【詩】生きてる実感

何度も見てきた
この景色




















なんの疑問ももたずに
疑問すら与えられずに




















あたりまえのように
暴力を受けてきた
























身体もこころも
痛みつけられ続けた























自分のモノのように
扱われ



























自分の召し使いのように
指示され




















断る?






















そんな単語
知らなかった






















もうそんな思考は
停止してなかった



























感情も感覚も麻痺して
なかった























息が止まりそうになって
倒れたときもあった























なにもかもが
どうでもよくて

























絶望しかなかった





















生きてる実感もなかった

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