【詩】気配
暗闇に聞こえる
シルバーフィッシュの呻き声
銀色に光る魚の尾を震わせ
床に落ちた人の垢や髪を貪る
暗闇に聞こえる
ゴミ虫の衣擦れの音
人の心の奥底に棲む
汚いゴミを漁り
衣をつむぐ
シルバーフィッシュは溢れ
ゴミ虫の衣は膨れ上がる
調理した肉も
その生臭さは完全に取れず
鼻先に血生臭さが残り
屠殺された時の叫び声が
聞こえてくる
自由にならない手足
喉に詰まった声
誰か…誰か…
次の生贄を探して
闇を彷徨う
あいつの囁きは聞こえない
姿はまだ見えない
見つかる前に
光を探さねば
暗闇に聞こえる
シルバーフィッシュの呻き声
銀色に光る魚の尾を震わせ
床に落ちた人の垢や髪を貪る
暗闇に聞こえる
ゴミ虫の衣擦れの音
人の心の奥底に棲む
汚いゴミを漁り
衣をつむぐ
シルバーフィッシュは溢れ
ゴミ虫の衣は膨れ上がる
調理した肉も
その生臭さは完全に取れず
鼻先に血生臭さが残り
屠殺された時の叫び声が
聞こえてくる
自由にならない手足
喉に詰まった声
誰か…誰か…
次の生贄を探して
闇を彷徨う
あいつの囁きは聞こえない
姿はまだ見えない
見つかる前に
光を探さねば