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喜びも苦しみも分かち合える

抱えきれないもの

今にも倒れ込んでしまいそうなくらい苦しくなりました。胸が締め付けられそうでした。決して大げさではなく、本当にどうしたらいいのか分からなくなってパニックに陥りそうになりました。

その理由は、母から封筒が送り付けられて来たからです。

過去に、僕は母と縁を切りました。当時のことを書けば書き終わることのないくらい、色んなことがありました。親子でここまで憎しみ合えるものなのかというくらい、憎しみ合ってしまいました。

その経験があったから、ここまで強くなれたのかもしれません。感謝の気持ちがないと言えば、それなりにあるののですが、当時に負った心の傷は癒えることはないのかもしれません。未だに母のことになると、過去の自分に戻ってしまうのです。

きっと、その手紙を手にした僕の顔がもう凄く強張った顔をしていたんだと思います。その事情を知っている妻があっさりと、その封筒を捨ててくれたのです。

そこで、僕の気持ちは随分と楽になれたのです。だから、こうしてこのことを書くことも出来るし、動揺し過ぎることなく、その日の仕事を終えることが出来まました。

暗い気持ちに落ちていたものが、妻への感謝の気持ちでいっぱいに変えることが出来たのでした。

自分一人では、その封筒を捨てることも開けることも出来ずに、ただおろおろするばかりだったと思います。もしも、嫌なことを書かれていたときには、自分が壊れてしまいそうで怖かったんです。そうでなくても、過去の自分を思い出して、自分を見失いそうで怖かったのです。

そんな抱えきれなかった不安の片方を妻が持ってくれたのです。妻だって、当事者ではないから、何があったのかはあまり詳しく知らないのです。だから、あんな風になってしまう僕に対して、不安もあったに違いありません。でも、進んで支えてくれたのです。

分かち合えると喜びはより満ち溢れ苦しみは軽くすることが出来る

人は生きていく中で、自分でなんとかしないといけないことばかりのような気がするけれど、どんなことも分かち合うことが出来るものだし、分かり合うことで支え合うことが出来るものだと思いました。

苦しみですら、こんな風に分け合って、気持ちを楽にすることが可能な訳なのですから。

喜びはより満ち溢れてきます。一人で喜びを嚙みしめるよりも、二人や三人、いや多くの人と分かち合うことで、その喜びは大きなものとなります。多ければ良いと言うものではありませんが、そう感じることが出来るはずです。

僕は、孤独というものを経験したこともありました。なんの話し声も聞こえない中でひとり食事をしたって、何の喜びも感じなかったし、何かに感謝する気には到底なれませんでした。でも、家族で食事を囲むことが出来たとき、子供達の声が賑やかで、落ち着いて食事も出来ないくらい慌ただしいけれど、なんだか凄く楽しくなってし、嬉しかったのです。そして、この食事が出来ることに感謝すら感じられたのです。

人それぞれ、喜びの形が違うかもしれません。人それぞれ苦しみもまた違うしものですし、それを他人の僕が理解することは出来ないものです。でも、その人のことを理解しようとすることは出来るし、分かち合うことで支えることは出来るものだと思うのです。

やっぱり僕は、誰かが苦しんでいたのなら、自ら手を差し出すことが出来る人間でありたいと思えました。だって、僕が妻にしてもらえたことで、支えになってどれだけ心が救われるのかを知ってしまったからです。見返りなんていらないのです。苦しみを分かち合うことが出来るからこそ、喜びも分かち合うことが出来るはずだと思うからです。その心がいつか大きな喜びとなって返ってきて、僕の人生を輝かしいものにしてくれるはずだと思えるからです。


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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー

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