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デザイナーがよく言われがちな「悩む一言」


デザイナーとして仕事をしていると、クライアントや他の部署から思わず「え?」と思うような一言をもらうことってありませんか?

デザインに関わっていると、特定のフレーズが定番のように耳に残ります。

今回は、私なりのトップ5でご紹介します。
同業者の皆さんには「あるある」と共感していただける・・・はず!

そしてデザインを依頼する側の方には、「こういう言葉、言っちゃってたかも…」と気づきになるかもしれません😯




「イメージを、こう、なんか、フワッと、パッと、もっとキラキラさせてほしいんですけど…」

このフレーズは、デザイナーにとって非常に難解なリクエストです。

「フワッと」「パッと」「ドン」というたくさんの擬音語を使ってイメージを伝えられると、具体的にどんな雰囲気や効果を求めているのかを理解するのが難しくなっていきます。

デザインには具体的な要素が必要なので、もう少し具体的に「色合いを明るくしたい」「テクスチャを加えたい」といった方向性を示してもらえると、デザイナーはより的確にイメージを形にすることができます。



「センスでお願いします!」

センス、と一言でまとめられるととても抽象的です。もちろん、デザイナーは感性やセンスを大事にしますが、デザインは単に美しさだけでなく、目的やコンセプトに合致することが大前提
具体的なターゲットや方向性を明確にしてもらえると、その「センス」が活きたデザインに仕上がるんです。



「これってすぐできるよね?」

「すぐ」と言われると、デザインのプロセスを軽く見られているように感じることがあります。デザインにはリサーチ、構想、試作、調整といった多くの段階があり、完成形までにはそれなりの時間がかかるもの。

短時間で作業はできても、クオリティを担保するにはそれなりの時間が必要です。



「もう少し派手にしたいです!」

「派手に」という表現も非常に曖昧です。

色をもっと鮮やかにするのか、装飾を増やすのか、レイアウトを大胆にするのか…何をもって「派手」なのかが具体的でないと、デザイナーとしては方向性を見失いがちです。視覚的なインパクトを出すには、まずどの部分にどんな変化を加えるのかをしっかりと話し合うことが大切です。



「このデザイン、なんか違うんですけど、もうちょっと良くできますか?」

「なんか違う」というコメントは、デザイナーにとって一番困惑するフィードバックの一つです。何が違うのか具体的な指摘がないため、どの部分をどう修正すればいいかがわかりません。

デザインは感覚的な部分もありますが、色やレイアウト、フォントなどの要素ごとに意図や効果があります。
フィードバックをする際には、可能な限り「どこが」「どう」違うのかを具体的に伝えることで、よりスムーズに修正作業が進みます。





終わりに

デザイナーが日々直面する言葉には、依頼者の意図があまりに漠然としていることが多く、そこがデザインのプロセスを複雑にしています。

ただ、デザインはコミュニケーションの一環でもあるので、依頼者の意図をしっかり引き出し、目的に合った形でビジュアルに落とし込むことが、私たちデザイナーの役目です。



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