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【CEOブログ】会社が2年目に突入!1年間で実感した「やりながら考える」

27歳女性CEOが日々の学びを記録するnote

の、はずなんだけど、
最近別にCEO関係ないやん。
な記事が多いね。

なので今日はちゃんと事業のことを話そう。

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やりながら考える。

これ基本。
って、みんな知ってるよね〜〜。

と思ってるけど、私も「やっぱやりながら考えるしかないよな」と最近改めて実感した。そんな話。

まず、人間には認知の限界性がある

サイモン学派による経営理論。
人間(や経営者・会社)は選択の前に全ての情報をわかった上で合理的な判断を下しているわけではない。

限定された情報の中で合理的だと思われる選択をし、その選択をしたことで新たに認知できるものが生まれる。

認知が広がっていく図式。なんとなくこんな感じ。

だから、やってみないとわからない。
いくら考えても、そもそも情報が完璧に揃ってないわけだからどうしようもない。今ある中でやってみて、認知を広げて選択の精度を高めていくしかない。

学術的にはこんな感じ。

実際はどうやりながら考えているの?

それはさておき、せっかく会社を経営している真っ最中なのだから、実際のエピソードから考えていこう。

私たちはインプロという即興演劇の手法を用いて、企業のコミュニケーションや創造性を高める活動をしている。

このインプロ
思った以上に伝わらない。

インプロ」ってワード使うからダメなんだよ、と当初からアドバイスいただいている皆様、すいませんおっしゃる通りです。でもなんか、資料からインプロの文字を完全に消す決断をできなかった。無念。

このインプロを伝える戦いは、まさにやってから考えるの極み(現在進行形)だなと思う。

最初は恐れ推しで。ワークもやってもらった。

弊社の名前は「フィアレス
キースジョンストンの「大人は萎縮した子ども」の言葉が表している、自分や組織が持っている恐れを取り除くんです!の説明でスタートを切った。

かつ、できるだけ紹介する中で実際にワークも一つ体験してもらうようにしていた。

「面白いですね」
「ユニークですね」
「この考え方、重要ですね!」

と、言ってもらえたり、この説明だけでピンときてくれた会社さんは導入してくれたりした。(ありがたい)

しかし、結構序盤で頭打ちに。

結果会社はどうなるの?

が、見えないんだよね〜。との声を沢山いただくようになった。

確かに、インプロはどういうアプローチをするのかとか、どうやるのかの説明はするんだけど、結局会社がどのように変わっていくのかみたいな話はできてなかった。

そこで、
「社員の能力を最大限発揮させるチームを作る」とか
「チームのパフォーマンスが向上する」とか
「先が見えないを扱えるようになる」とか
会社がどのように変化するのかを全面に押し出して、インプロは一旦影に潜んでもらった。

しかし、今度は「本当に御社の体験型ワークで実現するんですか?」の質問をもらうようになる。するとやっぱりインプロの考え方とかワークとかを説明することになって

「わかるけどわかんない。ワーク中の動画とかあります?」

と結構言ってもらった。


から作った。

映像綺麗じゃない?
フィアレス立ち上げの話が出たばかり、インプロアカデミー時代に入れてもらったイメジンさん全面協力&映像制作会社の新人研修?教育?の一環で格安でやってもらった。(フィアレスは非常に応援してもらえる会社です)

他にも、どうして海外の企業がインプロを研修として入れているのかをインターンの子に協力してまとめてみたり。


インプロアカデミーの生徒さんと医療産業研究所さま協力のもと、インプロがストレス耐性を向上させる可能性について調査してもらったりした。
※現在こちらの本調査を実施中!まもなく結果が出ます…!!!


少しずつ情報が揃ってきた。
しかも、CAOの内海があさイチに出たりして、追い風も吹いた。

あさイチリハーサルで撮ってもらった写真。綺麗なスタジオだった。


いざ!新規獲得へ!


資料どーん!動画どーーん!


担当者「やる気のある人たちはできると思うんですけど、うちの社員はどうかな・・・」


そうだった。その壁あったね。
確かにそこは不安だと思う。全力で不安を解消しにかかる。

直接会社にお伺いしてワークをいくつか紹介したり、研修の流れを仮で作って渡してみたり、上司に説明するストーリー作って渡してみたり。


結果、撃沈。

また振り返る。
そもそも、不安を解消するというより熱を高めていく方が良いのでは?
ワークを1つ2つ紹介だとしょぼいから、いっそ通しでやってもらうのは?
などが出てくる。

というわけでネクストチャレンジ。
事前の打ち合わせでこんなことをしたい、困ってるをヒアリングした上で、それに合わせたワークを1時間、会社まで行って一緒にやってもらった。

よかった。

もっとこんなことできますか?
こういう場合はどうなりますか?
などなど質問を沢山もらったし追加の提案もお願いして貰えた!嬉しい。


また同時期に、ただただインプロの話を2時間くらいするみたいな機会を作ってもらったり、主催のワークショップを開いて来てもらったりしたのも結構よかったよねと思う。
そういえば、過去導入いただいた企業さんで数名に対して簡単なインプロワークショップ開いたこともあったな、も思い出す。

というわけで、主催のインプロワークショップは定期的に開こう。その間に軽いインプロ談義とかできたら良さそう。なんてアイデアが出てきている。


実際に導入していただいたことで見えてくることもある。

インプロやってみたけど、これ受けてくれた人がその場でで終わってしまうのでは?が見えてきた。

できるだけ業務に活かせるようにするにはどうしたらいいんだ!?と迷った時、業務提携しているソフィアさんに相談したらめちゃいいアドバイス貰った。研修の方向付けができた瞬間だった。


企業研修特有の参加者特徴も見えてきた。でもアプローチの仕方わからないです!となった時は、先輩インプロバイザーに相談させて貰った。これも研修講師としての目的を捉えなおすきっかけになった。

他にも、時間設定やら振り返りの仕方やら、やりながらフィードバックもらいながら、色々見えてきたことがとても多い。

ここまでわかりやすいように、私がメインで進めてきた探索を中心に書いてみているけど、会社としては、スクフェスの方々のコミュニティに入れてもらったり、アジャイル関係の方と共同開発させてもらったり、D&I関係の方と開発させてもらったり、経営・人材育成セミナーに登壇させてもらったり、色々探索に継ぐ探索中。

だからさ、撃沈する瞬間も、もっとこうしたらよかったなと思う瞬間もあるんだけど、撃沈の経験があった故に繋がった次のお話があるし次のサービスがあった。撃沈は失敗じゃないのよ、学びなのよね。

最近思う。
これ、芽が出るのが早いか、心が折れるのが早いかだな、と。笑
もうダメだ、と思ったタイミングで、失敗になる。

多くの先人が言ってるけど、自分で実感すると重みが違う。

一方、ここまで心が折れずにこれているのは、毎度撃沈する中でも、1社2社と導入いただく会社さんがあることや、折に触れて協力してくれたり声かけてくれたりする人がいるからだな、と思う。数えたら、4月から8月まで毎月研修させてもらってる!ありがたやだなぁ。


少しずつでも、インプロの、フィアレスの良さを感じてくれている人が増えているなと思っている。この旅を失敗にしないためにも、どんどん学んで進んでいこう。


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森純子(もりじゅん)
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