【詩】陽気で妖気な歯車よ
毎日死んでもいいと思って生きている
それは不思議と生きる気力を与えてる
「死」が「生」の歯車を回すとは滑稽滑稽
数奇な運命の出会い
これは偶然か必然か
河童は私に微笑んだ
いと不気味にして小気味良い
死へと接近するチキンレース
その気になればいつでも終る
それが強さの糧となる
今晩は湿気った曇り夜
錠剤の空を捨てるのは
もう飽きてしまったよ
十三日目の決断
階段は何段目?
馬鹿正直は捨ててはならぬ
馬鹿になる相手をよく選べ
時には狡猾な道化となれよ
死が一歩ずつ確実に近付いてくる
その間際にお前は笑ってるかい?
笑って終われる生にしてくれな。