どんな自分であっても素晴らしい人生に変えられる

人生は変わらないと思っていた

人生を変えようとするのは悪足掻きだと思っていました。自分が思いの外、強情だったのです。自分を変えようとしても、変わらないことばかりだったのです。

明るくてポジディブな人は、太陽のようにどこまでもきらきらと輝いているものだと思いました。例え、落ち込むことがあっても、さらっとしているのではないかと思っていたんです。それに比べて、ネガティブな人間である僕は、いつまで経ってもうじうじと落ち込むのです。その差は、どう頑張っても埋まらないような気がしてなりませんでした。

人は変われると思えたきっかけ

人生なんてそう簡単に変わるわけがないという意識だったから、自分の中の変わらない部分ばかりを見ていたに違いありません。

ある人が教えてくれました。

その方は、とても頑固で不平不満ばかり言う人でした。ですので、周りから避けられていたんです。仕事はいい加減で、なにひとつ憶えようとはしなかったのです。お金さえもらえば構わない。そんな風に僕の目にも映るほどでした。ですが、絶対に無理だと周りから言われていることをその人が出来るようになったのです。

共に働いていたので、段々と僕にも分かっていたんです。その方もまた、変わろうとしていたことを。そして、その人が何をしようとしてきたのか。それは、出来ることを増やしていくことでした。ひとつずつ、ゆっくりでもいいから、自分の出来ることを増やしていったのです。今では、皆から認められて、頼りになる存在になっているんです。それでも、変わってない部分はあるのですが、大きな変化と言えるのでした。

そんな素晴らしい変化を目の当たりにした時に、ふと僕の中でも、忘れてしまっていた記憶が蘇ってきました。過去に大きな挫折をして、心がボロボロになってしまい病んでしまった時、僕は何もすることが出来なくなってしまいました。目の前が真っ暗で全てに絶望してしまったのです。ですが、そんな自分を変えるきっかけになったのが、前を向いて歩くことだったのです。気持ちが下ばかり向いていたものだから、いつも下を向いて歩いてばかりいました。自分を変えるためには、まずはそこから変えていこうと思えたのでした。なかなか思うようには出来ませんでしたれど、何度も意識して、ようやく出来るようになれたのです。それがきっかけで、少しずつ色んなことに取り組むことが出来た気がします。出来ることをひとつずつ増やしていくことによって、人生に希望を持つまで立ち直ることが出来たのでした。

人生を変えることとは

人生を変えようとしたときに、自分の駄目なところを変えるのが人生を変えるものだと思っていたから、見えないものが沢山あったのだと思います。出来ることを増やすこともまた、変化じゃないかって思えたんです。考えてみおれば、当たり前のことなのですが、その気付きは、僕にとって大きなものになりました。

僕らが子供の頃は、みんなそうだったはずです。出来ることを増やすことで、成長してきたものです。誰もがそうやって変化してきたのに、大人になってしまい、いつの間にか忘れてしまっていたようです。

人生を変えるということは、これまでの自分を理想の自分に変えていくことも、これまでの駄目な自分を直していくことも、人生を変えるものかもしれないけれど、出来ることを増やしていくことも、人生を変えていくものになるのだということです。

そう思いこの世界を見渡してみると、この世界のそこらじゅうに人生を変えるチャンスがそこらじゅうに広がっているのです。だって、僕には出来ないことばかりだし、知らないこともまた沢山あるからです。それは、誰であっても、人生をより良く変えられるし、どんな自分であっても可能であるはずなんです。

欲張る必要はないと思います。目の前のことに一生懸命に取り組んで自分の出来ることをひとつひとつ増やしていけばいいと思うのです。そうした変化が、いつか人生を素晴らしいものに変えることが出来たという実感に繋がるはずですから。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー