配されてきました。長い歴史を通じて発展したこの地域は、中世ヨーロッパの文化や建築の影響を受けているそうです。
フィンランドと境遇は似ています。

実際に散策してみる。

さあ実際に散策してみましょう。
タリン旧市街は、主に「上町(トーンペア)」と「下町」に分かれています。

上町(トーンペア)

貴族や行政の建物が集まっています。
「アレクサンドル・ネフスキー大聖堂」や「トーンペア城」があり、特にトーンペア城は現在、エストニア国会議事堂として使用されています。
高台に位置しているため、旧市街全体を見渡すことができる絶景ポイントもたくさん。

下町
商人や職人が暮らしていた地域で、華やかなゴシック様式の建物や石畳の通りが特徴です。

中央広場(ラエコヤ広場)には、中世の市庁舎「タリン市庁舎」があり、現存するヨーロッパ最古の薬局「ラエ薬局」もここに位置しているそう。

今回は下町メインの散策です。

エストニアフラッグ

エストニアフラッグを発見。
街並みが綺麗です。
色とりどりの外壁が可愛い。

癖が強い看板も
おや?
何かが見えてきました。

旧市街では年間を通して多くのイベントが開催されますが、特に「クリスマスマーケット」が有名です。ラエコヤ広場を中心に、手工芸品やエストニア料理を楽しめるマーケットが立ち並びます。
ということでクリスマスマーケットを見ることに。

大きなクリスマスツリーを中心に、お店がたくさん。
理想郷すぎて、心が躍ってます。

このサイズ感のお店がたくさん。

前述の通り、このクリスマスマーケットではエストニア料理も食べられます。
もちろん冬なので、気温は氷点下数度。
風も強くて非常に寒いですが、料理を食べて暖をとっている人も大勢。

美味しそう
美味しそうだね

お昼のレストランは予約してあるので、ここでは食べません。
その代わりに伝統的な飲み物であるGlöggを飲みます。

Glöggとは、北欧の国を中心に、クリスマスに飲まれている冬の伝統的なホットドリンクです。


本来は、赤ワインやその他蒸留酒に、甘味とスパイスを入れたものなのですが、子供でも飲めるようにノンアル版も販売されています。

グロッグの起源は中世ヨーロッパに遡り、貴族や商人が寒さを凌ぐためにスパイス入りのワインを飲んでいたことに由来するらしいです。
「Glögg」という名前は、スウェーデン語の「glödgat vin(熱したワイン)」が語源とされているそうです。

ちなみにそこにレーズンやナッツを入れるのもまた一興。
これを飲むと体がとても温まります。
見かけは赤ワインと寸分も変わりません笑

クリスマスマーケットということもあり、専用のコップで提供されました。

寒空の下でのむGlöggは最高です。
体の隅々まで温まりますよ。

その他にも、子供が遊べるメリーゴーランドなどの遊具などもあります。

色とりどりのキャンディーが売られているお店もありました。

その他様々なお店がありました。

お昼ごはん

さて、クリスマスマーケットを存分に味わったことですし、お昼ご飯を食べることにします。
お昼ご飯に行ったレストランは、こちら。

オルデハンザというレストランへ行ってきました。
雰囲気がThe ファンタジー。
まるで中世にタイムスリップしたような感覚になります。

外見はもちろん、内装も面白いです。
店内の明かりはほとんどが蝋燭です。
各テーブルに、二つから三つの燭台があります。
が、が、が、めっっちゃくらい。

暗さのレベルでいくと、メニューがあんま見えないくらい。
SSを遅くしたので幾分かマシになっていますが、
それでも暗い。

でも世界観は確かなもの。
中世は火以外の照明がなかったはず。
この暗さはすごくリアルなものになってるのかも。

メニュー

メニューは飾り文字で書かれています。
世界観はいいですが、余計見にくいなと思ったのは内緒です。

今回は、リンゴジュース(ビールが有名なお店らしいのですが、流石に未成年なので控えます)と三種のソーセージ盛り合わせを頼みました。

写真が暗くて申し訳ないです(これのくらいの明るさじゃないとまともに撮れなかった)
どのソーセージも日本では味わったことないような味でしたが、味わい深くて美味しかったです。
オニオンジャムとキャベツの漬物と麦飯のようなもの?との相性が良かったです。

ソーセージの三種盛りセット

お昼が終わったところで、午後は美術館に行きました。
展示は撮影できなかったし、写真中心の美術館だったので書けることはあまりないんですよね。

ということで美術館へ行ったあと、フェリーに乗って帰ったのでした。

まとめ

というわけで今回はフィンランドから行く、エストニア日帰り旅行についてまとめました。
皆さんも是非行ってみてください。
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moimoi!

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