埃っぽい自室で一人メランコリー
体が重い。
何をするにも億劫。
動くことすらままならない。
不安や心配が寝る前の私を蝕んでいく。
その内不安に洗脳された私はボソボソ呟きながら数時間してようやく眠ることが出来る。
何をするにも億劫なのに、暇だからと、スライムの小さいハートのパーツをただひたすら取ってまたスライムと混ぜてパーツを取っての繰り返しをしていた。今でも気が狂ってると思う。
受験まで残り一年を切りそうなのに、全く勉強が出来る気配がしない。
そもそも勉強机まで移動することさえ難しい。
移動して勉強したとて内容は頭に入らない。
ああ、これが無能かー、金食い虫なのかー、暗闇で呟いて天井を見る。
ゆっくり体を起こしてふと部屋の外を見ると楽しそうな家族の姿。なんで私はこんなに何も出来ない無能なんだろうと思うと価値なんてむしろマイナスだと思った。
これからの未来がどうとか言われても、想像できない。未来の内に、死んでいる気がする。
「大人になったら何したいの?」
大人になるまでに多分自殺してるよ。
「将来なにがしたい?」
自殺。
こうやって馬鹿な頭のせいで話も通じなくなっている。
もう私ってダメなんだな。
苦しいと思いながらまた布団にくるまる。
早く眠剤が効きますように。