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「あこがれる」より「引き込む」ほうが人生は楽しい。

 月の終わりが近づくと、スケジュール帳のページをデコる。
これが最近のお気に入り。

シールとかマスキングテープとかを、思いつくままにぺたぺた貼るだけ。
それだけなんだけど。
気持ちが童心に帰るのか、結構無心で楽しんでる。
絵心はないので、本当に市販のシールだより。
でも、その組み合わせは自分だけのものだから、
これはこれで個性が出てるかな、と思う。



 一時期、インスタグラムや巷で、「バレット・ジャーナル」という手帳を自分で手作りするのが流行っていた。
あ、今も現在進行形で流行っているかもしれない。

 日常の掃除や、勉強なんかのトラッカーを手書きで作ったり、ルーティンを作ったり、単純に日記を書いたり。
市販のスケジュール帳を買うのではなくて、全部自分で書いてカスタマイズするてづくりの手帳のこと。

 「マインド・マップ」の本を読んで、自分の頭の中にあるものを視覚化したり、思ったことを書きとめることに興味を持ち始めていた頃。
インスタに上がる手帳の写真は、本当にあこがれだった。


私も、こんなふうに作ってみたいなー!といつも思っていた。

 マニアというのか、通というのか。
なにごとも「極める」と物事はすごくなる。
どこどこのブランドの万年筆、特別なインク、数百種類の、外国でしか売られていないマスキングテープ。
そういうものでセンス良く、飾り立てられた手帳を見ると、
「いいなぁ、やってみたいなぁ」と思っても
なかなか、近づけるものではないと、うっかりはるか上空を見上げるような格好になってしまう。

 見よう見まねでやってみても
同じように飾り付けられなくてへこむ。
いくら好きだからと言って、文具にそんな莫大な予算をつぎ込む余裕もないし、きれいにかくセンスもない。
自分が興味があって、楽しそめそうなことなのに。
ハイレベルの人と比べると、とにかくへこむ。


 でも、あるとき気が付いた。
そうやって、始めたばかりの自分なのに、凄腕のプロと比較して落胆することは、自分に対してとても酷なことをやっているのだと。

 はじめたばかりなんだから、できなくて当たり前。
なんで、ルール覚えたてのアマチュアとプロを比べるようなことをして、自分に落胆しなくちゃいけないんだ。
そんなの、無理に決まっているじゃないか。

 これはきっと、ノート術に限らず、きっと新しく始めるすべてのことに当てはまる。
重要なのは、そのまま、まねすることではなくて、自分が同じように楽しめる方法を見つけることだ。


 毎日ノートを丁寧に飾り付けて、センス良く日記をしたため続けるなんて、楽しそうに見えても私には無理だった。

 その代わりに、自分にあったシンプルなスケジュール帳を見つけて、月1とか、気が向いたときに飾ってみることにした。
それから、モーニングノートという、朝に「頭に浮かんでいることを書きだす」というエクササイズを見つけて、初めてみた。

実は、全部ユーチューバ―の「のがちゃんねる」さんの影響。
スケジュール帳ものがちゃんが出版した本にくっついていたもの。
「ノートはうまく書く必要はないんだよー」というメッセージを発してくれていて、まさに私の悩みには特効薬だった。


 

こっちの方が自分にあっていて、無理なく楽しめている。


あこがれるのはいいことだけど、比べてもつまらない。
1から10まで真似をしようするのではなくて、
自分に本当にあっているかどうかとか、
それを把握したうえで、自分のライフスタイルにどう引き込むかを考えてみるほうが、何事もおもしろいと思う。
















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