人にも自分にも可哀そうだと口にしない
自分を可哀そうだと思ってしまったことで
自分が勤めていた会社がブラック企業でとても酷い会社だという話を、とある人に話をしたときに、可哀そうだと言われたことがありました。
僕は自分が可哀そうであることを、その時に初めて知ったのでした。
その時は、ただ話を聞いて欲しかっただけだったのに、自分が可哀そうだと言って欲しくて同情を求めてアピールしていたのかもしれないと自分を疑うようになりました。
そして、僕は同情されるくらい僕は、酷い状況なんだと思うようになっては、僕は人よりも痛い人間なんだと思えてきました。
自分でも自分が可哀そうな人間だと思うようになってしまったのです。そうなると、自分では、もうどうすることも出来ない状況だと思い込むものになりました。自分は、もうダメなんだ。だから、誰かに助けてもらわないといけない。そんな考え方しか出来なくなっていた僕は、無意識に、人に自分の不幸話ばをするようになりました。
その時に、「可哀そう」と、言われると、「そうでしょ!」と、言ってしまいたくなるくらい嬉しかったものです。同情してもらえていると感じるだけで安心してしまっていたのです。
人のせいにはしたくはありませんが、それが、僕自身が不幸を受け入れてしまったきっかけだったのかもしれません。
当時勤めていた会社から、酷いことを言われたりあり得ないようなことを要求されていました。確かに、辛くて嫌でした。すぐに辞めてやろうと思っていました。あるいは、この状況をどうにかできないかと必死になってもがいていました。でも、気が付けば諦めてしまったかのように、何もかも受け入れてしまっていたんです。辞める気持ちさえも消えていました。
それは、自分の心が弱かったからなのは間違いありません。全てを会社や誰かのせいにしていたからです。ですが、心を弱くさせてしまったは、僕自身であったのです。自分が自分を可哀そうと思ったことで、心が極度なほどに臆病になって、自分を見くびってしまうようになったからです。
自分のことを可哀そうだと思うことで、前を向けなくなるのです。
目の前の困難を不幸だと受け入れてしまうのです。
可哀そうな言葉は、必ず置き換えられるはず
人から可哀そうと言われたから、自分が不幸になってしまったような言い方になってしまいましたが、そういうつもりはなく、自分自身が可哀そうだと思ってしまったことが良くないということと、あなた自身が人に可哀そうだと言ってはいけないということを伝えたかったのです。
お節介な人は必ずといっていいほど、何処にでもいるものです。そんな人は、なりふり構わず人に可哀そうだと言ってしまうものです。そして、何よりもその人自身に罪の意識はありません。むしろ、その人は自分が良い人だと満足しているくらいです。人に可哀そうだと言って、自分には心が豊かであると無意識にでも感じているに違いありません。
だから、自分の中で可哀そうだという言葉を受け取らない努力が必要なんです。もしも、人から可哀そうだと言われてしまったとき、自分の中で変換すれば、ありのままの言葉を受け取らずに済みます。
それは、絶対と言っていいほど可能なのです。逆境というものの中には必ずと言っていいほどチャンスというものが眠っているからです。どのような形でもいいから乗り越えることが出来れば自分を大きく成長させるものになるからです。
あの時のことだって、経験することが出来たからこそ、今の僕があって、辛抱強くなれたし、学びにも出会うことができたのですから。
可哀そうと言われたときには、大きなチャンスが待っているのだということを思って欲しいのです。
少し前でも、コロナ時期に青春を過ごすことになった子供たちに対して可哀そうだと言ってしまう風習が社会全体にまで及んでしまいました。誰もが可哀そうだと口にしていましたから。それを受け入れてしまっては、今後の人生において、いつまでも自分を卑下したまま引きずってしまい、活力をうしなったままになってしまうのです。それを言ったことで、子供達の未来に立ち塞がってしまっていたのです。
でも、そうはなりませんでした。今の子供たちを見れば分かるように、確かにあの時に辛い気持ちになったのは間違いのないことですが、乗り越えたことでより自分のやりたいことを明確にする子供たちが増えていったように感じるのです。
そう、決して可哀そうなことではなかったのです。
可哀そうという言葉は、ネットで調べてみても差別を助長するような言葉という人もいるくらいです。
人にも自分にも言ってはいけない言葉なんです。
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今日も自分をご機嫌に。
メルシー