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不幸の捉え方

不幸は避けられないし、人生において必要なもの?

人生は波のようにと例えられます。その理由は、良いこともあれば良くないことも起きるものだと言われているからです。ですので、誰しもが、不幸を感じるような経験をするものなんです。つまり、不幸は避けられないのです。

ある著者の方は、こんなことをおっしゃられていました。もしも人生が幸福なことしか起きない人がいたとしたら、その人はきっと自分の人生を退屈だと言い、それを不幸だと言ってしまうに違いないと。もしも、主人公が幸せな毎日をだけの映画があったとするのなら、誰しもが、面白くないと感じてしまうはずだと。

つまり、僕らが幸福を感じられるのは、その対となる、不幸があるからなんです。人生が楽しいと感じることが出来るのも、豊かであることも、何かに感謝することが出来るのも、不幸のおかげなんです。

だからといって、誰も好んで不幸を味わうことなんか出来るものではないと僕は思うのです。やっぱり、不幸を恐れてしまうし、出来るだけ不幸を味わいたくはありません。でも、そうは言っても避けられるものではないのです。だとするのなら、不幸に対しての捉え方を変えていくしかないと感じました。

不幸な人生になった訳

僕は、自分の人生をなんて不幸な人なんだと、ずっと嘆いて生きてきました。よくよく考えてみれば、そこまで自暴自棄になる必要はなかったのかもしれません。もっと、しっかりとすれば良かったのかもしれません。だって、僕なんかより辛い思いをしている人はたくさんいるのです。毎日が生きるか死ぬかの瀬戸際にいる訳でもないのです。何よりも豊かであるはずなのに、僕は、誰よりも自分が不幸であると思い込んでいたんです。

過去を振り返ってみると、酷いいじめに遭ったこともありました。ブラック企業としか思えないような会社に入社してしまったこともありました。大きな失敗をして、立ち直れないほどの挫折をしてしまい、自ら命を投げ出してしまったこともありました。ほどなく、精神も病んだこともありました。通人だと思っていた人に騙されたこともありました。

そのひとつひとつを見てみれば、どれも僕にとっては辛いものばかりでした。

いじめの件だって、あれほどまでに、自分と言う人間を恨んだことはありません。暴力なんか当たり前で、ここでは言えないほどのことをされてきたんです。ある人は、いじめらる側にも問題があると言います。そのことを一番考えてしまうのは、何よりもいじめられた側の人間なんです。自分がどうしていじめられるようになったのか、どうしてここまで酷い仕打ちをうけるのか、理解することが出来ないからです。そうなってしまったら、自分が悪いとしか思えないのです。自分の弱さを責めるしか納得することが出来ないのです。そうやって、自分を責め続けたことで、闘うことも何も抵抗することが出来なくなるし、逃げる選択肢も失ってしまうのです。その時の心に負った傷はどれほど深いものなのか、味わった人にしか分からないのかもしれません。

僕は、そのいじめに遭った過去のその部分だけしか見ていませんでした。いじめに遭ったという事実ばかりを切り取って振り返っては、不幸な自分を味わっていたのです。

その後の自分にどんな影響があったのかを振り返ったときも、トラウマになったことといった、ネガティブな部分しか見てはいなかったのです。

よく言われる話ではあるのですが、コインを表から見るか裏からみるか、どんな物事であっても、一長一短であるのです。良い部分もあれば、悪しき部分も必ずあるのです。

いじめの件だって、どこをどうみても不幸にしか思えないかもしれません。ですが、長い期間で見てみれば、今の僕の優しさは、この時に得たようなきがするし、あの時に、強い自分になりたいと思ったからこそ、今の自分に繋がっているような気もします。何と言っても、いじめから救ってくれた人が、僕の人生の中で、何よりも尊敬できる人であったのです。沢山のことを本当に教わりました。そうした師弟のような深い関係になれたのも、いじめられていたからなのかもしれません。

こうしてみれば、全ての不幸が悪しき部分ばかりではなかったのです。必ずと言っていいほど、その不幸のおかげでと思える部分があったのです。

こうした、不幸の両面をみることが出来るようになれば、不幸な出来事や不幸な過去を乗り越えることが出来るものだと思います。そうした意味でも、物事を受け入れるために心の成長が必要であり、その為に学びが必要であるということです。

どんなことでもいいので、学びを意識して生きていくことこそ、幸福への道であるということに気付きました。

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メルシー

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