有名ミステリーを再読する、そして……
時を経て、本を読み返すことで、また自分の変化に気付かされました。
メンタリスト 彩 -sai-(@psychicsorcerer)です。
読書に関する近況の記事です。
最近、メジャーどころのミステリーを読んでいます。
例えば、オススメのミステリーとして頻繁に取り上げられる、綾辻行人『十角館の殺人』。
あるいは、東西ミステリーベスト100で2度とも国内一位となった、横溝正史『獄門島』。
日本ミステリーでの三大奇書の一つとして知られる、夢野久作『ドグラ・マグラ』。
これらは、もう学生時代……というか未成年の頃に読んでいて、その後再読はしていても、それでも間が空いていました。
そこでまた、一度読み返したいと思ったわけです。
今回の再読では、他にも何冊か、過去に読んだミステリーを読み返していたのですが……
やはり、ミステリーは面白いですね。
昔の自分は、かなり読み飛ばしがひどかったため、そして、まだ右も左もわからない時分でもあったため、
「トリックは!? 犯人は!? 真相を早く!」
と、そこにばかり目が行きながら上の本を読んでいたように思います。
今回の再読は、以前に比べて断然、ちゃんと過程を楽しむ読み方ができたというか……
読書人としてちゃんと大人になったのかな、と思いましたね(汗)
キャラクターの感情の流れや、構成や伏線等に目が行くようになったり、事件の背景にある社会的な事柄の深みがわかったり。
子供の時にはなかなか難しかったなと思います。
ちゃんと自分も変化してるんだな、と感じさせられましたね。
そして何より、本はそのまま変わらずにそこにいたんだなという感覚にもなって、趣深いものもありました。
今回読み返した中で、法月綸太郎『法月綸太郎の冒険』が面白かったですね。
結構、読む前から印象に残る話が多いと思っていたんですが、多くがホワイダニット(なぜそれが行われたか)に焦点が当てられていて。
不可解なことが起きた動機が、また意外なものとして明らかになるというものなのですが。
私自身、ミステリーの中での関心はここにあるのでは!と(再)確認させられた感じでした。
面白いホワイダニット物はまた読んでみたいな、という気持ちにさせられました。
昔読んだ本をちゃんとまた自分のものにしたい。
それが今回の再読でやりたかったことではあるんですが……実はそれだけでなく、別にも目論見があって。
それは、ミステリー好きを公言しながら、「え、これ読んでないの!?」と言われかねない本に取り組む準備がしたかったんです。
これ、ミステリー好きには「おいおい……」と言われかねないとも思うんですか、
私、実は、超有名作アガサ・クリスティ『そして誰もいなくなった』を読んでないんです(汗)
まあ普通なら、「あっ、聞いたことある、有名な本だよね?」ぐらいのものだと思いますし、本に読まなきゃならないものなんて一般にはないとも思います。
でも、ちょっと、これミステリー好きとしては、読んでいないことが恥ずかしくなる感じで……
そろそろ、読まなきゃな、と思わされていたんです。
これ以外にも何冊か、「読まなきゃいけないのに、読んでないなぁ」というものがあって……
そのために、とりあえずはミステリー感を掴みたいといった目論見で、上の本を再読していたんですね。
というわけで、今回は、久々にミステリーを読んでいますという話でした。
紹介した本の中で、気になるものがあったら是非読んでみてください。
どれも、面白いです。
また、これから取り組みたい本に関しては、また記事にする機会があると思います。
その時はまた、よろしくお願いします!
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