【CEOブログ】スクフェス三河への全ムーブが最高だったから聞いておくれよ
2022年9月16日、17日でスクラムフェス三河(Scrum Fest Mikawa 2022)が開催されました。
フィアレスの内海がyamanecoのRyoさんと出会い、RSGTに登壇させてもらって以降、スクフェスコミュニティの皆様の好奇心旺盛かつ勉強熱心な文化に助けられ、たびたびインプロを紹介に行かせていただいています!
今回三河で行われたスクフェスにも私とインプロバイザーのれいちゃんがお邪魔してきました!ここの登壇検討から実際に登壇し、さらにその後のネットワークタイムまで、全てが最高かつインプロマインドが詰まった時間もたくさんありました。
というわけで、その流れをご紹介します。
インプロやってると、こんな行動取れるようになっていくんだなって思ってくれると嬉しいなとも思います!
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「インプロを三河で盛り上げていきたいんです」
今回のスクフェス三河の運営を中心になって実行していたまつしゅーさんからお声をかけていただいたところから、登壇のストーリーが始まりました。
まつしゅーさんとの出会いは、スクフェス三河のチャンネルでやっているとにかく前向きラジオに参加させてもらったとこから。
▼最近また遊びに行った会なり。いい話した!笑
そもそもこのラジオにはおしげが招待してくれて・・・みたいな話もあるけど長くなるのでカット!おしげありがとう!
初めてラジオに遊びに行った5月?から、むちゃぶりでスクフェス大阪に登壇させられる代わりに、すごく三河方々がサポートしてくださり、当日も三河トラックで登壇の枠を作ってくれました。
(スクフェス関係者じゃない方は何言ってるかわかんないと思うのですが理解の必要もないので大丈夫です。三河の方との縁が繋がってたよ〜ってことです)
そしていざスクフェス三河となった時、まつしゅーさんが声をかけてくれたのです。
「三河で広げたいです」なんて!言ってくれたら!!!それはもうぜひとも登壇させてくださいということで、れいちゃんを呼んでMTGです。
「えっと、これは聞いてる人にどうなって欲しいんだっけ?」
ゆーてもプロポーザル締切(登壇の立候補期限みたいなやつ)まで2週間と迫っていたので、私が前回のスクフェス大阪のフィードバックを踏まえ、やりたいことをばーっと書いて持っていった。
「前回はワークショップだったから、今回は説明したくて」
「体験だとわからなかったという声を回収したくて」
「インプロの歴史とか、対談とかがいいと思うんだよね」
と、一通り喋ったところで、れいちゃんに言われたひとこと。
「形は色々あるけど、目的によっていいものは変わってくるよね。これ聞いている人にどうなって欲しいと思ってるの?」
あかん、考えてなかった。
前回の登壇について言ってもらったことや参加者の人たちの感想を受けて、見えた穴を必死に埋めようとしてしまった。
しかも冷静だけどポジティブに質問してくれて、一緒に考えてくれて、あれよあれよという間にプロポーザルが完成した。
今回は、インプロってそんな価値だったり効果もあるんだと思ってもらえるような時間にしようと意気込んだ。
「こばせさんに聞いてみるといいかもしれません」
プロポーザルを出したあと、まつしゅーさんはじめ運営の方々からフィードバックをいただく。(今回はひとつひとつにフィードバックをいただいて、なぜこれがボランティアで成り立ってるのか理解不能だった)
アジャイルやスクラムに関連付くといいかもですねとの話の後に、こばせさんとかおしげさんとかに相談してみるのも一つの手かもしれないですね、とアドバイスを貰った。
なるほど。と、思い、そのすぐ後にあったフィアレスのイベントに参加してくれていたこばせに早速相談してみた。
「フィードバックも読みました。明日どこかで打ち合わせしましょうか。Ryoさんもいた方がいいと思うので声かけましょう」
と言ってあれよあれよという間にRyoさん捕まえてMTGをセッティングしてくれた。
か、神か・・・!!!
こばせさんスクフェス界隈でめちゃくちゃ信頼厚いなって感じてるのですが、こういうことか!な、気持ち。みんな大好きこばせさん。でもそんなこばせじゃなくても好きな人はいるからもし無理してるのであればたまには自分に素直に行動してねって思っちゃうくらいギバー。いつもありがとう。
「もう登壇内容までだいぶできたんじゃない」
早速RyoさんとこばせとMTG。
私がやりたいと思っていることと貰ったフィードバックをぶつけると、いろんなアイデアやスクラムの知識を渡してくれたり、質問してくれた。
「この本にインプロが載ってるよ」
「あのゲームはどういう価値があるの?」
「僕はこんなことが聞きたいかな」
一番ありがたかったのは、貰った話にちょっとでも違和感とか不安があった時、しっかり吐き出して聞いてもらえたこと。
「う〜ん、なんかピンとこないな」
「ここに不安があるな」
「そういうことじゃないんだよな」
という気持ちは、その場でなんとか誤魔化せても、後々結局尾を引いてよくない結果を引き起こしていくのである。(捨てられる力も必要だけどね!私は大体大事なことも捨てようとしちゃうので大事にする方をチャレンジ中)
「私は木ですというゲームが仕事でどう役に立つかを聞きたいな〜」
に対して、
「仕事で役立った経験はありますが、例えば会議のチェックインとか。でもそれだけに役立つわけじゃないんだよな。チェックイン用ですという紹介は違和感なんです〜」
と言えたし、
「じゃあ、エピソードの一つとして話すのは嘘じゃないよね。こんなことがありましたってことを対談とかで話してくと面白いんじゃない?」
と返してくれる。それによって議論がどんどん具体的になり深まっていく。
結果、最終的にプロポーザルに出す文言を作る以上に、当日にどんなことをどんな流れで喋るかすらも骨子ができた感じだった。この時間を、しっかりいいもの、意味のあるものにできたなと思えた。
その後、れいちゃんと最終確認して修正したり、「修正したよ〜」の連絡をする前にこばせが見て、気づいて、連絡くれたり、さらに改善案勝手にくれたり、最高のやりとりがあったんですが。
最も最高だったのがこちら
登壇のタイトルをインプロショーみたいにしよう!
と、こばせの最高のアイデアを一瞬で受け入れ盛り上がり、締め切りの10分前に英語のタイトルに変更して提出するという結果に。
「それだ〜!」
ってなった時の強さって目を見張るものがあるよね。
「ちょっと打ち合わせをさせてください」
無事、プロポーザルも通過し、登壇が決まった。
が、2週間
びっくりするくらい手が進まない。
ちょっと重めのプロジェクトを二つ進めていたのと、なんか自分でワークショップとか開き始めたことで、時間も気持ちもそっちに向いてて、スクフェスは頭にあれど手も頭も使えない。時間はどんどん過ぎていく。
困った。
そう、困った私は、れいちゃんに困ったと言ってみることにした。
「やる気はあるので、とりあえず、MTGをさせてください」
そしたら、「よし」というスタンプと共に快くMTGをしてくれた上、どうやって進めていくかとか、何を決めたらいいかとか、MTGの進行を全部してくれた。
れいちゃんのアイデアで、スクフェスの皆様とインプロ談義の時間を作らせてもらったり、登壇の後半を完全に即興の対談形式でいくことにしたり、事前にアンケートをとっておくことにしたりなどなど、遅い私を抱えながら走ってくれた。
そうやって亀の歩みながら一歩ずつ進めてもらえた結果、9月に入り、私の余裕が出た瞬間一気に準備が進んだ。手は全然動いてなかったけど、頭が動いてたからだと思う。やれてないだけでやることはわかってたから、やれるようになったらすぐできたって感じ。(わかる?笑)
本当にれいちゃんと、準備後半から参加してくれることになったこばせにも大感謝。ありがとう。
「さあ、練習だ」
というわけで流れとスライドがまあ一旦できたのでシェアとリハをやってみた。
特に後半の即興で対談していく部分。
即興なんだけど、アドリブでやるわけじゃない。
どんなことを起こしたいのか起きうるのか確認しながら、本番をイメージして準備を進めていくのが私たちの考える即興だったりする。
リハをしてみて、軌道修正をしつつも、なんとかいけそうな感覚を3人とも掴んだ感じがした。
よし。
これでいこう。
本番の最終確認の時間や集合時間を確認して解散。
が、前日。
おふざけが始まった。
意外と戦犯こばせよな。
まぁ、私とれいちゃんが全力で火種をキャンプファイヤー並みに燃え上がらせてはいますがね。
ある程度いけるな〜と思ってもそこで終わらせないのがインプロバイザーなのか、芸術家なのか、はたまた誰でもそうなのかわかりませんが、少なくともこの3人は、よりよく、より面白くの方向で考えるし思いついたらシェアするしいいなと思ったらギリギリでもなんでもやっちゃうみたいですね。
だから、いくら準備を早くしても、結局直前までバタバタ改善を繰り返すんやろな〜〜。こういうのは終わりがないからな!と思ったり。(喜んでる)
というわけで当日。
音の確認とその他気になることチェックをするだけの予定だった事前確認で
3人が登場する演出を必死で考えるなど
あと3時間で登壇だっていうのに、あれやこれやアイデア出して、登場の練習して「細かいところは最終森がなんとかする」って言って解散。
それから出番まで必死で練習する森。
中身じゃなくて、登場を。笑
アホだな〜って思いながら
遊び心にワクワクしながら
結果、インプローズとして登場して、インプローズとして皆様に扱ってもらった。ありがとうみんな。温かいコミュニティだった。
そんなふざけつつも、インプロについてエピソードを即興でしゃべる。喋れるかな〜と不安もあったけど、蓋を開けてみるとまだまだ話せることあるなと思うくらいには楽しかったし話せた!
(あとはみんなにどれくらい伝わったのか知りたいなと思っている)
いい体験をさせてもらいました。
閉会後、妹キャラ爆誕&一体感溢れるボイチャ
フェスの全プログラムが終了した後は、現地は現地で、オンライン組はボイチャでなんやかんや深夜2時とかまで喋ってるのが恒例。(プログラムが終わるのは18時)
私とれいちゃんも登壇のフィードバック貰いたいな〜と思って参加した。
その時間ボイチャに参加していたえーちゃんとかHideさんとかに感想を貰っていたところ、Tommy109さんがちらっとだけしかみてないけど興味あるということで紹介。
している途中に
「実は・・・・」と言い出した。
何かと思ったらTommy109さんの妹に私が似ているらしい。喋り方やら言ってることもだっていうからそれを使って遊びまくった。
結果、
そもそもインプロってなんだ?
どんな価値があるのだ?
ワークに参加するには不安でいっぱいだ
ということで、インプロゲームであるワンワードをみんなでやることに。
最初はワークに懐疑的なメンバーもいましたが、みんなでやってみて振り返りをしてを繰り返す中で、
など、他者の振り返りを聞くことで自分の視点に気づく瞬間があったり、最初の方は
困ったと思ったらすぐに「もう一回」と言って止めることを意識しましょう、とか、「あの」「すごい」「大きな」とかふわっとしたことじゃなく明確なものを言っていきましょう、などと挑戦する内容をこちらから提示していましたが、徐々に「これ話繋がってた?」「あの伏線回収したかったよね」などと参加者側からやりたいことやチャレンジが生まれてくるくらいまで自己組織化していきました。
最後は、チャットで参加している人のラーメンやら餃子の絵に影響されてずっとラーメンラーメン言っていたり、「なんでそうなる〜?」という一言に対して一斉にみんなで大笑いしたりと、一体感に溢れる時間となりました。
結局、もっと色んな人と一緒にやってみたいということで、「ワンワードを探求する会」なるものが発足。興味のある人を巻き込んで、ひたすらワンワードをやってみることになりました。
スクフェス三河のやりとりは本当に全てが最高だったなと思うんだけど、これを引き起こせたのもインプロで色々学んで、そして実際に体現できるように練習してこれたからだなと思っている。
あげ出したらキリがないけど、こんなマインドを知ったことと、実際にできるように繰り返し行動して練習することができたからこそ起こせた事たちだったと思う。
そして、スクフェスコミュニティの皆様も、そのマインドに溢れているなと思う。だからとっても楽しいし、変な話やりやすい。
この輝きを出せる人たちを、私は増やしていきたいな〜と改めて思う体験になりました。
次回はスクフェス札幌!バトンは繋がります!
インプロやってみたいなと思った方は、フィアレスの対面ワークショップへお越しくださいませ!
【組織で働く人向けのインプロワークショップ詳細】
日時:9/26(月)10:30~16:30(途中1時間のお昼休憩が入ります)
場所:スタジオ・アッコルタ(JR 恵比寿駅より徒歩7分)
料金:20,000円(税込)
対象:組織で働く方・人事政策として研修を探している方
定員:12人
ファシリテーター:渡猛