孤独から抜け出すには

人は孤独に弱い

孤独を感じると、人はすごく弱気になってしまうものなのかもしれません。孤独であることで不安がどんどん大きくなっていってしまうように、僕は感じるのです。

孤独について調べたことがあります。孤独というのは、人間の本能的な部分で危機を感じるそうです。

だから、誰もが孤独を恐れているのだということだったのです。ですので、決して、自分だけが孤独に弱い訳ではないのです。寂しさを誤魔化そうとするあまりに、人に迷惑をかけてしまうことも、ありがちなことなのかもしれません。

僕も同じでした。一人になるのを、何よりも恐れていました。ですが、孤独を感じてしまうようになってしまいました。いくら、周りに人がいても意味がありませんでした。どんどん自分ひとりになっていくような気がしてなりませんでした。そうしていると、生きている目的や意味がわからなくなってしまったのです。

当時の僕は、自分だけが良ければ良いと思っていた部分がありました。そして、何よりもプライドが高かったのです。僕は成功するんだと誓い、目標に必死になっていました。その思いを強く持っていたあまりに、沢山の人をないがしろにしていたに違いありません。負けたくないばかりに人を蹴落とした経験もあります。そのことに気が付いていても、成功さえすれば後で何とでもなると思っていました。

物事が上手くいっている時は、良かったんです。みんなから気にかけてもらえている感覚にもなっていたし、人もついてきてくれていると感じられていいました。ですが、一たび上手くいかなくなり、仕事で挫折したときに、弱気になり孤独を感じたのでした。

これまでとはまるで世界が変わってしまったかのように、みんながみんな、急によそよそしく冷たく感じたのです。人の視線や言葉や態度から見放されたように感じてしまったのです。正直なところ、今さらどうすることも出来ませんでした。孤独に耐えるしかないと思ってしまったのです。

ですが、どんどん心が疲弊していっていたんだと思います。自分から出てくる言葉や無意識にしてしまう行動が、逆効果になって、余計に周りを傷つけてしまっていました。

ある時、孤独に耐えきれなくなって、全てを捨てて逃げ出したのです。

それがきっかけで、本当に孤独になってしまいました。

孤独から抜け出せたきっかけ

孤独になってしまい、生きる希望さえも失っていた自分を立ち直らせてくれたものがあります。

それが、「学び」でした。

きっかけは、相田みつをさん詩集を人からプレゼントされたことだったような気がします。

それを読んでいるうちに、少し心が温かくなったきがしたのです。ほんの少しでも、心を取り戻すことが出来たから、自分が本が好きだったことを思い出すことも出来ました。そして、自分の心情に当てはまるのではないかと思うものにも出会うことが出来ました。

どうして、あんな風になってしまったのか。どうしてあそこまで、自分は追い込まれてしまったのか。その理由を知りたくなりました。そこから、自己啓発や心理学、仏教といった本を読んで学ぶようになりました。

そのことで、救われたものは数知れません。

孤独から抜け出すことが出来たのは、学びに打ち込むことが出来たからだと思いました。ですが、今は少し解釈が変わりました。

たまたま、僕はこうした学びを選らんだのですが、孤独を抜け出すには、何でもいいから、何かを学ぶことだということです。音楽でも料理でもいい。これがダメだとかいうものはないのです。何かに打ち込むことで、孤独に向けられている意識を逸らすことが出来るのです。そして、どんなことを学んでも、そこから、心の成長は得られるものです。また、学ぶことは一人では出来ないのです。学びには教える人と学ぶ人の関係があるからです。

僕自身も、本からでも、沢山の出合いを経験することが出来ました。時には、その本の著者のオンラインサロンに入ったことやそこから新しい作家さんを知ることが多かったのです。そうしているうちに、自分はひとりではないと思えて、孤独から抜け出していたのでした。

孤独というものは、誰もが陥ってしまうものです。そう感じてしまえば、どんどん自分が落ちてしまう感覚になってしまうものです。その時に、こう思って欲しいのです。今は何かを学ぶ時なんだと。そのことが孤独からのけださせてくれるはずですから。

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