NAロータリースポーツカーでファミリーキャンプに行く我が家が厳選したアウトドアギアを紹介する
この記事は「マイスター・ギルド:夏のアドベントカレンダー2021」1日目の記事です。
こんにちは、マイスター・ギルドの服部です。
はじまりました、弊社マイスター・ギルド夏の風物詩、恒例のアドベントカレンダー。昨年うっかり夏にアドカレをやってみたら思ったより各所からご好評をいただきまして、味を占めた我々は本物と題して冬に2回目を実施、3回目の今回ともなればもう「恒例の風物詩」って訳です。いちど会ったらともだちで、まいにち会ったらきょうだいだっていうアレです(ドレミファ・どーなっつ)。
栄えあるアドカレ初日の枠をいただきましたので、面白そうな技術記事や、楽しそうな会社のことは後に控える皆様におまかせいたしまして、私は相変わらずどうでもいい趣味の話を書かせていただこうと思います。
アウトドアも好き、車も好き
外遊びが好きなので、休みの日は家でジッとしておれず、どこかしら自然の中で過ごすことが多いです。幸い子供たちも中より外が好きなので家族でキャンプ・デイキャンプによく行きます。どちらかというと昨今のキャンプブームに見られる「テントを飾って焚き火をして美味しいキャンプ飯を堪能」的なアウトドアではなく「川で魚を捕まえて山で虫を捕まえて田んぼでヘビを捕まえる」泥臭い方のアウトドアが好きです。
そして車も好きです。見るのも好きだし、運転するのも好きです。本当なら2シーターのライトウエイトスポーツカー(オープンなら尚良)に乗りたいのですが、家族がいるとなかなかそうもいきません。ギリギリのところで現在はMAZDAのRX-8というファミリーカーに乗っています。
このRX-8という車は魅力を語りだすと相当な時間を要してしまうのですが、少なくとも便利で乗り心地の良いそれではなく、件のアウトドアに関して言えば積載量がまったくお話にならないレベルでお粗末です。RX-8のトランク容量が約290リットルで、同メーカーの人気車種CX-5が約505リットルほどらしいので、およそ半分ほどの積載量です。そもそもそういった用途を考慮している車ではないので、積載量以外でもなにからなにまでアウトドア向きではありません。
このように相反する私の趣味趣向によって、我が家はアウトドアに出かける際も、極力モノは少なく、必然的に定番でシンプルでコンパクトなギアを揃えざるを得ないという大自然の中で窮屈な思い a.k.a 自業自得を強いられている訳です。
そんなどうしようもない服部家はどんな持ち物でキャンプに出向いているのか、(積載量を軸に)厳選したアウトドアギアをご紹介させていただこうという内容でございます。まさに旅の恥はかき捨てってヤツですね。
以下、ギア紹介の写真は自前のモノがなかったのでInstagramからお借りいたしました。私が撮るよりよっぽどステキなので大感謝です。
テント
スノーピーク:アメニティードーム(M)
もう説明する必要もないほどの定番オブ定番、キャンプをはじめる人が100人いたら108人くらいがファーストテントの候補に入れるでしょうランキング堂々の第1位。今でこそ各社から様々なテントが発売され、コスト面でも機能面でもかなり選択肢は広がったのですが、私が購入した数年前も今も変わらず、トータルバランスがめちゃくちゃ良いテントなので、なんだかんだ気に入ってます。とにかく「汎用的」なので公式でもサードパーティ製でもオプションが豊富だし、あれこれやりだすとかなり色々と仕込めるテントだな、と思っています。デメリットはキャンプ場で被ること。今日はスノーピークの展示会かな?ってくらい被ること。
タープ
ユニフレーム:REVOタープⅡ(M)
今はもう廃盤になっているかもしれません。遮光や撥水はしっかりしていて屋根として使用するには十分な性能です。REVOタープ最大の特徴でもあるその形状ですが、左右非対称になっているのでめちゃくちゃ張りにくいです。いや、張るだけなら簡単なのですが、キレイに張るのがかなり難しい。メイン/サブのポール4本と直接のペグダウンで数パターンの張り方が出来るので応用が効くのは良いところだと思います。林間サイトとかだと色々試せて面白いです。公式オプションのラックも便利ですし、愛着もあるので気に入ってはいますが、他のレクタ(長方形)タープの方が絶対使い勝手はいいのでオススメはしません。「オレだけの可愛いヤツ」をご希望ならそこそこオススメします。
チェア
ヘリノックス:タクティカルチェア
ヘリノックス:タクティカルサンセットチェア
こちらも説明不要のド定番。軽い、コンパクト、頑丈、そして座りやすい。子供らはタクティカル、大人はハイバックのサンセットチェアだと昼寝もお手の物。カラーはコヨーテで揃えております。
テーブル
コールマン:ナチュラルウッドロールテーブル
現在は廃盤。天板と足がバラせて、全て折り畳める/ロールできるのでファミリーサイズとしては比較的コンパクトに収納が出来ます。耐荷重も30キロほど、天板もウッドで硬いので少々雑に扱っても壊れないのが良いです。天板がアルミだと引っ掻き音が気になったりするのでウッドにしました。足の長さを調節するとハイとローの2段階で使えるので、便利です。
クーラーボックス
YETI:ローディ 20QT
シアトルスポーツ:フロストパック 25QT
YETIはコンパクトサイズのローディ20、この型も今は廃盤になっているかもしれないです。(使い方次第では)夏の1泊でも2日目にまだ氷が残ってたりするので保冷力はマジ半端ねえです。車の積載量問題で20QTサイズにしたけど、それだと4人家族1泊でギリギリなので、飲み物は別途で現地調達とかにしないと入りきらないです。ただ、高保冷力と堅牢なのは結構なんですが、如何せん重い。サブのつもりで買ったシアトルスポーツのソフトクーラーは保冷力こそイマイチですが、サイズ感や使い勝手はこっちの方が良くていつのまにかメインユースになってます。春秋頃の1泊ならギリギリソフトクーラーでなんとかなります。
コンロ
SOTO:デュアルグリル
ユニフレーム:ユニセラTG-Ⅲ
丸くどっしりしたフォルムに惹かれて購入したSOTOのデュアルグリル。網も鉄板も使えるし、調理機能も見た目もイケてるヤツなんですが、如何せん重い。生後2ヶ月の赤子くらい重さなので、なにかにつけて持ち運ぶのが面倒くさくなってスタメン落ち。現在のメイン、ユニセラは収納サイズがA4ほどで、厚みは少々ありますがめちゃくちゃコンパクト。一見すると心もとないサイズ感かと思いきや、家族4人で抜群に使いやすい。V字型で通気性が良く、セラミックパネルもついているので燃焼効率がめちゃくちゃ高いです。網のどの部分もしっかり使えるのでなんでもポンポン焼けます。全パーツバラせて水洗いできるのも便利。
コンテナ
アルバートル:マルチギアコンテナ(ソフト)
チェアもコンロも焚き火台も、その他ランタン、ナイフ、バーナー/ガスボンベ、レジャーシート、サブチェア(100均)など細かいギアも全部まとめてブチ込みます。座れたり、積み重ねたりとハードコンテナも便利なのですが、融通が効かないことが多くデッドスペースも出来やすいので、ギアコンテナは断然ソフトがオススメです。外側にはループがあるのでさらに細かいモノをぶら下げたり出来て、見栄えもアウトドア感が出るので持ってるギアの中でもお気に入りです。
シュラフ・マット
コールマン:マルチレイヤースリーピングバッグ
コールマン:テントエアーマット270
人数分のシュラフを持ち運ぶのが面倒くさくて、ファミリーサイズを使用しています。多少かさばりますが1つなのと、道中は圧縮袋で小さく出来るので助かっています。シュラフは封筒型ですが、サイドジッパーを開くと掛け布団になるので家族全員で雑魚寝しています。マットも270だとアメドMにピッタリのサイズなので重宝している組み合わせです。ただし10度以下に耐えうるスペックではないので冬は使えないです。でも、割り切って冬は暖房器具つきのコテージに泊まればいいので諦めています。
すべきは妥協ではなく工夫である
細かなところを書き出すとまだまだあるのですが、基本ギアはだいたいこんなところです。問題はここまでの荷物が例の車に積載出来るのか?というところなのですが、ギリギリ出来るのです。泊数によって着替えなどの量は変わりますが、シュラフ・マットはチャイルドシートの足元に詰め込むとギリギリ全てのギアを積み込むことが可能なのです。もうスキマも無いくらいピッチピチになって、低い車高がさらに沈んでしまいますが、NAロータリースポーツカーでもファミリーキャンプに行けるのです!
こうして改めて文字で書いてみて、ホントなにしてんだろう・・・と思ったのですが、たかが趣味されど趣味。好きなことで妥協をせず工夫をする、と言えばとても聞こえは良いのではないでしょうか。自分で書いてて笑っちゃいますけどねw。もしどこかのキャンプ場に積載量パツパツの赤いRX-8が停まっていたらそれはきっと私だと思いますので、どうかそっとしといてやってください。
投稿者: 服部アツシ(Twitter)
マイスター・ギルドでは珍しい非エンジニア。経営戦略室 室長、営業、ディレクション、広報、エンジニアさんのサポートなど兼務。社内外の色々なプロジェクトにちょこちょこと首を突っ込んでニコニコするのが仕事です。2児の父。好きなものはパンク・ハードコア。