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はじめまして、めとてです
一般社団法人めとてについて
めとては、2023年に設立した、一般社団法人です。困りごとを抱えている当事者と、支援者・専門家をつなぐための、教育・啓蒙活動や対人援助活動を行っています。
どんなメンバーがいるのか
めとてのメンバーは、公認心理師、特別支援学校教員など、対人援助領域での様々なバックグラウンドを持つ人間です。
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私たちはこれまで、日常生活に困りごとを抱える多くの方々に出会い、その支援に関わってきています。赤ちゃん、子ども、学生、働き盛りの会社員から経営者、高齢者。心身に障害のある方、家庭や仕事で悩んでいる方、育児や介護などのケア労働を行う方、不登校や引きこもりの方、虐待・DV・ハラスメントの被害者から、加害者まで。多種多様な人を、各自の現場で、支援してきました。
私たちは、専門家・支援者側でありつつ、困りごとを抱える当事者側も様々な局面で経験してきました。だからこそ、両方の立場の難しさがわかりますし、また、両者をつなぐことの意義や重要性を、身をもって知っています。
めとてを立ち上げた背景
私たちのような支援者や専門家は、日本中にたくさんいます。また、行政や病院などの対人支援を行う機関・サービスも、たくさんあります。
一方で、社会生活上の困りごとを抱えている人も、たくさんいます。不登校・ひきこもりや、メンタル疾患を持つ人の数は、年々増え続けていますし、自殺者数や児童虐待による死亡事例数も、調査上は漸減傾向にありますが、実際はその数倍いると言われています。
以下はその一例です。
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(文部科学省/令和5年)
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(厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛生課/令和6年)
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大変悲しいことに、支援者・専門家側からすると、「なぜ、もっと早く頼ってくれなかったのだろう?」と思ってしまうような状態の当事者が、まだまだたくさんいる、という状況が続いています。支援者側も、困っている人に届きたい、という想いをもって、様々な活動を行っているのにもかかわらず、です。
『見えない壁』が立ちふさがっている
私たちは、これまでにお会いした方々から、こんな言葉をいただいてきました。
「重い病気や障害を持つ人に比べたら、自分や家族の悩みは、専門家に相談するレベルではないと思った」
「この程度のことは普通だと思っていた/我慢すればいいと思っていた」
「誰に・どこに相談したらいいのか、そもそも、どこの誰が何をしてくれるのかもわからなかった」
「勇気を出して相談にいったのに、たらい回しにされた/残念な対応をされた」
「そもそも、人に頼ってはいけないと思っていた」
こういった、多くの『見えない壁』が、当事者と支援者・専門家との間に立ちふさがっています。そして、この壁を自力で、あるいは偶発的に突破できた一握りの人しか、必要な支援を受けられていません。
その現状に対して、私たちができることは、本当に小さなことかもしれません。でも、『見えない壁』を壊すための行動を、できることからしていきたい。
そんな想いで、一般社団法人めとては、『見えない壁』に阻まれている当事者と、支援者・専門家とが、もっとやさしくつながる未来を目指して、活動しています。
noteを立ち上げた理由
今、あなたが困りごとを抱えているとしたら、まず、何をするでしょうか。きっとスマホで、何かのキーワードを入れて検索をされるのではないでしょうか。
今の時代、何かを知りたいときは、動画やSNSで情報収集する人が圧倒的に多いでしょう。でも、私たちの活動には、「バズる」ことを目的とした短時間で視聴可能なものよりも、<当事者のリアルな経験>、そして、それに対する<専門家による理論や経験に裏付けられた解説>の方が、適しているのではないかと考えます。これまでにお会いしてきた当事者の方々も、そうやってご自身で調べて、様々な情報を読み、そして苦労の末に支援者や専門家に辿り着いた方ばかりでした。だからこそ、その苦労を、少しでも軽減したいと思っています。
このnoteでは、
様々な困りごとを抱えた「当事者」の手記+めとてメンバーによる解説
支援を行う様々な「専門家」のコラム
という複数の目から、事例をご紹介していきます。
多くの情報が簡単に手に入る時代だからこそ、かえって、どうしたらいいのか、何を信じたらいいのかが、わからないこともあるでしょう。だからこそ、当事者の経験談だけでもなく、専門家による解説だけでもない、どちらから読み始めても、『その壁の向こう』にいる人の顔が見える、そんな読み物にしていきたいと思っています。
1人の当事者の体験に、もし少しでも共感し、共通点を見出したなら、そこにつながる専門家のコラムをぜひ読んでみてください。気になる専門家のコラムがあったら、その専門家が支援している当事者の手記を読んでみてください。『見えない壁』の向こうにいる人たちの、リアルな言葉を聞いてみてください。
困りごとを抱えているあなたが、このnoteをきっかけに、「あ、自分も頼っていいんだ」「まずは相談してみよう」と思い、少しでも前に進んでいただけることを、心から願っています。