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自分の気持ちを大切に

どうしても納得することが出来ないこと

つい先日のことですが、言われのないことで、批判されて凄く腹が立ちました。立場も違う相手であったために、こちらが何か言い返すと波を立ててしまいそうでした。そこまで関りがある訳でもないのです。それなのに、好き勝手に言われて、こちらは言い返せなくて、ぐっと言葉を飲み込むしかありませんでした。

思い返せば、子供の頃から、いつも僕は何かを我慢してぐっと堪えることをしていました。荒波を立てることを嫌っては、いつも避けていました。学校の先生や友人、クラスメイトに気を使い、皆の顔色を伺っては、いい顔をしていました。特に両親には、最大限に気を配っていました。

そうやって大人になったものだから、社会に出てみれば、人に気を使うことばかりに感じてしまうのでした。ただ、それがだんだんと、息苦しさのようなものを感じるようになりました。

いつも、心の中で思っていました。生きるのはややこしくて、とてもしんどいものだなと。口を開けば愚痴や文句ばかりだったのかもしれません。その時くらいからかもしれません。感情的になることが増えていきました。それは、突然として怒りの感情が爆発してしまうのです。自分でも抑えきれずに、怒ってしまうのでした。また、突然として悲しくて涙が止まらなくなってしまったりすることもありました。ですので、こんなことぐらいでとか何でこんなことでと思うようなことで、人間関係においてトラブルを起こすようになっていたのでした。

こうしたことから、自分の気持ちを抑え込んできたことが原因だと思うのですが、それでも、自分の気持ちを疎かにしてしまうことを、辞めることは出来ませんでした。子供の頃から、染み込んでしまった思考から抜け出せそうにはありませんでした。

だから、こないだのことは余計に腹が立ちました。自分の失態や失敗によって、人から何かを言われるのは納得することが出来るものです。ですが、何ら関りのない人から、何か言われたりするのは、どうしても納得することが出来ないことでした。

頑張っているだけでも、誰かを傷つけてしまう

腹立たしい気持ちが、ようやく落ち着いた頃です。ふとした時に、過去の自分のことを思い出したのです。僕がうつ病を患っていたときのことでした。

病気になった僕に、みんなが言うのです。「しんどいかもしれないけど、頑張って。」「少しずつでも頑張ってみようよ。」「こんなこと大したことないよ、頑張れば絶対に乗り越えられるよ。」「何でもいいから、頑張って踏み出そうよ。そうしないと、何も変えられないから。」

そんなことを言われたら、追い込まれたような気持ちになるだけでした。これでも、僕の中では必死に頑張っていたのに、これ以上どう頑張ればいいのだろうとパニックになるだけでした。頑張ることを強制させられて虐げられているようにしか捉えられませんでした。

そんな風に頑張ることが、しんどくてとても辛い時のことでした。

そんな時に、人が頑張っているところを見るだけで、憂鬱で嫌な気持ちになるのでした。ひょっとしたら、頑張っている人に対して、嫌なことを口にしていたのかもしれません。逆の立場になってみれば、その人はただ、頑張っているだけなのに言われのないことを批判されていた訳です。何もしていない人に対して、僕は誹謗中傷している人と何ら変わりのない人であったのかもしれません。

だとするのなら、頑張っているだけでも誰かを傷つけてしまう場合があるということです。これは、何をしたって同じことが言えます。どんな場面でも言えるのです。

そこから考えてみても、全ての人に好かれるなんて、絶対的に無理なことだということだったのです。

だとするのなら、何を大切にする必要があるのか、何を優先することが望ましいのかが見えてくるものでした。

それは、自分の気持ちであることに間違いありません。

どれだけ、人に気を使ってみたところで、全ての人に受け容れられるものではありません。自分とそこまで関りがなくても、嫌われてしまうこともあるし、批判されることもあるのです。

だからこそ、自分の気持ちを後回ししてまで優先する必要はない訳なんです。僕らは、つい苦手なひとでも自分が嫌いであると思っている人にでも、好かれようとしてしまうものです。誰であっても孤独になることを恐れているために嫌われたくないのは当然の心理でもあります。

心から、この人に何かしてあげたいと思うのなら、それはそれでいいのかもしれません。ですが、自分も大切にしたい人のひとりなんです。改めて、自分の気持ちを大切にしてあげることも忘れてはならないと感じました。


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メルシー

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