お風呂という２人空間の話

「ママ〜きょう学校でね〜」お風呂で聞こえる娘の声。

ママという職業は本当に忙しい。朝起きた瞬間から仕事が始まる。ワーキングママだと尚更だ。

子供を学校や幼稚園、保育園に送ってから仕事。仕事を終えるともう夕方。そこから夕食の買い出し。帰宅し夕食を作り、片付け。子供をお風呂に入れて、寝かせる。時計を見るともう夜９時。

あっという間に一日が終わってしまう毎日。

考えてみると、平日に子供と過ごせる時間はどのくらいあるだろう。

私の場合、学童帰りの娘との時間はたったの３、４時間。１８時〜２２時まで。

学校で過ごす時間の方が、圧倒的に長いのである。

そんな毎日の中で、どこで娘とのコミュニケーションをとるか。それがお風呂時間。

お風呂はゆういつ何も考えず、ゆっくりできる空間。頭も心もリラックスできているから、余計な思考が入りづらい。娘の話も余裕を持って聞ける。

時間にして３０分程度だと思う。でも、１日離れて過ごした私たちにとっては貴重な時間。

子供が自分のことを話したいと思ってくれている時。どうか、少しでも子供との空間を大事にしてほしい。５分でも１０分でもいい。子供の話だけに耳を傾ける。携帯の手も止めて。

子供と過ごす時間は、思ったより短いのだから。