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【季節性感情障害】どんな病気?+対象法(光療法)

『季節性感情障害 (SAD = Seasonal Affective Disorder)』。
わたしが患っている精神疾患の一つです。『季節性鬱病』とも言います。

日光が少ない秋~冬の間に、決まって鬱状態が酷くなる病気です。
春~夏の間は気分が良くなりますが、鬱状態にならない訳ではありません。

他の鬱病との共通点が多くあり、基本的には似たような病気です。
春~夏の間は躁状態になり易いです。『双極性障害』にも似ております。

女性の方が、3倍は発症し易いそうです。
でも幸いな事に、この病気は原因が不明ではありません。

冬場は太陽の光を浴びる機会が少なくなり、日光不足になります。
日光不足になると、脳内で変化が起き、鬱病になり易くなるそうです。

わたしは障害者ですので、ほぼ全365日、屋内に居ります…ので、
余計に日光に当たれる時間が、通常よりも少ないです。

元々、普通の『鬱病』でしたが、そこからある日、季節性も加わりました。
しかし、他の鬱病にも非常に似ている為、あまり大きな違いは感じません。

もちろん、発症当時には多大なる影響がありました。
『あ~、冬か……夜が暗い……死のう…。』と、良く考えておりました。
でもそれは昔のお話で、今はそんなに極端ではありません。

しかしわたしの場合、冬よりも秋の方が、鬱状態になり易いです。
特に、9月に一番恐怖を感じます。 1年で一番辛い時期です。

9月といえば、アメリカでは夏休みがが終わり、新学期がスタートする時。
学校で毎日、何年間も壮絶なイジメや迫害などを受けていたわたしは、
8月が終わる頃になると、心がザワつき始めます。

そして9月……アメリカで新学期スタートと共に、わたしの心は死にます。
いえ、『殺される』の間違いです。 何度も何度も殺されます…今でも。

しかしクリスマスが大好きなわたしは、12月がとても楽しみですので、
9月には、なるべくクリスマスのコトを考えるように過ごしております。

それはあくまでもわたしの場合ですが、万人向けの対策があるのです。
それは『光療法』と呼ばれている治療法です。

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太陽と同じ日光を出すという、UV無しのLEDライトを使った治療です。
毎朝~昼の間、そのライトに当たるだけという、とっても簡単な方法です!
夜にお部屋の電気を点けて過ごすのと変わりませんので、ラクチンです。

ライトに当たっている間、何でも好きな事をしていても良いのです。
30分だけで良いらしいのですが、わたしは様々な鬱病を抱えている為、
それだけでは物足りず、毎日、最大で4時間はライトに当たっております。

この光療法を試してから1年ほど経ちますが、正直、効果は判りません。
だって、わたしの心と脳は、もう修復不可能なぐらいボロボロですから…。
それでも毎日、根気良く続けております。 光が気持ち良いのは確かですし。

コレは恐らく、軽度のSAD患者向けなのではないかなと感じております。
アメリカのAmazon.comでは、$30~70ぐらいで販売されております。
日本のAmazon.co.jpにもあるかもしれませんね。

わたしが使っているランプはコレです:
Circadian Optics Lumos 2.0 Light Therapy Lamp ($39.99)

※注意: 夕方~夜にこのライトを浴びると、眠れなくなるそうです。

小さい(デスクトップ用)上に、とても細く、場所を取りません。
邪魔にならないだけでも有難いのに、自由自在にアングルも調整出来、
ライトの向きも調整出来、明るさ調整も3段階あり、何とも親切です。

わたしの場合、もちろん毎日の治療の為にも使っておりますが、
とても眩しいライトですので、写真撮影とかにも積極的に使います(笑)。

どうしてもSADで冬場などがお辛い場合、
このランプでの治療を試してみると良いかもしれません。
なんといったって、毎日30分、光を浴びるだけで良いのですから…。

少しでも闘病情報がお役に立てば幸いです。
貴方様が同じ病気にならない事を願います。

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メリカナデシコ
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