見出し画像

ミャンマーとそのまわり、幸せをくれる暮らしのモノとコト_Vol.10_ミャンマー・ヤンゴン、Marlar Mhweの乾物

ヤンゴン在住4年目、4歳男子の母のイワサマキコです。

ともすれば、バタバタと過ぎて行ってしまうミャンマー・ヤンゴンでの日常ですが、日々の暮らしに幸せをくれるモノやコトを見つけるのがささやかな楽しみです。手仕事やアンティーク、伝統工芸品が大好き。

旅先で見つけたものを日常で使うのが至上の喜び。そんな日々に幸せをくれるモノやコトをご紹介します。

****

乾物を日常的に取り入れるようになったのは、乾物を未来食として提案しているDRY and PEACE のサカイ優佳子さんの料理教室に参加したのがきっかけで、ミャンマーで暮らすようになってからは、ますます乾物が日常で欠かせないものとなりました。

例えば、ミャンマーではごぼうを食べる習慣がありません。そのため、手に入れるのがかなり難しいのですが、生のゴボウを日本から持って来る事は出来ませんし、仮に持ってくる事が出来たとしても、数ヶ月持たせる事は出来ません。

でも、我がふるさとの味、豚汁には、絶対にゴボウを入れたいのです。ゴボウが入らないと豚汁らしさが出ないのです!

そんな私が活用しているのは、乾燥ゴボウです。これなら、軽くて、かさばらなくて、常温で長期保存出来ます。

また、イワシの削り節、乾燥あおさ、お麩、乾燥野菜などをあらかじめ混ぜてある"自家製お味噌汁の元"も常備しています。

お湯の中に、お味噌とお味噌汁の元を入れれば、コンロを使わずに即席お味噌汁の完成!

そんなこんなで、私のミャンマー生活にとって、日本からスーツケースに詰め込んで持ってくる乾物は欠かせない存在だったのですが、ここミャンマーでもワクワクする乾物に出会いました。

乾季の間、土曜日の8時〜12時にカンドーヂ湖のほとりの公園では、Yangon Farmers Marketというイベントが開催されています。

野菜やお肉、果物やお茶、雑貨など、ヤンゴンの生産者が一同に集まり、買い物したり朝ご飯を食べる事ができるのです。

https://www.facebook.com/Yangonfarmersmarket/

朝の気持ち良い時間帯に、つやつやの野菜に見とれたり、美味しいコーヒーを飲んだり、新しい食材に出会ったり出来るこの素敵なイベントが大好きで、度々訪れています。ある時、その一角で気になるお店を発見しました。

それは、made in myanmarの乾物を取り扱うお店だったのです。

色とりどりの乾物が瓶詰めされていて、見惚れる美しさ。

まずは、生姜パウダーの瓶をひとつ買い求めて使い始めたのですが、これがかなり便利で使えるものでした!

毎朝飲んでいるスムージーに加えたり、お味噌汁や豚汁にひとさじ加えて生姜の風味を楽しんだり。お茶に入れればジンジャーティーに。さらに、生姜のみじん切りを炒めて香りを出して使うような料理にもこの生姜パウダーを使っています。

生姜の皮むきをして、みじんぎりにしたり、すりつぶしたりする手間がかからないのが良いのです。生姜を加熱して使う料理であれば、まったく問題なく使えます。

そんなわけで、生姜パウダーがとても便利に使えたため、その他の商品も試してみることにしました。

唐辛子パウダー(私が買い求めたのは、粗く刻んであるものですが、粉状のもの、VERY HOTという辛さが強いものもあります)

こちらも初めから刻んであるので手間いらず。…唐辛子は種をとってみじん切りに、、、というレシピにそのまま使えます。

そして天然塩と粒胡椒。言わずもがな、何にでも使えます。

また、使いやすい容器に入ったガーリックパウダーと粉胡椒もあります。食卓にそのまま出して使える美しいデザインです。個人的には、ミャンマー文字がパッケージに使われているところにきゅんとしてしまいます。やっぱりミャンマー産のものにはミャンマー文字がついていないと!

そして、紙パッケージに入った乾物たちが、バラエティ豊かでミャンマーらしさ満点!

乾燥レモン。レモンの買い置きがなくてもレモンティーが出来ますね。レモンを使う料理にも良いかも。

スライス乾燥生姜。生姜のスライスを使う豚の角煮などに使っています。

乾燥なす。お味噌汁などに手軽に。

乾燥ゴーヤ。何に使うか考え中。アイディア下さい。

乾燥レモングラス。タイっぽい料理を作るときに?使ったことのない乾物の使い方を調べたりするのもまた楽しい。

ミャンマーらしさ満点!乾燥バナナの茎。バナナの茎は、日本人にはなじみがない食材ですが、ミャンマーの国民食であるモヒンガー(ナマズ出汁を使った麺料理)には必ず入っている食材です。真似してスープに入れてみましょうか。

乾燥ローゼルの葉。これもミャンマーらしい食材と言えます。ミャンマー料理屋さんでは、このローゼルの葉を使った酸味のあるスープが提供されています。

モリンガ。ミャンマーが誇るスーパーフードです。熱帯地域で広く栽培されているワサビノキ科の植物で、ダイエット、デトックス、便秘解消、アンチエイジング、免疫力向上、アレルギー症状の緩和、抗酸化作用、抗うつ作用などに効果があるとか。東南アジアでは、昔から、薬に使ったり、滋養強壮のために飲まれたりしていたそうですよ。

煮出してお茶に使ったり、スープやサラダ、ヨーグルトなどに入れて。

乾燥アカシアの葉。もはやどうやって使うのかも分かりません!でも可愛いし、気になるから買っちゃった!お湯をさしてお茶みたいにして飲むのでしょうか。

ミャンマー独特のものも、塩胡椒のように世界中で使われるものも、どちらも、家の食卓で使うだけでなく、お土産にするのも素敵だと思います。

差し上げる方の顔を思い浮かべながら選んで、スーツケースの隙間にちょこっと詰めて運べますね。

乾物は、軽くて、常温保存可能で、エコな未来食!自分では使い道が分からない乾物は、お料理上手なあの方にプレゼントして、使い道を教えてもらおう、と計画中です。

いいなと思ったら応援しよう!

イワサマキコ
2014年〜ミャンマー在住。IT企業を現地でやっている夫、現地のローカル幼稚園に通う3歳の息子と一緒に、日々アレコレドタバタやってます。サポート頂いたら、新しいモノコト探しに使わせて頂きたいです!